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2018年10月

2018年10月31日 (水)

「天平の甍(いらか)」/映画と原作本

 今日は10月31日。

 

歴史の授業で、鑑真を教えるにあたって、

2015年9月9日に放映された

歴史秘話ヒストリア 愛と信念は海を越えて

鑑真と弟子たち 7000kmの旅路」や

2011年8月8日に放映された

映画「天平の甍」(1980年/昭和55年)を見せました。

その他、唐招提寺関連で、

絵本「すみ鬼にげた」(岩城範枝作/福音館書店)を

読み聞かせした学級もありました。

※参考:ここでも道草 日帰りで奈良へ7・・・本物のすみ鬼(2010年8月11日投稿)

  

そのうちの映画「天平の甍」について。

  

若い頃に、原作を読んで、映画も見た覚えがあります。

2011年にテレビ放映されたのを、

チャンス!と思って録画しておいたのが、

今回役に立ちました。

  

テレビ放送を見るといきなりこの画面が出ます。

Rimg0653  

これには事情があります。

Wikipedia 「天平の甍」から引用します。

 

ねばり強さで知られる熊井啓監督が、

1957年の小説連載開始から映画化を企画していたもので、

ねばり強い中国ロケ折衝が実り

非常に困難だった中国ロケの戦後一番乗りを勝ち取った

最初に1979年6月下旬から8月まで、

蘇州などで中国側から全面協力を得てロケをスムーズに行い

同年10月から再び中国ロケを行った

  

 

 

日本と中華人民共和国の間で、

日中平和友好条約が締結されたのは、

1978年8月のことでした。

そのような条約が結ばれた直後とはいえ、

反日感情をもつ中国人が多かっ時代なので、

中国ロケの許可はなかなか下りなかったと想像します。

それなのに、ロケがOKになって、このような映画ができました。

だからこの画面なのでしょう。

  

そして始まります。

Rimg0654

Rimg0655  

「甍(いらか)」とは?

 

屋根の瓦のことです。

原作本を読むと、日本に戻ってきた主人公の普照のもとに、

中国から1個の甍が届きます。

それは古い鴟尾(しび)でした。

だれが送ったかは不明でした。

この鴟尾を、普照は唐招提寺の工事の司(つかさ)に差しだします。

できあがった唐招提寺の金堂の屋根には、

この唐からきた鴟尾の形が使われた鴟尾が、

屋根の両端に置かれていました。

  

  

今回、授業で映画「天平の甍」を紹介したところ、

原作本を届けてくれた生徒がいました。

(こういう行動が尊い。行動することで、関心が高まる。

好奇心に引っかかるものが確実に増える。

きっと将来、「鑑真」が目の前を通過する時に、

この生徒の好奇心に「鑑真」は引っかかり、

追いかけるでしょう。)

  

若い頃に読んだ同じ文庫本であり、懐かしかったです。

Rimg0639_2  

この表紙だったと思います。

この本は「昭和55年2月20日 41刷」とありました。

まさに読んだ頃です。

Rimg0640  

200円!

今は500円以上します。

  

Rimg0641  

昔の文庫本は字が小さい!

 

引用したくても文字が小さいのは大変なので、

必要なページは拡大コピーをしました。

また近日中にブログに引用します。

初版が出たのは昭和29年のこと。

漢字とか言い回しなど、今とは違います。

その辺りを、このブログに書き留めておきたいです。

昨日の日没時刻は午後4時59分/水平線に沈む夕日

 今日は10月31日。

  

10月17日までに3ページ。

内容は情報教育。

10月30日までに4ページ。

内容は人権教育。

紀要の原稿を書く宿題があった10月でした。

こうやってブログには、日々気ままに文章をうっていますが、

紀要となると、そうは簡単ではありません。

でも、自分らしさは出そうと思いました。

ずっと心の重みでしたが、昨日でどうにかなりました。

 

ホッとして、昨日は出張先から、

早めに帰路につきました。

ふと見ると、西の空が素晴らしい。

もうすぐ日没で、赤く染まっていました。

思い立って海まで行ってきました。

  

そこで撮った写真。

Rimg0646

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Rimg0649  

水平線に沈む夕日の撮影なんて、

今までありそうでなかった?

3枚目の写真の撮影時刻は、ほぼ午後5時。

この直後に日は没したので、

この辺りの日没時刻は午後5時でしょう。

調べてみよう。

 

その結果、午後4時59分でした。

写真に映り込んでいた時刻です。

デジカメの時刻は正確でした。

  

この日は出張に出かける時にも

空を撮影しています。

Rimg0642

Rimg0643

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Rimg0645  

やっぱり秋の空はいいなあ。

山に行って、秋空を眺めたいと思いました。

 

 

※今回写真を掲載してみて、

写真に汚れが写り込んでいることに気づきました。

拭いても落ちない汚れ。

う~ん、厄介だ。

 

  

※よく見たら、水平線ではありませんね。

上記の記述は間違いでした。(11月2日記)

2018年10月30日 (火)

地理は難しい?/録画していなかった「巨龍中国」/こんなにある石油化学製品

今日は10月30日。

  

もうすぐ忙しかった10月が終わります。

ラストスパートです。

  

中国のことを教える教材研究をしていて、

NHKで2016年~2017年に放映された

NHKスペシャル 巨龍中国」シリーズを思い出しました。

残念ながら、当時の私の好奇心には、

この番組は引っかからず、録画していませんでした。

何でもかんでもというわけにはいかない。

参考:NHK HP 「NHKスペシャル 巨龍中国」

魅力はYoutube。

ここで実は「巨龍中国」を見ることができます。

でも著作権の問題がある。教材研究ならいいですか?

  

 

石油化学工業を教えるためには、

石油化学工業がどのような製品を作っているかまで

教えないといけないと思う。

そのために役立ったのが「石油化学工業協会JPCA」のHP。

石油化学工業協会HP

その中に次のような図がありました。

Photo https://www.jpca.or.jp/junior/01howto/3.htm

これはわかりやすい。

さらに身のまわりにある石油化学製品は、

次のチラシでよくわかります。

「こんなにある石油化学製品」

Photo_2

実際にこのサイトに行って、図の中のサッカーボールなどを

クリックすると、さらに勉強ができるサイトに飛びます。

工夫されています。

  

 

こうやってブログにうちこんでおくと、

授業で生徒に見せやすい。

タブレット端末を使って、見せることができます。

石油化学製品については今日の記事。

半導体については先日の記事。

ここでも道草 地理は難しい?半導体・経済特区・深圳(シンセン)市(2018年10月25日投稿)

2018年10月29日 (月)

4代目の小染さんと小圓遊さんを思い出す

今日は10月29日。

 

昨日、何かを調べていて、過去の記事を見ました。

この記事です。 ↓

ここでも道草 日めくりより・・・一日千秋/時うどん(2011年9月27日投稿)

京都の修学旅行での旅館で、

林家小染さんの落語「時うどん」を聴いたことが書いてありました。

もうあれから7年も経つんだなあ。

その林家小染さんは、今も活躍されていることだろうと思って、

検索したら・・・この小染さんは5代目であって、

4代目はよく知った人でした。

7年前に「小染」という名前を聞いても、

ピンと来ませんでしたが、今回はピンときました。

Photo

この4代目の小染さんは、テレビでよく見ました。

4代目林家小染さんの落語を一つ。


YouTube: 林家小染四代目「ふぐ鍋」

  

1984年1月31日に36歳で亡くなりました。

Wikioediaによると・・・

 

(1月29日に)大阪府箕面市の飲食店で酒を飲んだ後、

酔った勢いで発作的に外へ出て国道171号線へ飛び出し、

走ってきたトラックに轢かれてしまう。

生前親しかった笑福亭鶴瓶によると、

酒に酔った小染が「トラックと相撲を取る」といって

車道に飛び出して事故になったという。

翌々日に亡くなりました。

  

惜しいことです。

  

  

酒で命を失った落語家として、

三遊亭小圓遊さんを思い出しました。

この方も印象に残っています。

1980年10月5日に43歳で亡くなっています。

Photo_2  

この方の落語も一つ。

面白いなあ。この話。

  

Wikipediaに次のように書いてありました。

  

小圓遊は明治時代の初代から数えて4代を数えたが、

2代目を除く3名がいずれも若くして旅先で

急逝を遂げていることでも知られる。

そのこともあってか、1980年に4代目が急逝したのを最後に、

この名跡は使われることもないまま空き名跡になっている。

  

  

 

10月12日から始まったドラマ「昭和元禄落語心中」が

なかなか面白い。

Photo_3 NHK HP

全10回のドラマ。先日3回目が放送。

まだ7回もあり。楽しみです。

  

 

落語は好きなんだけど、十分追究できていないなあ。

2018年10月27日 (土)

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その5/この番組で授業を行った先輩

 

今日は10月27日。

  

前投稿の続きです。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」に

関連した内容です。

  

かつてこの番組を大学の授業で見せた先生がいたようです。

その方が書いた文章に出合いました。

読書ノート [テレビ番組] 巨大湖出現 --カンボジア、トンレサップ湖

2005年12月の記事です。

共感するところの多い文章です。

  

部分的に引用します。

  

世界を知りたいと思っても、

そうあちこちに自分で行けるわけではない。

人のとってきた映像を見ることは重要である。

 

地理の授業ではこの発想は大事です。

文章でも、写真でもわからないことが、

映像ならわかる・・・と思います。

  

この番組を、地上の水の季節変化の実例として、

授業中に見せたこともあるのだが、

長すぎるので、「各自時間のあるときに見てください」

ということにしたかった。

そういう趣旨で大学のメディアセンター

(視聴覚資料も扱う図書館)に預ってもらった

こともあるのだが、ある年からメディアセンターの

方針が変わってできなくなった。

法律的に、メディアセンターに置くことを

授業の延長として扱うことはむずかしく、

図書館資料として公開する場合と同様に

判断することになったらしい。

この件ではおっくうになってしまって

NHKに問い合わせていないのだが、

ぜひ必要と考えた場合には図書館に置くことへの

承諾をもらう努力をするつもりである。

ビデオ作品として出版されている番組は

図書館資料として受け入れられている。

ドキュメンタリー作品がもっとビデオとして

出版されればよいと思うのだが、

出版されるのはほとんどシリーズ企画

(最近では「新・シルクロード」など)だけで、

シリーズ名はついていても実質的に

単発のドキュメンタリーはほとんどない。

ひとつには採算があやぶまれるため、

もうひとつは放送局が登場人物の肖像権を

尊重しているからにちがいない。

シリーズ企画の場合は、取材と同時に

ビデオにすることまで含めて承諾をもらうが、

単発の場合はビデオ出版を約束するわけにいかず、

あらためて承諾をとろうにも連絡がつきにくい、

承諾をとるだけのための担当者の旅費は確保できない、

ということなのだろう。

しかし、少なくとも今後は、video on demandと

いう方法もとれるのだから、

単発でもビデオを含めて登場人物の承諾をもらうことも

考えてほしいと思う。

また、人でなく自然を主題としたものであれば

(メコンについても、ゾウやイルカや鳥に注目したものもある)、

肖像権の制約はないと思うので、公開を考えてほしいと思う。

  

ここにも映像を使って教えたい方(かた)がいました。

「地球に乾杯 巨大湖出現」が縁で、

このような方の文章に出合えて少々興奮しました。

授業で全部は見せられないから、図書館に置いて、

「時間がある時に見てください」というのは、

わかるなあ。

私も、時間の制約があって、絞って見せています。

   

肖像権の記述は興味深く読みました。

本当に実態はそうなのだろうかあ。

出版された映像は、非常に値段が高い。

限られた番組だけです。

日々多くの優良番組が放映されては

消えていきます。再放送もなく。

   

ビデオ・オン・デマンドという方法もいのですが、

おそらく学級全体が見ることができるようにするのは

できない。

これも著作権のためでしょう。  

 

 

テレビ番組をたくさん使って授業をしたい私にとって、

厄介な事が多い。

  

  

  

通算5940本目の投稿。

あと60本で大台6000本。

今年もあと2か月少々。

つまり1日1本ペースでも6000本だ。

6000本が見えてきました。

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その4/最近のトンレサップ湖水上家屋

 

今日は10月27日。

  

前投稿の続きです。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」に

関連した内容です。

  

この番組は、約18年前のものです。

今はどうなのだろう?

  

動画で探しました。

  

「陸上のコンポンブロ村」の雨季の映像と思われます。↓


YouTube: トンレサップ湖のコンポンーフルック水上生活

Photo_4

今年の映像です。

  

  

「乾季のコンポンブロ村」はなかなか見つかりませんでした。

これはどうかな?

トンレサップ湖の乾季の景色だと思いますが、

コンポンブロ村であるかはわかりません。


YouTube: トンレサップ湖  カンボジア 水上生活者 シェムリアップ 雨季の面積 琵琶湖10倍

Photo_6

2016年2月の映像。

 

 

  

18年前に比べて、

トタン板を使っている家屋が増えたという印象です。

でもそうは変わっていないと思います。

  

続く

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その3/雨季と乾季のコンポンブロ村

 

今日は10月27日。

  

前投稿の続きです。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」を

少し紹介します。

  

「陸上のコンポンブロ村」を紹介します。

乾季の時です。

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1本の道沿いに家が並びます。

すぐ上の写真で、中央に置きな建物があります。

仏教寺院です。

トンレサップ湖の水上の家に村民全員が移り住んでいるため、

人の気配はなく、土地も乾いています。

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雨季に住むこれらの家々も、杭の上に造られた家なのです。

なぜなら、乾季には水のない地域ですが、

雨季になると、この場所も水がやってきて、

背の低い家であると水没してしまうからです。

 

こうなると、雨季の「陸上のコンポンブロ村」を見たくなるでしょ。

番組では、雨季の「陸上のコンポンブロ村」を見せてくれます。

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↑ この写真の中央部に仏教寺院が見えます。

上の乾季の写真と比べると、

水が使って風景が変わっていることがよくわかると

思います。

どの家も地上から3m40cmほどに床を設置しているそうです。

撮影した時は、雨が多い年で、

村民はさらに床面を1mアップさせたそうです。

つまり、水深4メートル以上なのです。

乾季の時以上に水上生活となります。

Rimg0672  

  

18年前のことです。

日本で考えられないような生活がありました。

今はどうなんだ?

  

  

つづく

 

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その2/乾季に水上に住むコンポンブロ村村民

 

今日は10月27日。

  

前投稿の続きです。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」を

少し紹介します。

  

Rimg0642

Rimg0643  

カンボジアの雨季と乾季がいつなのかは、

次のサイトに書いてありました。

Guanxi Times カンボジアは雨季がベストシーズンの理由とは

雨季(5月下旬〜10月下旬)と乾季(11月上旬〜5月中旬)です。 

  

この基礎知識を踏まえて、番組を見ていきます。

乾季のトンレサップ湖です 

Rimg0644

アンコールワットの南にあるのが

トンレサップ湖だと思います。

乾季で一番小さい面積ですが、

琵琶湖の4倍の大きさです。

雨季になると、湖は広がります。↓

Rimg0646  

メコン川の支流であるトンレサップ川が広がる感じです。

乾季の時の5倍の広さだそうです。

琵琶湖の20倍。

そして乾季になるとまた縮小します。↓

Rimg0647  

  

上空からトンレサップ湖に迫ります。

約18年前ですから、ドローンはなく、

ヘリコプターからの撮影と予想します。

2000年の4月、乾季のトンレサップ湖です。↓

Rimg0648  

水深は1m程だそうです。茶色く濁っています。

左に何かあります。

それは・・・・

Rimg0649  

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それは水上の住居でした。

コンポンブロ村の集落があります。

コンポンブロ村は、

本来の村が乾季の時には陸になる場所にあります。

村民は、乾季になって湖の水が縮小した3月に、

湖の水上に住居を造って移るのです。

そして雨季になって湖の水が多くなると、

再びこの陸上の家に戻ってきます。

乾季に湖の水面上に住むのは、魚を獲るためです。

トンレサップ湖の特徴を活かした生活をしているのです。

説明します。

 

雨季のトンレサップ湖です。

Rimg0646_2  

乾季のトンレサップ湖の周辺は森です。

雨季になるとトンレサップ湖は広がり、

周辺の森も、上の枝や葉を残して水没してしまいます。↓

Rimg0665  

この水没した木々の下にある湖で、

魚は卵を産み稚魚が育つのです。

その間村民は禁漁です。

資源が枯渇しないための大事な掟なのです。

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木々の下で育つライギョの稚魚。

雨季の間森の中で育った魚は、乾季になるとどうなるか?

Rimg0647_2  

乾季になると、森の水は引くので、

森の中に育った魚は、しだいに中心部の湖に集まります。

コンポンブロ村の人たちは、魚が集まってくる中心部の湖に

水上の家を造って移り住むのです。

漁をするために。

 

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↑ 乾季に森から出てくる魚を獲るための定置網。

 

トンレサップ湖は、「カンボジアの心臓」と呼ばれ、

そこで獲れた魚は、カンボジア国民の食欲を満たしています。

  

 

コンポンブロ村の住民は、

雨季と乾季のトンレサップ湖の特徴を知って、

巧みに生活に活かしています。

驚きです。

  

  

続く

  

 

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その1/授業で使えそう

 

今日は10月27日。

  

地理の授業の教材研究。

「アジア州をながめて」というページを教えるために、

勉強をしていきます。

アジアの東部は、季節風(モンスーン)によって

四季がはっきりしている地域があること。

アジアの南部には、雨季と乾季が

明確に分かれている場所があること。

教科書には、雨季と乾季の違いを示すために、

カンボジアのトンレサップ湖の写真が載っていました。

Epson874 「新編新しい社会 地理」(東京書籍)より

  

この違いは大きい!

がぜん興味をもった私は、我が家のビデオライブラリーの中に、

トンレサップ湖に関する映像がないか、データベースで

検索してみました。

ヒットしました。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」です。

ビデオテープだと判明。

約18年前の私の好奇心に、この番組は引っかかっていました。

当時の”私の好奇心”に感謝です。

さっそく映像がしまってある納戸から

ビデオテープを引っ張り出してきて、視聴。

おそらく初めて見る映像でした。

約18年前の映像をやっと見ました。

我が家には10000番組以上あり、

ほぼ毎日録画し、日によっては数番組録画しているために、

見ていない番組はたくさんあります。

  

見てみて、授業で使えそうな番組かどうか検討します。

「地球に乾杯 巨大湖出現」は使えます。

雨季と乾季の違いも写真以上にわかるし、

その湖で過ごす人々を様子は、子どもたちには驚きでしょう。

同じ地球上には、日本とは全く違う環境があり、

その環境に合わせた生活があることを

知らせることができると確信しました。

 

45分番組なので、授業ですべてを見せることはできません。

見せる場所を絞ります。全部で8分ほどかな。

プリントを作ります。

教科書の内容を中心に、穴埋め問題にしたプリントです。

ノートに大量の板書を書き写す時間を節約するための

プリントです。

生徒がノートに書き写す時間を減らして、

その分を映像紹介の時間にしようという魂胆です。

  

  

こんな感じで教材研究を進めていきます。

毎時間、映像を使っています。

それが私の授業を特徴です。

  

  

  

思います。

あと4年で定年の今、中学校勤務となりました。

ビックリです。

しかし、中学校で社会科を教えることになって、

納戸に眠っていた映像が、次々日の目を見ているのです。

小学校では難解なので子どもたちに見せられないと思って、

埋もれていた番組が、中学校の社会科の授業で使われるために、

登場してきているのです。

  

最近、だから中学校の教師になったのかと思えます。

ラストは、納戸にあるたくさんの映像を使って、

思う存分社会科の教師をしろということでしょう。

  

続く

第70回正倉院展スタート/螺鈿(らでん)

 

今日は10月27日。

  

今日から第70回正倉院展が開催されます。

11月12日まで。場所は奈良国立博物館。

1946年にスタートした正倉院展は、

毎年秋に行われています。

むむ、なのに70回? 73回ではないの?

この疑問は、次のサイトで解決。

読売新聞

奈良ではなく、東京で行われた年もあって、

それが3回。

73-3で70回だそうです。

些細なことでも、疑問が解決するのはいい。

  

今回展示される宝物の一つ。

Photo_2 奈良国立博物館HP

玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)」です。

Photo_3

貝殻の輝きが美しい。

この貝殻は夜光貝という貝だそうですが、

元から輝いているわけでなく、加工することで

この輝きは得られるそうです。

今朝のニュースで言っていました。

加工方法は、例えばこのサイトが参考になります ↓。

参考:暮らし~の 夜光貝アクセサリーを手作りしよう!

  

ここで、次の言葉を覚えておきたい。

螺鈿(らでん)

  

夜光貝その他の貝類を彫刻して

漆地や木地などにはめこむ技法です。

「螺」は螺旋状の殻を持つ貝類のことであり、

「鈿」は金属や貝による飾りを意味しています。

 

引用:武蔵川工房

  

おっとすでにここで書いていました ↓。

ここでも道草 日めくり/自転・螺鈿・舌先三寸(2011年5月22日投稿)

7年前でした。

   

  

引退したら、この正倉院展にも行けるかな。

ということは、第74回正倉院展が楽しみです。

  

最近の写真

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