冷泉家/「明月記」との再会 五月の節句
今日は令和元年10月21日。
前投稿に引き続き、9月7日放映の「ブラタモリ 京都御所」の
読み物化をしていきます。
タモリさんたちは、冷泉家(れいぜいけ)を訪れます。
ナレーター:冷泉家の先祖は小倉百人一首の選者、
藤原定家(さだいえ)です。
定家の日記で国宝の「明月記」や「新古今和歌集」など、
宮廷文化を今に伝えるお宝を多く所有しています。
御所とその周りで培われた宮廷文化とは
どのようなものだったんでしょう。
「明月記」と聞いて、古い記事を思い出します。
※ここでも道草 「ヒストリア 天文」より6・・・900年前の星の輝き(2013年1月27日投稿)
以前の勉強(教材研究ですね)とつながるのは、
とっても愉快です。
時を超えて、違うアプローチで「明月記」に
たどりつくことができました。
知識を少し積み重ねることができました。やったね。
話は番組に戻ります。
冷泉家では、25代目当主ご夫妻がお出迎え。☟
5月末のロケでした。
広間はこのようになっていました。
奥さんが説明してくれました。
奥さん:これはね、5月の節句の飾りでございます。
旧暦の5月と言うのは、五月雨が降る頃なんですね。
現代でいうところの梅雨でございます。
病気がはやる季節、たとえば赤痢みたいな病気とか
家の中に入らないようにするために、
和薬ですね、日本の薬を軒につるしたり屋根にふいたりしてね。
その代表的な和薬がショウブでありヨモギであるわけです。
「軒につるしたり屋根にふいたりしてね」
が気になったので、
「五月の節句」「ショウブ」「屋根」で画像検索したら、
次のような写真がヒットしました。
次のような説明が添えられていました。
2007.6.4
白馬の端午の節句は1ヶ月遅れの6月5日です。
厄除け・魔除けのために、家の各出入口には
菖蒲(ショウブ)と蓬(ヨモギ)を飾る習慣があります。
実際に屋根に飾っているところがありました。
ショウブ湯には入りますが、屋根に飾っているのは初めて見ました。
つづく
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