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2018年10月27日 (土)

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その2/乾季に水上に住むコンポンブロ村村民

 

今日は10月27日。

  

前投稿の続きです。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」を

少し紹介します。

  

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カンボジアの雨季と乾季がいつなのかは、

次のサイトに書いてありました。

Guanxi Times カンボジアは雨季がベストシーズンの理由とは

雨季(5月下旬〜10月下旬)と乾季(11月上旬〜5月中旬)です。 

  

この基礎知識を踏まえて、番組を見ていきます。

乾季のトンレサップ湖です 

Rimg0644

アンコールワットの南にあるのが

トンレサップ湖だと思います。

乾季で一番小さい面積ですが、

琵琶湖の4倍の大きさです。

雨季になると、湖は広がります。↓

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メコン川の支流であるトンレサップ川が広がる感じです。

乾季の時の5倍の広さだそうです。

琵琶湖の20倍。

そして乾季になるとまた縮小します。↓

Rimg0647  

  

上空からトンレサップ湖に迫ります。

約18年前ですから、ドローンはなく、

ヘリコプターからの撮影と予想します。

2000年の4月、乾季のトンレサップ湖です。↓

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水深は1m程だそうです。茶色く濁っています。

左に何かあります。

それは・・・・

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それは水上の住居でした。

コンポンブロ村の集落があります。

コンポンブロ村は、

本来の村が乾季の時には陸になる場所にあります。

村民は、乾季になって湖の水が縮小した3月に、

湖の水上に住居を造って移るのです。

そして雨季になって湖の水が多くなると、

再びこの陸上の家に戻ってきます。

乾季に湖の水面上に住むのは、魚を獲るためです。

トンレサップ湖の特徴を活かした生活をしているのです。

説明します。

 

雨季のトンレサップ湖です。

Rimg0646_2  

乾季のトンレサップ湖の周辺は森です。

雨季になるとトンレサップ湖は広がり、

周辺の森も、上の枝や葉を残して水没してしまいます。↓

Rimg0665  

この水没した木々の下にある湖で、

魚は卵を産み稚魚が育つのです。

その間村民は禁漁です。

資源が枯渇しないための大事な掟なのです。

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木々の下で育つライギョの稚魚。

雨季の間森の中で育った魚は、乾季になるとどうなるか?

Rimg0647_2  

乾季になると、森の水は引くので、

森の中に育った魚は、しだいに中心部の湖に集まります。

コンポンブロ村の人たちは、魚が集まってくる中心部の湖に

水上の家を造って移り住むのです。

漁をするために。

 

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↑ 乾季に森から出てくる魚を獲るための定置網。

 

トンレサップ湖は、「カンボジアの心臓」と呼ばれ、

そこで獲れた魚は、カンボジア国民の食欲を満たしています。

  

 

コンポンブロ村の住民は、

雨季と乾季のトンレサップ湖の特徴を知って、

巧みに生活に活かしています。

驚きです。

  

  

続く

  

 

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