2016年7月10日 (日)

「情報」の語源

 

今日は7月10日。

  

まだ終わっていないけど、忙しい1学期でした。

このブログの更新数が伸びない。

タブレット部会のブログも、学校HPも、更新数が伸びない。

とにかく発信数が少ないのは、自分にとって辛いところ。

日々面白いことはあるのに、書きとめずに流れて行ってしまうのが

とっても残念、無念。

少しは余裕ができる夏休みに立て直したいですね。もう少し。

  

  

忙しくても見ているのが、番組「英雄の選択」です。

1月28日放映「英雄たちの選択 知りすぎた男たちの挑戦 

渡辺崋山と高野長英の決断」より。

  

書きとめておきたかったのは平野啓一郎さんの発言。

Rimg9229  

こんなことを言っていました。

Rimg9228

「情報」って言葉は、近代になってからの言葉ですけど、

もともと「敵情報告」っていう言葉を省略して

「情報」という言葉になっているんですけど・・・・

   

勤務校で情報教育主任を務めていて、

日々情報に関する仕事をしていると、

このような発言が気になりました。

もう少し調べてみたら、次のサイトに参考にあることが書いてありました。

Project FKDのホームページ 「情報とは」

  

1.小野厚夫氏や野口康夫氏の調査(注記)では、

  「情報」は日本で造られた言葉とのことです。         

2.明治の初め、政府はフランスやドイツを教師として

  日本の軍事組織を作り上げていました。

  1876(明9)年発行の翻訳軍事書に初めて

  仏語renseignementの訳語で「情報」が現れたといいます。

  当時、敵地へ斥候やスパイを派遣して地勢や敵の情勢を調査し、

  結果を報告していました。         

3.この「敵状報告」「敵情報告」の真ん中の2字を取り、

  「状報」「情報」になり、これが、「情報」に統一され、

  独語nachrichtもinformationも情報に和訳されたといいます。

  この軍事用語の情報が1930年代から、

  世間一般に広く使われるようになりました。

注記:(1) 野口靖夫「情報という言葉と遊ぶ」学士会報2001-1 

    (2) 小野厚夫「明治9年、情報は産声」日経新聞1990-9-15

  

1876年だから、「情報」が使われてから

まだ140年しか経っていません。

江戸時代には存在しなかった言葉なのですね。

今ではとても重要な言葉になっています。

できた時とはちがう意味ですけどね。

  

  

同内容でタブレット部会のブログにも投稿しようと思います。

今日は発信しているぞ。

  

2016年7月 3日 (日)

「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」その3

  

今日は7月3日。

 

先日、地域の会に出席したら、

高校以来の同級生に会いました。

お互いに老けた?

「白くなったね」と頭髪を見て言われました。

「そんなに白い?」

「うん、白い」

向こうの方が老けたと思いきや、先にそう言われてしまいました。

その晩は、髪を染めました。見栄っ張りです。

  

  

前投稿に引き続いて「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」

(中野信子著/セブン&アイ出版)からの引用です。

  

優秀な人が、リーダーに選ばれるとは限らない

(中略)

「支配性が高い」とは、ほかの学生を恫喝するなどの

行為をしていたわけではありません。

最初に発言をしていたという、とても単純なことでした。

ほかの特徴として、確信に満ちた様子で話す傾向がありました。

つまり、「実力がある人」よりも、「確信のある人がリーダーになる」

のです。 (39p)

  

「能ある鷹は爪を隠す」ではありませんが、

彼は「爪をどう隠すか、いつ爪を見せるのが効果的か」

ということを、いつも考えていたのです。

自慢話やひねりのない自己アピールに終始する人が多い中で、

効果的に能力をアピールすることができれば、

周囲からスマートな評価を得られることでしょう。 (47p)

  

「豊かな人脈」が自分をより輝かせる

(中略)

輝いている周囲から思われている人は、

必ずと言っていいほど、豊かな人脈を持っています。

それは、天才だから、美人だからということだけが

理由ではありません。

誰でも「もともとすごい人」ではないのです。

良い人材を集め、良い友人を惹きつけるために、

人の何倍も、何十倍も心を砕いています。

良い人材にとって、魅力的な自分であり続けるための努力を、

決して怠らないのです。 (48p)

 

やらないことを決めると、やるべき目標が達成しやすい

(中略)

期限が決められた目標を達成するには、

できるだけ「やること」の数を減らし、

余った時間や労力を「やるべきこと」に回す必要があります。

「やらないこと」を決めておかないと、

目標達成のために「やること」がどんどん膨れ上がり、

1日24時間ではとても足りません。

やろうと思っていても挫折してしまった・・・というのは、

怠惰だからではなく、やることがどんどん増えた結果、

できなくなってしまうからなのです。 (53p)

これってあるよなあ。

通知表を書かなければならないのに、

こうやって道草している自分。

  

勝負をする場所を変えることで、「運」を引き寄せる

ひとたび勝ちが出ると、その勝ちを生かして勝負ができるので、

次はより勝ちやすくなります。

同じように、一度負けた人はその後も負けやすくなる。

差はどんどん開いていく。

つまり、運が良い人とは”勝ちグセがついている人”で、

運が悪い人は”負けグセがついている人”とも言えます。 (55p)

  

なるほどと思って読みました。さらに続きます。

  

その負けグセを断ち切るには、知能を伸ばすこと。

知能と言っても、「地頭」と呼ばれる非言語性知能と、

知識や経験によって伸びる言語性知能があります。

その言語性知能のほうを伸ばすのです。

具体的には本を読んだり、人と会って知識や知恵を吸収する。

運を引き寄せるため、まずは勝負に勝つ力をつけるのです。

(55p)

  

知識や知恵の吸収は、運を引き寄せるため。

う~ん、そうなんですね。

回り道に思えるけど、大事なんだ。

それならそれでいい。今の自分の生き方は悪くない。

さらに続く。

  

もっとおすすめの方法は、勝負する場所を変えること。

環境そのものを、変えること。

環境そのものを、自分が運を発揮できる場所に変えてしまうのです。

そこで頑張っても無駄な努力に終わる可能性を感じたら、

自分の適性を考えるのです。

例えば、仕事を変える。

あるいは、部署やポストを変えてもらうように働きかける。

そこまでしなくても、しゃべることより聞くことに適性があると思えば、

営業や商談ではできるだけ聞き役に徹する。

あるいは、自分で仕事をガンガン取ろうとするプレーヤーではなく、

仕事をできる限り部下に任せて、

その管理や調整をするマネージャーに徹するなどです。 (55p)

  

参考になります。

仕事も部署も変えることは簡単にはできませんが、

得意なこと苦手なことは判断して、

得意なやり方に持って行くことはできます。

それは実践してみよう。

  

今回は以上です。

また後日の投稿で引用します。

  

  

2016年6月30日 (木)

「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」その2/来年「バベルの塔」来日

 

今日は6月30日。

帰宅して夕飯を食べながら新聞を見ていたら、

この記事を見つけました。

Epson685 (2016年6月30日朝日新聞朝刊)

  

「バベルの塔」には以前少々興味を持ちました。

ここでも道草 「バベルの塔」1(2014年4月14日投稿)

実物を見に行きたいですね。

将来の楽しみが一つ増えました。

  

  

それでは・・・・

前投稿に引き続いて「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」

(中野信子著/セブン&アイ出版)からの引用です。

  

人の悪口を言うと、「ブーメラン効果」によって、

悪口を言った自分の評価まで下がると言われていますから、

人の悪口はこらえる。

その代わり同じ噂話をするにしても、誰かをほめるという戦略です。

すると今度は、人は直接ほめられるよりも第三者を介して

ほめられたほうが嬉しいという「ウインザー効果」により、

あなたの株が上がるかもしれません。 (33p)

  

「ウインザー効果」に興味あり。

調べました。

次のサイトのこの図はわかりやすいです。

Photo  

説明文を一部引用します。

直接情報を伝えられる場合は、

情報について想像の余地が少ないが、

第三者を介して情報を伝えられた場合、

想像の余地がある隠された部分、

つまり、C氏以外のソーシャルグラフ上にも

情報が広まっていると想像してしまうことが考えられる。

このように、想像が際限なく沸き起こることによって、

ウィンザー効果が起こり、第三者からの情報は

多くの人が共有している情報と捉えられることで、

重要性を増すことが考えられる。

モデルでは、第三者であるC氏から情報を伝えられることで、

A氏の想像力が働いて、B氏のA氏に対する噂・評判が

多数の人に広まっていると考えている。

また、D氏やF氏からも情報が得られた場合には、

広く共有されている情報として重要性を増すと共に、

信憑性も更に高まるだろう。

  

すごいなあ、こうやって分析してしまう人がいるのですね。

勉強になったけど、今晩はここまで。おやすみなさい。

2016年6月28日 (火)

「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」その1

 

今日は6月28日。

  

「英雄の選択」で何度も登場している中野信子さんは、

注目の脳科学者です。

中野さんの本を初めて読みました。

 

「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」

(中野信子著/セブン&アイ出版)です。

  

この本からの引用です。

  

脳の特徴やクセを理解して、うまく活用することができれば、

決して変わらないと思っていた自分自身や

自分の生き方を変えることも可能になるのです。 (6p)

  

忘れっぽくて困る、記憶力に自信がないという人は、

実は「記銘」や「保持」には問題はなく、

「想起」するところがうまくいっていないだけ。

授業で受けたこと、会ったことがある人の名前が

思い出せない場合は、

「想起」のプロセスに弱点があると考えられます。

この場合も、五感をうまく使って覚えることで、

記憶にタグづけがなされ、うまく想起されやすい形で

記憶を操ることができるようになります。 (9p)

※「記憶力」ではなく、「想起」に問題あり。

ならば工夫ができそうです。

  

海馬に大事な記憶と判断させ、保存してもらうためには、

口に出すなど感情を動かすことが重要です。

また、記憶した後に手で書いたりパソコンに打ち込んだりして、

アウトプットしましょう。

すると記憶は定着され、忘れにくくなります。 (11p)

※まさに今やっているブログへの投稿は、

私にとって大事なアウトプットです。

  

テスト前にはちゃんと寝たほうがいいのです。

睡眠中に忘れにくいのは、他の情報があまり脳に

入ってこないため。

記憶が妨害されないためであると言われています。 (13p)

寝たほうが記憶にはいいとはわかっているけど、

あまり寝てられない。

  

男性と女性は、脳の構造自体が違います。

女性は「左上側頭回」が男性より大きいと言われています。

おしゃべりをしてコミュニケーションを取ることが、

男性よりも得意なのはこのためです。

そもそも違う脳を持っているふたりが愛し合えることが不思議なこと。

男性と女性は違う生き物だと認識して、

「違う生き物だから理解してもらえなくて当たり前」だと思えると、

ちょっとしたことで苛立つことも減るのではないでしょうか。 (21p)

※この男性と女性の脳の違いについては、

5月28日放映の「世界一受けたい授業」でも中野信子さんが

解説してくれています。

この本の引用がすんだら、次はこの番組の引用を予定しています。

  

(女性は)不安になりやすい傾向にあります。

安心感をもたらすセロトニンは男性は150以上作れるのに対し、

女性は100しか作れないからです。(中略)

女性が求めるのは、長く安心して付き合える男性です。 (22~23p)

  

女性の場合、ストレスが溜まると無性に甘いものが欲しくなったり、

「やけ食い」に走ったりします。

実はこれ、女性の脳はセロトニンの分泌量が男性に比べて

少ないということが、原因のひとつです。

甘いものや肉などを食べると、少し気分が和らぐ効果があるのは、

これらの食べ物がセロトニンの分泌量を

多くするから考えられています。

食べること以外にも、ゆっくりお風呂につかったり、

温泉に行ったりするのも、同様にセロトニンの分泌量を

増やすとされています。 (27p)

※男性はストレスがかかると「孤独」に走り、

ひとりになっていろいろ考えたりする時間を欲するそうです。

「真逆」だと中野さんは表現していました。

  

不快な感情と戦い、克服してきた個体ほど生命力が強く、

生き延びてきました。

嫉妬、妬み、羨ましさを感じるというのは、

それだけ生きる力があるということ。

それらの感情は、個体を強化するチャンスなのです。 (30p)

※「生きる力」があるという表現は救われます。

  

今晩はここまで。

まだまだ序の口。

  

土曜日の講演会の話/マッチング

 

今日は6月28日。

今日も動くぞ、いろいろ。

  

前投稿に引き続き、木村玄司(きむらげんじ)さんのお話から。

  

〇エモーチョン(感情)はモーション(動作)から来る

 ・感情の変化が体の変化をもたらすだけでなく、

  逆の体の変化が感情の変化をもたらす

 ・「声、呼吸、表情」などを変えることで、

  「よしやるぞ」「気にしない」「ワクワク」「ハッピー」といった感情を起こせる。

 ・たとえば、口元(口角こうかく)を挙げることで明るくなる。

  

〇メラビアンの法則

 ※これについては以下のサイトから引用します。

 コトバンク メラビアンの法則

 

 メラビアンの法則

 アメリカUCLA大学の心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。
 
 人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、
 
 またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念。
 
 メラビアンが提唱する概念において、初対面の人物を認識する割合は、
 「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、
 
 「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、
 
 「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。
  
  
〇マッチング

 ・「一緒だ」と思うと信頼関係が生まれる。、

 ・わかりやすい例だと、野球ファン。お互い阪神ファンだとわかると親しくなれる。

 ・相手と同じ格好をしながら聞いたり話したりするのも有効。

  懇談会でも利用できる。

 ・話をするスピードも相手に合わせる。

  

〇人にはタイプがある。※自分はどっちだ?

 「インターナル」 自分で考えて行動するとやる気が出る

 「エクスターナル」 言われると安心し頑張って動ける人

  
 「ムーブ」喜びを求めて行動する
  
 「ムーブアウェイ」痛みを避けるために行動する
  
  
〇いつ何時何があるかわからない 
 ※木村さんは自分の子どもの大けが、教え子の交通事故死を体験して、
 いつ何時何があるかわからないということを感じたそうです。

 何かあっても悔いが残らないように、やりたいことをやろうと心に決めて、

 教師を辞めて独立したそうです。

 この気持ちはよくわかるし、心がけていることでもあります。

 でも教師を辞める発想はなかったなあ。

  

  

以上が土曜日に聴いた木村玄司さんのお話の印象に残ったものです。

直前まで行くことを忘れていた講演会でしたが、

行ってよかったです。

最近読んだ中野信子さんの本とも共通しているところがあって、

より知識が深まりました。

次は中野信子さんの本からの引用をしようかな。大量ですが・・・。

  

  

今日はどんなことが起こるかな?

 
 

2016年6月27日 (月)

土曜日の講演会の話/異色の元中学校教師

 

今日は6月27日。

  

土曜日に、木村玄司(きむらげんじ)さんという方の

講演会に参加して、話を聞きました。

地元愛知県の出身で、11年間中学校に勤めてその後独立。

2014年から教育講演家として活動を始めたそうです。

2015年からブレインコーチという肩書きのもと、

本格的にコーチング事業を展開しているという

教師を30年以上やっている身としては、

異色に映る木村さんにとても興味を持ちました。

  

そしてたくさん教えてもらいました。

  

箇条書きで書いておきます。自分の血や肉になるように。

  

〇「NLP」・・・※初めて聞いた言葉

 木村さんここで学んで独立したようです。

〇「NLP」とは?

 Neuro-Linguistic Programmingの略。

 日本語訳で「神経言語プログラミング」

 ※説明は難しいので、ここを参考にしてみてください↓

 ビジネス心理学 仕事や恋愛で使えるNLPとは?|世界一わかりやすい説明

〇「全ての人にコーチは必要だ」(ビル・ゲイツ)

 自分では見えないことを見て、アドバイスをもらうコーチ。

 スポーツの世界では当たり前だけど、

 それ以外では普通ではない日本。

 ※でもビル・ゲイツさんの言葉のように、コーチを得ることで

 人生がうまくいくことがあるようです。

 そしてコーチをいう仕事も成り立つ。

 日本もそういう国になってきたのかな?

  

〇楽しいことを考えている時に、

 次はこうやって行こうと意欲が高まるし、

 ひらめき具合が高まる。

 ※「ひらめき」を重視している自分としては、貴重な話。

  

〇どんなことを学ぼうかと思うことで、頭にアンテナが立ち、

 情報を得やすくなる。

 ※このことを期待するなら、

 授業の最初に今日の目標を掲げる理由になる。

  

〇一方的に話していたら、相手に残るのはたった5%。

 相手から聞いたりして巻き込んでいかないと話は伝わらない。

  

〇聞いたことを記憶に残すにはインプットよりもアウトプット。

 聞いたことを書き出したり、誰かに教えたりする。

 ※まさに今やっていること(ブログに書き出す)が大事です。

  

〇オープンマインドで取り組みましょう

 「知っている」「やっている」「できている」と思った瞬間に成長は止まる。

 ※身近な子どもたちがよく発する言葉。どうにかしたいです。

  

〇吸収した知識のレベル

 ・知識レベル・・・知っている段階

 ・感情レベル・・・知ってやってみたいと思っている段階

 ・肉体レベル・・・実際に行動に移している段階

  

〇人生の質=感情の質

 やる気満々→行動がどんどんできる

 やる気がないと、面倒くさくなり行動ができない。

 どのような感情に支配されているかで、

 考えることも行動も変わってくる。

  

〇「言葉の力」

 肩まで横に上げている腕を他の人が上から押す実験

 「できる、できる」と連呼して腕を下げないようにすると下がらない。

 「できない、できない」と連呼していると下がる。

 ※これは以前にも体験した実験。

  

〇脳は自分と相手の区別がつかない。

 悪口を言うと自分の返ってくる。悪影響を自分に与える。

 悪魔の言葉・・・「無理」「できない」「ウザイ」

   もし相手に向かって言ってしまったら、

   「・・・・ていうのはウソ!」とつけたす。   

  

今朝はここまで。次の投稿につづく。

 

2016年6月26日 (日)

「アメリカ人が伝えるヒロシマ」を読む その2

  

今日は6月26日。

 

前投稿に引き続いて

「アメリカ人が伝えるヒロシマ」

(スティーブン・リーパー著/岩波書店)から引用します。

  

幼少期は日本で過ごしましたが、7歳から青年期にかけては

アメリカで育ちました。

37歳で来日するまでは普通のアメリカ人でした。

「普通の」とは「ヒロシマ・原爆・平和」というキーワードに

特別な関心はなかったという意味です。

(3p)

  

原爆投下は自国で起きたことではないし、

犠牲になった多くの人は日本人だから、

「普通のアメリカ人」はそうなのでしょう。

こうやって書かれてみて、そのような実態だと知りました。

  

さらにスティーブン・リーパーさんの

次のような文章も興味を持ちました。

来日したさんは、1985年当時、

広島で自動車業界のコンサルタント・翻訳・通訳の仕事をしていました。

  

今、考えると恥かしいのですが、

当時の私は広島にいるのに原爆資料館へ

自ら足を運ぼうとは思いませんでした。

友人に連れられて入ったことはありましたが、

完全に「落とした側」からの視線でしか見ていませんでした。

街が激しく破壊されたこと、想像を絶する熱風、

放射能の恐ろしい影響、いずれも、「受けた側」の苦しみについて

考えることができなかったのです。

後に、私はその経験から、

人間の思考についてあることを学んだような気がします。

「人間には、他者の苦しみは知っていても、

その苦しみを思いやることを拒否する一面がある。

それはその人が生きていくために必要な能力かもしれない。

しかし、とても危険であり、恐ろしく悲しい能力でもある」と。

人間の、こうした負の能力は誰にでもあります。

たとえば、アフリカで多くの人が飢えて苦しんでいる現実を

私たち(特に先進国)は知っています。

内戦などで不条理に多くの人が命を落としている現実も

私たちは知っています。

しかし一方で、私たちは平気でぜいたくな食事を口にでき、

レジャーなどを楽しみに生きていくことができます・・・・。

そして、こうした感覚の延長線上に、「戦争」という行為までもが

可能になるという構造があります。

人間とは?戦争とは?を考えるとき、

こうした人間の心の実相を知っておくことも大切だと思います。

(5p)

  

アメリカ人の元広島平和文化センターの理事長経験者の

気づいたことは貴重です。

  

  

オバマ大統領のプラハでの演説についても書いています。

  

オバマ大統領の就任があり、

(核廃絶に)希望を持てるムードが表出します。

オバマ大統領は2009年に、プラハで核兵器廃絶に向けた演説を行い、

大きなニュースになりました。

一番の核保有国のリーダーが、

「核兵器をなくしましょう」というメッセージを明確に口にしたことは、

とても刺激的でした。

私自身も当時、(中略)全米原爆展を終え、

手応えを感じていた時期でしたので、

新たな期待を膨らませていたように思います。

(40p)

  

当時は広島平和文化センターの理事長であり、

アメリカ本土での全米原爆展を成しとげていた

スティーブン・リーパーさん。

核廃絶への期待は高まりましたが、それを打ち砕いたのが、

2010年のNPT(核拡散防止条約)再検討会議でした。 

  

そして結局、オバマ大統領のもとにあるアメリカをはじめ、

核兵器保有国はどこも、21世紀の間に核兵器を廃棄する

つもりがないことが露見したのでした。

つまり、総論(核兵器の危険性・核兵器はいずれ廃絶)は

よかったものの、廃絶への具体論になると、

保有国は、やはり拒否反応を明確にしたわけです。

(40p) 

  

広島を訪問したオバマ大統領の次の言葉が思い出されます。

Rimg9111

「私が生きている間に

この目標(核なき世界)は達成できないかもしれません」

ここでも道草 オバマ大統領と「核なき世界」(2016年6月20日投稿)

  

「私が生きている間」どころか21世紀中に廃棄するつもりなはい・・・・

まだ21世紀が始まって間がない時に、

今世紀中の廃棄は無理と言う雰囲気があったのですね。

しかし新しい動きをスティーブン・リーパーさんは、

本の中で紹介してくれていました。

2010年以降、「核保有国が参加しなくても前進しよう!」という

核廃絶への動きが活発になってきているそうです。

  

「核なき世界」「核兵器の廃絶」

私が生きているうちの実現を望みます。

私に何ができる?

2016年6月25日 (土)

「アメリカ人が伝えるヒロシマ」を読む

今日は6月25日。

  

また間が開いてしまいました。

久々の投稿です。

  

前投稿でオバマ大統領の広島訪問ことを書きました。

今回も広島にゆかりのあるアメリカ人のことです。

この本を読みました。

61ffnkc05l 「アメリカ人が伝えるヒロシマ」

(スティーブン・リーパー著/岩波書店)です。

  

印象に残った文章を引用します。

  

第1章 日本との「ご縁」

なぜ、日本に?

「なぜ、日本に来たのですか?」

と、よく質問されます。

私は37歳から広島に定住し、

59歳でに就任しました。

広島平和文化センターは広島原爆資料館

(正式名・広島平和記念資料館)の運営母体です。

その代表職をアメリカ人の私が任されたわけです。

外国人としては初めてでした。

ですから「なぜ、日本に?」はとても自然な問いかけなのです。

起点には、私の父が若いころに海軍で

日本語を学んだということがあります。

私は1歳のとき、父と一緒に日本に来ています。

その後もいろいろなことがありました。

しかし、正直なところ、「ヒロシマ」や「平和」につながる明確な意志や

目的があったわけではありません。

そうかと言って「偶然」や「成りゆき」という表現では不十分に感じます。

では、どのように答えましょうか。

日本では「ご縁ですね」とよく言いますよね。

その「ご縁」が私の感覚に最も近い答えであろうと、今、

思っています(ちなみに、「ご縁」にあたる英単語は見当たりません)。

(2p)

  

「ご縁」「縁」は私にとって好きな言葉です。

「縁があった」と感じたものには必ず係り合おうと思っています。

たくさんの選択肢があるはずなのに、

自分の目の前に現れ、出会ったものには、やはり「ご縁」を感じます。

失ってなるものかと思います。

一つ一つの「ご縁」を大切にしていくと、

充実した人生になっていく、

面白い人生になっていくと勝手に思っているところがあるよなあ。

「偶然」でもなく「成りゆき」でもなく「ご縁」

アメリカ人のスティーブン・リーパーさんが至った結論に

私も共感します。

  

スティーブン・リーパーさんがお父さんのことに触れて、

こう書いています。

  

日本のYMCA職員だった父は、出張で北海道を巡教した後、

1954年9月に函館から青森に向かい、

たまたま乗船した洞爺丸で海難事故に遭い、亡くなっています。

父は日米間の憎しみをなくすことを願い、

活動場所を日本としていたようです。

事故は私が6歳のときのことであり、

幼い私は父のそうした志を詳しくは知りませんでした。

ところが、今から10年ほど前に父の肉声(1951年当時)が入った

録音テープがアメリカで見つかりました。

それを聴いて、私は父の平和への思いを明確に知りました。

そして、今の自分が父と同じ思いで日米を結ぶ活動を

していることに不思議なものを感じます。

私が日本に来て、そして広島に住み、長期間にわたり

平和活動をしているのは、「偶然」という言葉では的確でなく、

「運命」という表現でも違和感があり、

やはり「ご縁」という言葉と人生観が最もふさわしいように感じています。

(9p)

  

アメリカ人を広島平和文化センターの理事長に

就任させる決断をした人の発想がまずいいですね。

オバマ大統領訪問以前に、

このような画期的なことが行われていたのですね。

  

スティーブン・リーパーさんのお父さんと洞爺丸事故については、

Wikipediaに次のように紹介されていました。

Wikipedia 洞爺丸事故

  

たまたま洞爺丸に乗り合わせた3名の

外国人キリスト教宣教師(ディーン・リーパー(YMCA)、

アルフレッド・ストーン(メソジスト)、ドナルド・オース(メソジスト))の

人道的な活動が伝わっている。

手品で子供を和ませたり、

救命具を着せてやったりの行動が有ったという。

リーパーとストーンは遭難死して、オースが奇跡的に生き残った。

  

「ディーン・リーパー」がお父さんですね。

ここも参考になりました↓

せいあい子どもの園 聖書のお話 書き下ろし連載30 ある宣教師が残したもの

  

20140926183344好いたことはせぬが損...洞爺丸台風から60年…

  

(つづく)

2016年6月20日 (月)

オバマ大統領と「核なき世界」

 

今日は6月20日。

  

5月27日にオバマ大統領が広島を訪問。

現職アメリカ大統領の訪問が初めてとあって注目されました。

翌日のニュース「あさチャン!サタデー」の写真を並べます。

Rimg9116

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オバマ大統領は1961年。

1961年生まれの人をちょくちょく話題にしていますが、

ここにも同じ年で頑張っている人がいます。

その人が「生きている間に」「達成できないかもしれない」

と言っているのは少々ショックです。

まだまだ長生きしたいと思っていますが、

「核なき世界」の実現はそんな年数では実現できないと、

オバマ大統領は実感してきたのでしょう。

でも「継続した努力」は大事です。

  

演説終了後、オバマ大統領は被爆者の人達と会話したようです。

Rimg9114_2

Rimg9115  

坪井さんが言いました。

「プラハで語られた核なき世界を

一緒に頑張りましょう」

  

プラハの演説に注目したいです。

ここにいい写真がありました。

Photo

核なき世界 模索の8年

  

それがこの写真↓

Photo_2 このような高揚感ある場所で、

オバマ大統領は「核なき世界」の実現を提唱したのです。

オバマ大統領が就任したのは2009年1月20日。

そしてこの演説が2009年4月5日のことでした。

すごい大統領が出たと思いました。

そして同じく2009年にオバマ大統領は

ノーベル平和賞を受賞します。

「まだ何もしていない」などと言う批判に対してオバマ大統領は

こう言っています。

「歴史を通じて、ノーベル平和賞は

特定の業績を顕彰するためだけではなく、

一連の目的に弾みを付ける手段として用いられることもある

ということも承知している。

故に私は、この賞を行動への呼び声として

――21世紀の共通課題に対処せよと全国家に求める声として

――お受けする所存である」 Wikipedia バラク・オバマ

 

年月は流れ、「核なき世界」はまだまだ実現されませんが、

でも「核なき世界」という言葉は

オバマ大統領をはじめとするたくさんの人々が使うことで

死語にはなっていません。

この言葉の下で「継続した努力」は大切にしていきたいです。

私の歴史の中で、中学校の教師をしていた20年ほど前が、

最も「核なき世界」を意識して、子どもたちに教えていたと思います。

少々、縁が離れていましたが、

今回のオバマ大統領の広島訪問は、再考するきっかけをくれました。

 

2016年6月19日 (日)

生活のBGM変更/土曜日に買った本とTシャツ

  

今日は6月19日。

  

今日から生活のBGMを変えました。

Zap2_g2770604w

DefTechのアルバム「Howzit!?」です。

ほぼ1年前に発売されたCDです。

5月終わりから今までは

アルバム「Best of Hilcrhyme~GOLD~」でした。

Upch1870  

やっぱりヒルクライムの曲でお気に入りは「大丈夫」

↓この映像もいいです。何度見たことか・・・。


YouTube: ヒルクライム - 大丈夫

  

土曜日に2つのものを思わず買ってしまいました。

ひとつはコンビニで見かけた本。

616ctcmj0jl (セブン&アイ出版)

出版社を見ると、どこのコンビニで買ったか

すぐにわかってしまいますね。

630円。

以前、「英雄たちの選択」を見た時に、

この本の名前が出ていたぞと思い出して、

さっと買ってしまいました。

その時の映像の写真です↓

写真の下の方に本の名前が出ています。

Rimg9081 ここでも道草 「英雄たちの選択 福島正則」その2.誠実な人は相手にも誠実を求める(2016年6月11日投稿)

たくさん引用したくなる文がある本です。

またいずれ。

  

もう一つはTシャツ。

それはあるスーパーの衣服販売コーナーにありました。

3週間前にそのコーナーの横を通った時に、

デザインが気になりました。

手に取って見ました。980円。

迷いましたが、買うのをやめて、元のところに置きました。

そして土曜日。

3週間ぶりにそのスーパーに行き、

ふと見たらあのTシャツが相変わらずそこに”居ました”。

誰にも買われることなく、そのままそこに”居ました”。

今度はあっさりレジに持って行きました。

Rimg9099  

意味は何だろう?調べてみました。

knowledge is extended.

知識は広げられます。

  

consideration

熟慮 考慮 配慮 考え 意見

  

sunday

日曜日

  

fine day

晴れた日

  

stand by

そばにいる 待機する 用意する

  

saturday

土曜日

  

 

このデザインをどう読み解けばいいのかな?

sundayと書かれた本の右隣が月曜日だとすると、

fine dayと書かれた本が火曜日。

火曜日の本は分厚くて背も高い。

このデザインを描いた人にとって火曜日は特別な日なのかな。

それに比べて水曜日、木曜日の本は低い。

テンションが低いのかな。

そして金曜日に当たる本にはstand byの文字。

週末に向けての準備か。

そしてsaturday!

金曜日と土曜日はセットになっています。

セットでズシン!とそびえていて楽しそう。

これらの一週間分の本が、「熟慮」と書かれた本に支えられています。

  

知識は本から得られます。

その本がしっかり読めるのが、土曜日と日曜日であって、

さらに作者には火曜日が読める日なのでしょうか。

   

すみません、ここまで引っ張ってきておいて、

結論は「よくわかりません」

でも魅力的なデザインです。

今日はこの服を着て学校で仕事をしました。

う~ん、また火曜日に来ていこうかな。

火曜日の大きな本が気になります。

  

 

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