うた時計/「清廉潔白の廉だよ」
最近、新美南吉の「おじいさんのランプ」を読み直し、
そのドラマチックな展開にジーンときました。
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半田池の周りにつるした50余りのランプと、
それを石で割ろうとする巳之助。
昔、映画も見た覚えがありますが、
映像の似合う場面だと思いました。
上の本には他に3つの話が収められています。
そのうちの「うた時計」は涙して読みました。
「坊、なんて名だったっけ。」
「清廉潔白の廉だよ。」
この辺りの会話でこみあげてきてしまいます。
少年は老人の手に二つの時計をわたした。
うけとる老人の手はふるえて・・・・・
手は正直です。老人の本心に触れ、胸が熱くなります。
こんなこと書いても、未読の方にはわけわかりませんね。
たった20ページの短編を職員室で仕事の合間に読みました。
本で読むのもいいですが、
このサイトでも読めます。
※「青空文庫」http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/1753_18682.html
朗読も聴けます。
※「O-HANASHI NET」http://www.o-hanashi.net/index.php?blogid=1&tag=67+103+67
少しの時間で大丈夫。
まだ未読の方は、この週末にいかがですか。
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