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2009年12月

2009年12月 5日 (土)

新美南吉記念館9/2013年 南吉生誕100年

いよいよ「新美南吉記念館」シリーズもラストです。

案内人さんが着ていた服の背中に、

2013年 南吉生誕100年

とありました。

1913年7月30日生まれなので、もうじき100年です。

その頃またにぎやかになるのでしょう。

    

北の宮沢賢治 南の新美南吉

と評されたと、案内人の方が教えてくれました。

愛知県が南?とは思いますが、

すごい人が愛知県にいたんだなと思い、誇らしく思います。

    

記念館の中には「森信三」氏のコーナーがありました。

同じ半田市岩滑(やなべ)の出身者ということでありました。

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以上書いてきましたが、

参考にしてきたサイトを並べます。

※「新美南吉記念館HP」http://www.nankichi.gr.jp/

※「半田市立岩滑小学校HP」http://www.yanabe-e.ed.jp/

※「新美南吉」(管理人:はっとし_ぜろ)http://underzero.net/html/tz/sp03.htm

   

11月28日に新美南吉記念館に行ったおかげでいい勉強になりました。

次は9月下旬のヒガンバナが咲いている時に行きたいです。

新美南吉記念館8/養家へ/志もさんの写真

この土日は成績の仕事を進めたいところです。

しかし、新美南吉記念館に行った時のこともここに書きたい。

並行してすすめよう。

    

11月28日。

記念館を後にして、南吉の生家に行き、

次に養家に行きました。

南吉は、小学校2年生の夏に、実母りゑの実家に養子となります。

南吉は祖母(実母りゑの継母)の志もと2人暮らしとなります。

苗字も「渡辺」から「新美」になります。

南吉にとってはさびしい日々だったようで、

12月に生家にもどり、再び養家で暮らすことはなかったそうです。

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室内には、南吉の作品「ひらがな幻想」の版画がふすまに貼られています。

飯野農夫也(のぶや)さんという方の作品だそうです。

この部屋で、浅野温子さんが南吉の作品「」を朗読し、

それがNHKで放映されたそうです。

(2007年11月2日東海地方/2008年2月24日全国放送)

その時には、私の興味関心が新美南吉に向いていなくて、見逃しました。残念。

   

案内人の方が、最近見つかった志もさんの写真を見させてくれました。

記念館のHPにも紹介してありました。

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昭和27年頃の撮影。

志もさんは、昭和36年に亡くなっています。

南吉は作品の中で、

「私のひ弱な子供心をあたゝめてくれる柔い温ものをもっていなかった」と書いているそうです。

作家の身のまわりにいる人はつらいですね。

こうやって作品の中に、作家の主観が残ってしまいます。

森鴎外も、上司のことを作品の中でひどく書いています。

たまったものではないです。

「新美南吉記念館だより」(113号)より引用。

4歳で生母りゑを亡くした渡辺正八(南吉)が、

血のつながりのない祖母(りゑの継母)である志もの養子になったのは

大正10年7月、8歳のときのことでした。

新美家での生活は半年間だけでしたが、

このとき味わった孤独は、南吉にとって生涯ぬぐいがたい影を残したようです。

そのため、私達もつい志もに対しては温かみのないイメージを抱きがちです。

しかし、実際の志もは、すでに『南吉おぼえ書』(神谷幸之著)で紹介されているように、

働き者で人当たりの良い、それでいて芯は利口な人だったようです。

今回、あらためて岩滑新田で彼女のことを尋ねても、

「利口でなんご(誰にでも親切で人当たりが良い)な人」

「近所の嫁姑の争いにも仲裁に入る人」

「子どもが(新美家の)山桃の実を採りに行くと木に登って採ってくれた」といった話が聞かれました。

また渡辺家に戻した南吉に対しても、学費を援助したり、

亡くなる前には看病に通ったりするなど、養母としての気づかいを見せています。

   

そういう人だったのでしょう。 

「噛むこと」/学校保健委員会終了

金曜日の5時間目に学校保健委員会を計画しました。

一生懸命にやって、終われば「お休み」という状態を考えました。

実際、昨日(12月4日)終った後は、しばらく放心状態だったし、

晩はすぐに寝てしまいました。

   

参加者は4~6年生と保護者。

場所は体育館。

内容①10月28日~12月4日に行った「噛むカム運動」の成果発表

   ②噛むことに関するクイズ会

   ③噛む力の判定/リンゴの丸かじりができるかどうか。「リンゴの丸かじりは、天然の歯ブラシ」

    /判定ガム

   ④かみかみセンサーの紹介「1回の食事の噛む回数の目標は1000回」

   

クイズ大会では「早押しピンポンブー」を使いました。

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2008年の春の講座で土作彰先生から教えてもらった器具。

さっそく買って、授業で使っていました。

授業でもだけでなく、大きな集会でも役立つことが証明されました。

   

リンゴの丸かじりは好評でした。

聞いたところ1/3の子が丸かじり未体験でした。

保健委員会の会場で丸かじりに挑戦できた子は5人のみ。

家に帰ってやってみたいと思った子が多かったので、

しばらくは丸かじりが流行するかな。

  

判定ガムは「ロッテ キシリトール 咀嚼力判定用」と言います。

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2分間噛んで、緑色だったガムの色が、赤色に変わればOKです。

今回15人の子どもが挑戦しましたが、

全員が赤色に変わりました。

私はここで注文しました。

「はぶらしや」http://store.shopping.yahoo.co.jp/haburashiya/h00016.html

    

かみかみセンサーは、これから毎日、クラスを移動して使うことになりました。

給食で1000回以上噛む体験をしてほしいと思います。

    

子どもたちが会の後に書いた作文に目を通すと、

伝えたかったことは伝わったと思います。

その点では成功だったと思います。

しかし、大きな失敗に、会場の片づけの時に気がつきました。

校長先生のお話

を忘れていました。司会者の私のミス。

まいった~。

後で謝りに行きました。

校長先生は笑って許してくれました。恐縮。   

2009年12月 4日 (金)

うた時計/「清廉潔白の廉だよ」

最近、新美南吉の「おじいさんのランプ」を読み直し、

そのドラマチックな展開にジーンときました。

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半田池の周りにつるした50余りのランプと、

それを石で割ろうとする巳之助。

昔、映画も見た覚えがありますが、

映像の似合う場面だと思いました。

  

   

上の本には他に3つの話が収められています。

そのうちの「うた時計」は涙して読みました。

  

「坊、なんて名だったっけ。」

「清廉潔白の廉だよ。」

   

この辺りの会話でこみあげてきてしまいます。

   

少年は老人の手に二つの時計をわたした。

うけとる老人の手はふるえて・・・・・

   

手は正直です。老人の本心に触れ、胸が熱くなります。

こんなこと書いても、未読の方にはわけわかりませんね。

たった20ページの短編を職員室で仕事の合間に読みました。

本で読むのもいいですが、

このサイトでも読めます。

※「青空文庫」http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/1753_18682.html

朗読も聴けます。

※「O-HANASHI NET」http://www.o-hanashi.net/index.php?blogid=1&tag=67+103+67

少しの時間で大丈夫。

まだ未読の方は、この週末にいかがですか。

薦めたい「リンゴの丸かじり」

今日(12月4日)、第2回の学校保健委員会があります。

テーマは、今回も「噛む」です。保健主事ですから、計画を立てました。

    

・10月28日から毎日行ってきた給食に全校でやってきた一口30回噛む活動の成果発表。

・噛むことに関するクイズ。

・噛む力の測定。判定ガムの利用。リンゴの丸かじりに挑戦。

・かみかみセンサーの紹介。年度末まで、毎日一人装着して記録を残します。

こんな内容です。

   

最近の子どもは噛む力が弱く、口も大きく開けれない。

したがってリンゴの丸かじりができない。

「そう言われているけど、だれか挑戦しますか」と聞いてみようと思っています。

リンゴは5つ用意しています。

希望者が多い時はジャンケン。

   

裏を返せば、リンゴの丸かじりを日々することで、

噛む力がアップして、口も大きく開けることができることになります。

お薦めです。

さらにリンゴの丸かじりは「自然の歯ブラシ」と呼ばれるそうです。

次のサイトにこんな文章がありました。

※参考「果物豆知識」http://www.town.niki.hokkaido.jp/fruitpark/mamechisiki2.htm

   

(リンゴの)成分のアップルフェロンは歯に虫歯菌をつきにくくし、

虫歯予防になるという報告があります。

育ち盛りのお子様におすすめしたいのが、りんごの丸かじり。

丸かじりは歯のすき間にたまった歯垢を取り去り、

歯を清潔に保つ歯みがき効果があります。

また歯や歯ぐきを丈夫にするだけでなくアゴの発達を促します。

アゴの発達が遅れると永久歯の並びにも影響を与え、

そこから様々な病気へと発展してしまいます(顎関節症、肩こり、頭痛など)。

噛む力が弱まりアゴが小さくなっている現代っ子、

りんごを毎日食べてしっかりとした歯の育成と健康づくりを。

欧米では「自然の歯ブラシ」とも呼ばれています。

育ち盛りのお子様だけでなく、老若男女を問わず、食後のデザートにいかがでしょうか?

    

しっかり薦めたいと思います。

    

牛乳を噛む理由が間違っていました

かみかみセンサー使用2日目(12月3日)。

今日はS君が装着して給食を食べました。

最初から意欲的に噛み、あまりしゃべらずに黙々と噛んで食べていました。

牛乳も口に含んで噛んでいました。

これは昔からよく言われてきました。

   

「牛乳は噛んで飲め」

   

理由は、唾液が混じって消化によいと思っていました。

念のため調べたら、違いました。

次のサイトにこう書いてありました。

※参考「雑学事典の小部屋」http://www.union-net.or.jp/cu-cap/gyuunyuuha.htm

  

牛乳が好きな人であろうと嫌いな人であろうと、

小さい頃から「よく噛んで飲め」と言われてきたのではないだろうか。

なぜ噛んで飲むのか、

と問うとそれは牛乳を噛んで飲めばその時間唾液と混ざり合って消化がよくなるからと言われる。

ずっと信じている人には申し訳ないが、この答えは間違い。

牛乳は唾液と混ざっても消化は促進されないのである。

牛乳の消化には、ラクターゼという酵素が必要なのだが、

その酵素があるのはなんと小腸の部分。

正確に言えば十二指腸から空腸という部分の上部まで。

そこにしかラクターゼはない、もちろん唾液の中にも無い。

よく噛んだから、唾液と混じったからといって、牛乳の消化はないのである。

どこでどういう風に変わったのかはわからないが、

そもそも噛んで飲むと冷えた牛乳の温度を体温近くまで上げることが出来るので、

冷たさによって腹をこわすことを避けるという効果がある。

また、少しずつお中に入れることでラクターゼが働きやすくなる、というわけである。

   

いかん、昨日「唾液が混じって消化にいいよ」と言ってしまいました。

今日は訂正しておこう。

   

そうそう、S君の噛んだ回数は1350回。

目標の1000回越えを達成しました。

お菓子「かえるのたまご」

医者に見てもらったおかげでしょう。

腰痛の回復は早く、昨日(12月3日)自転車通勤が復活。

ありがたいことです。

    

子どもの日記に変わった名前のお菓子が登場しました。

   

かえるのたまご

   

どんなお菓子なのだろ。

ヒキガエルの卵のように、

寒天質の長い帯の中に黒い粒がある状態が浮かびました。

好奇心をそそるお菓子の名前です。

日記を書いてきた子に、売っているお店の名前を聞いて、

昨日の夕方、勤務時間終了直後に買いに行きました。

これが「かえるのたまご」

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グミです。これはソーダ味。コーラ味もあります。

コーラ味はもっと黒っぽい。

メーカーは丹生堂本舗。

1個10円。

球形で微妙に中に模様があります。噛むと弾力を感じます

その辺りに生物性を感じます。

「かえるのたまご」か・・・・・もっとリアルなものを想像していましたが、

リアルでは売れないのでしょう。

20個買って、職員室で他の先生たちと味わいました。

2009年12月 3日 (木)

企画展11/「ソメ」 かかしの異称

今まで市内の民俗資料館について何度か書いてきました。

ラストは11月24日のこの投稿。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/11/post-0f61.html

投稿の最後にこう書きました。

  

もう一つ企画展のことで書きたいことがありますが、

そのためにはもう一度民俗資料館に行くか、

電話で尋ねないとだめなので、後日書くことにします。

田んぼの鳥よけのために、人間の服を置いておくことを、

何とかと言ったんだよなあ。メモをしてこなかったことが失敗です。

   

12月2日に再び民俗資料館に行ってきました。

田んぼの鳥よけのために、田んぼの傍らに、

「人の汗のしみついた古衣」を棒にひっかけておきました。

このことをカタカナ2文字で表していました。

すぐにメモをしていなかったので、

このカタカナ2文字を忘れてしまいました。

やはりメモは大事です。

2回目に訪れて、確かめました。

  

「ソメ」

と言うそうです。

これはこの地方独特の言葉なのか。

何を意味するのか。古衣のことを指すのか。

そんな疑問を持ちました。

調べてくれる人がいました。

広辞苑に「中部地方のかかしの異称」とありました。

そうか、かかしのことをこう言っていたのかあ。

満月/かみかみセンサーが始動した日

昨晩(12月2日)は、満月でした。

晴れていて、空気がすんでいたため、とてもまぶしい満月でした。

次の満月は、2010年1月1日の朝なので、

昨晩の満月が、今年最後の満月になります。

    

12月2日は私にとって記念すべき日になるかも。

なぜなら、以前からこのブログで話題にしていたかみかみセンサーが届き、

初めて使ってみた日だからです。

※かみかみセンサーの映像

http://www.nittokagaku.com/kamikami/kamikamidvd.htm

クラスで、「かみかみセンサーをやってみたい人」と言って立候補させ、

ジャンケンをしました。

1番勝ったT君が、給食で装着。

638回噛んで、給食を終えました。

1回の食事の目標回数は1000回だそうで、少し足りませんでした。

でも噛む回数がすぐにわかるかみかみセンサーの威力は大きいです。

噛むことへの意識がうんと高まります。

    

卑弥呼の頃の食事では、3990回くらい噛んでいたとのこと。

すごい数だと思います。

今日はS君が装着。明日はM君。

1000回突破に燃えています。

2009年12月 2日 (水)

1400本目の投稿/腰椎の椎・椎の木の椎

日曜日に腰痛が発症した時は、痛くて、立つのも歩くのも困難でした。

それを思えば楽になりましたが、

早く治したいので、昨日(12月1日)病院に行きました。

診断は、「第5腰椎(ようつい)分離症」でした。

不謹慎ですが、ちょっと恰好のいい病名だなと思ってしまいました。

腰椎とは脊椎(せきつい)の一部。

脊椎は頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎からできています。

興味があるのは、ここに「椎」が使われていることです。

何を隠そう、もちろん御存知、これは「椎(しい)の木」の「椎」でした。

こんなところで椎の木に出会えたなんて。

   

2010年に常用漢字が改定される模様で、

「椎」の字も常用漢字に組み入れられる予定だそうです。

不思議なことに、「椎」は「ツイ」という読みのみで組み入れられます。

「シイ」の読みは常用漢字として認められていません。

今まで常用漢字は、漢字自体が選定され、読みなどは関係ないと思っていました。

そうではないようです。

   

来年は、常用漢字が改定されて、新常用漢字が誕生する予定の年。

ちょっと騒がれそう。

    

のように、医学関係の漢字が大量に常用漢字入りです。

たとえば、次の青字がそうです。

潰瘍、脳腫瘍脊椎、脳梗塞臓、耳鼻咽喉科、

骨、頭骨、液、乳

常用漢字に選ばれたら、もっと身の回りで見かけることになるでしょう。

今まで「だ液」という表記をよく目にしていましたが、

これからは「唾液」と漢字表記が当たり前になってくるかな。

    

たらたら思いつくままにうちました。これが1400本目の投稿。

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