「情報」の語源
今日は7月10日。
まだ終わっていないけど、忙しい1学期でした。
このブログの更新数が伸びない。
タブレット部会のブログも、学校HPも、更新数が伸びない。
とにかく発信数が少ないのは、自分にとって辛いところ。
日々面白いことはあるのに、書きとめずに流れて行ってしまうのが
とっても残念、無念。
少しは余裕ができる夏休みに立て直したいですね。もう少し。
忙しくても見ているのが、番組「英雄の選択」です。
1月28日放映「英雄たちの選択 知りすぎた男たちの挑戦
渡辺崋山と高野長英の決断」より。
書きとめておきたかったのは平野啓一郎さんの発言。
こんなことを言っていました。
「情報」って言葉は、近代になってからの言葉ですけど、
もともと「敵情報告」っていう言葉を省略して
「情報」という言葉になっているんですけど・・・・
勤務校で情報教育主任を務めていて、
日々情報に関する仕事をしていると、
このような発言が気になりました。
もう少し調べてみたら、次のサイトに参考にあることが書いてありました。
1.小野厚夫氏や野口康夫氏の調査(注記)では、
「情報」は日本で造られた言葉とのことです。
2.明治の初め、政府はフランスやドイツを教師として
日本の軍事組織を作り上げていました。
1876(明9)年発行の翻訳軍事書に初めて
仏語renseignementの訳語で「情報」が現れたといいます。
当時、敵地へ斥候やスパイを派遣して地勢や敵の情勢を調査し、
結果を報告していました。
3.この「敵状報告」「敵情報告」の真ん中の2字を取り、
「状報」「情報」になり、これが、「情報」に統一され、
独語nachrichtもinformationも情報に和訳されたといいます。
この軍事用語の情報が1930年代から、
世間一般に広く使われるようになりました。
注記:(1) 野口靖夫「情報という言葉と遊ぶ」学士会報2001-1
(2) 小野厚夫「明治9年、情報は産声」日経新聞1990-9-15
1876年だから、「情報」が使われてから
まだ140年しか経っていません。
江戸時代には存在しなかった言葉なのですね。
今ではとても重要な言葉になっています。
できた時とはちがう意味ですけどね。
同内容でタブレット部会のブログにも投稿しようと思います。
今日は発信しているぞ。
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