2019年1月 5日 (土)

1年前の「出かけたい」を実行/蛇峠山登山その1

 

今日は1月5日。

 

今日は土曜日。

中学校勤務になって部活動をやるようになって、

土曜日の昼に家にいることが少なくなりました。

午前の部活では12時半までやるし、

午後の部活なら12時半から始まるからです。

今日は部活動はなく、昼に家にいることができます。

そうすると、正午から放映の

よしもと新喜劇」を見ることができるのです。

この番組を見ることで、休みを実感できるのです。

でも、学校に仕事に行きます。

午前11時30分まで仕事をしてきます。

やらねばならないことを済ませて、

「よしもと新喜劇」を楽しみたいです。

それが今日の前半の目標ですね。

  

前置きが長くなりました。

前投稿に引き続き、1年前の記事に刺激されて

実行したことを書きます。

  

この記事です。↓

ここでも道草 2017年の最終日に「わかん」を購入(2017年12月31日投稿)

1年前に「わかん」を購入していました。

記事にこう書いてあります。

 

「わかん」を持って出かけたいなあ。

 

でも、昨年の冬は結局出かけることができませんでした。

今年の1月3日。2日前に出かけてきました。

 

雪山というと、私の場合は長野県の大川入山が定番です。

このブログでも何度か登場しています。

でも今回は、大川入山と道路を挟んで反対側にある

蛇峠山に行くことにしました。

以前、数回登った山ですが、ブログ内で検索しても

ヒットしないので、ブログを始めた2007年4月以降は

登っていません。12年以上、ご無沙汰の山です。

Photo yahoo!地図

  

雪が少ないと予想されるため、大川入山に行くよりも、

蛇峠山に行く方が、雪があり、わかんを楽しめると思ったのです。

蛇峠山には2つのピークがあり、そのピーク間の谷間は

雪が深かったという体験が印象に残っていたからです。

あそこなら、雪があると考えました。

その理由と、もう一つは、久々の登山であり、

体力的にも不安があったので、半分の時間(体力)で登れる

蛇峠山がいいと判断しました。

  

では写真を並べていきます。

 

Rimg1355

↑ 駐車場の様子。気温は-5℃くらい。

 寒いけど、雪は少なかったです。

 年末年始なので駐車代500円。

  

Rimg1357

↑ 出発は午前8時23分頃。

 まずは、別荘のある地域を通る舗装道路を歩き出します。

 

Rimg1358

↑ ここから山道に入ります。

 

Rimg1359

Rimg1361

Rimg1363

↑ 途中で舗装道路を横切ります。

 登りはひたすら山道でした。

Rimg1365

↑ 馬の背(1457m)に到着。

 

Rimg1371

↑ 馬の背の「背」

 遠く向こうに見えるのは、中央アルプスです。

 

Rimg1375

Rimg1376  

 

Rimg1377

↑ 馬の背からの大川入山。

 全く白くなく、緑の山でした。この時期、珍しい。

  

つづく

2019年1月 4日 (金)

1年前の「見たい」を実行/映画「イミテーション・ゲーム」を見る

今日は1月4日。

  

仕事初め。

午前中は部活動参加。

午後は事務仕事をあれこれやりました。

けっこう疲れました。

 

1月2日のことを書いておきたいです。

1年前の記事がきっかけでした。

  

ここでも道草 AIは「特化型AI」「汎用AI」に分けられる(2017年12月31日投稿)

この記事で「見たい」と書いていたのが、

映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」です。

1年経って、すっかり「見たい」と思ったことをわすれていました。

でも記録が残っていて、読み返したことで、

再び「見たい」と思いました。

この機会は大事にしたいと思い、さっそく借りてきて

1月2日に見ました。

 

イギリスの数学者アラン・チューリングが主人公の映画。

チューリングの業績が最近になって評価されるように

なったからこそできた映画だと思います。

面白かったし、勉強にもなった映画です。

この映画を見た後に、再び2017年7月放映の

フランケンシュタインの誘惑 科学史 

闇の事件簿 『人工知能を予言した男』」を見ると

理解が深まりそうです。

  

映画のラストシーンの写真を並べます。

英語版でナレーターはなかったのですが、

日本語版ではナレーターが、

映画で描かれたチューリングのその後を

紹介してくれていました。

すんなり耳に入り、印象に残ったので、

聞き書きします。

映画の写真も載せます。

  

政府の命令で1年間ホルモン投与治療を受けた後、

アラン・チューリングは、1954年6月7日に自殺した。

41歳だった。

1985年から1967年までの間に、英国法によって

わいせつ罪で有罪とされた男性の同性愛者は

およそ4万9000人。

2013年。

エリザベス女王は、チューリングに”死後恩赦”を与え、

比類無き彼の偉業を称えた。

エニグマ暗号の解読は、戦争終結を2年以上早め、

1400万人以上の命を救ったと、

歴史家たちは見ている。

この事実は、50年以上も政府の機密として

公にされていなかった。

  

チューリングの業績は、続く世代の研究者を刺激し、

”チューリングマシン”と呼ばれたマシンの開発へと

つながった。

今、それは、”コンピュータ”と呼ばれている。  

Rimg1351

Rimg1352

Rimg1353

Rimg1354  

社会科で第2次世界大戦を教えたときには、

アラン・チューリングを紹介し、

さらにこの映画を見ることを勧めたいですね。

  

気になったのは女優さん。

アラン・キューリングの妻になるジョーン役の

キーラ・ナイトレイ。

どこかで見たぞ。

16808188646_e1b36d138d_b てきとーやねん 

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの

レギュラー出演者ですが、

私はそれほどこのシリーズを真剣に見ていない。

他で見たのか?

気になる女優さんです。

Wikipediaには次のように書いてありました。

 

キーラは学習障害のひとつ、ディスレクシア(識字障害)のため、

録音読書で学習したり、色付き眼鏡をかけて

文章の文字が混じって見えないように工夫し読書している。

10代の時にプロの助けを借りて克服した

  

克服した!

特別支援学級担任としては、

その方法を知りたいと思いました。

やっぱり気になる女優さんです。

少し追いかけてみるか?

  

2019年1月 3日 (木)

今朝よりも昨日の朝がよかった/月と惑星の共演

今日は1月3日。

 

今日は山登りに行きました。

山に向かう途中、

早朝からいいものを見ました。

月と金星が接近して共演していました。

月のすぐ下にもう一つ輝く星がありました。

調べたら木星でした。

少し明るくなった時に撮った写真です。

Photo  

夜明けの明るさのため、木星はほとんど写りませんでした。

でも肉眼では、月と2惑星の共演は見ごたえがありました。

  

今朝よりも、昨日朝のほうがよかったようです。

下の図を見てください。

Photo_3 国立天文台

1月2日の朝は、月と金星が重なっていました。

知らなかった。残念。

  

2019年1月 2日 (水)

2019年1月1日 今年も2本の電信柱の間から日が昇った

今日は1月2日。

  

毎年やるようになったこと。

1月1日の初日の出の写真を撮りました。

我が家の2階のいつもの場所から撮りました。

違ったのは、いつものデジカメではなくて、

12月5日に買ったばかりのiPad Proで撮影しました。

写真を並べます。

Photo_4

Photo_5

Photo_6

Photo_7

Photo_8

Photo_9

Photo_10

Photo_11  

ちなみに昨年の初日の出は、ここに載せてあります。

ここでも道草 2018年の初日の出と焼き鳥屋跡地(2018年1月2日投稿)

 


昨年もそうだったけど、今年も、

ちょうど2本の電信柱の間からの初日の出でした。

毎年書くけど、この不変なところが感動します。

閏年や閏秒によって、人間が補正するところもありますが、

その補正だって、天体の動きの規則に基づいた補正です。

規則正しく動いているから、補正ができるのです。

すごいことです。

  

1日の朝。

当然、あの2本の電信柱の間から日が昇るぞと

ワクワクして見ていました。

皆さんも、日の出の定点観測をやってみませんか。

天体の不変・・正確には、人間の生きている期間では、

ほとんど変わらないということを味わうのもいいかと思います。

探査機「NEW HORIZONS」 気になる名前

  

今日は1月2日。

  

前投稿の続き。

  

探査機の名前は「NEW HORIZONS」

「HORIZON」は「地平線」「水平線」という意味が

日本の中学生には有名ですが、

通例複数形で(思考知識などの)「限界」「視野」「範囲」の

意味があるそうです。参考:weblio

探査機の名前は複数形なので、

「限界」「範囲」の意味と予想されます。

そして、今まで探査機が行きつくことができない距離まで

行くことが目的の探査機の名前には似つかわしいと思いました。

「NEW HORIZONS」はすでに冥王星に接近して、

観測しています。2015年のこと。

きっとニュースでもしっかり報じられたと思いますが、

その時には、私の好奇心には引っかかりませんでした。

 

今回特に参考にしているサイトから引用。

月探査情報ステーション ニューホライズンズの写真で冥王星接近を再現したアニメーションをNASAが公開

 

NASAより、ニューホライズンズの冥王星接近の際に撮影された

写真をつなぎ合わせて作成したアニメーション動画が公開されました。

23秒ほどと短いアニメーションですが、接近前、

冥王星とカロンをかなり遠くから撮影した写真から始まり、

冥王星のクローズアップ、そして通り過ぎたあと、

冥王星が太陽を隠したためにみえてきた

大気のリングの写真で終わります。

(カロンは冥王星の衛星)


YouTube: The Pluto System As Seen By New Horizons Spacecraft

  

大事業を成し遂げて、さらにもう一つのことを行おうとしている

探査機「NEW HORIZONS」

  

この探査機の名前から、日本の中学生(およびOB)が

思い出すのは、英語の教科書「NEW HORIZON」(東京書籍)

でしょう。

Photo_3 東京書籍

昨年の4月に久々に中学校勤務になり、

今でも英語の教科書は「NEW HORIZON」だと知りました。

私も使っていた「NEW HORIZON」

いつから始まった教科書なのか調べました。

 

wikipediaによると、

1966年(昭和41年)に第1版が刊行されたそうです。

平成28年の採択率は33.8%。教科書会社6社のトップ。

全中学生の3分の1は、この教科書です。

(2位開隆堂出版の教科書24.8% 3位三省堂の教科書24.2%)

日本の中学生は全て「NEW HORIZON」だと思いこんでいましたが、

2位、3位の会社はけっこう競っているのですね。

  

以上で、朝の道草は終了。  

  

太陽系外縁天体「ウルティマトゥーレ」はどんな形?

今日は1月2日。

  

昨晩、12時過ぎまで起きていたせいか、

今朝は寝坊をしました。午後6時!

休みの安気さで、二度寝してしまいました。

睡眠十分。さあ動くぞ。

  

最初は・・・このニュース。

Tannsaki Yahoo!ニュース

この写真で紹介されたニュースとは、

米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が

1日未明(日本時間同日午後)、地球から60億キロ以上離れた

太陽系外縁天体ウルティマトゥーレ」に到達したそうです。

これまでに探査機が訪れた天体では最も遠く、

人類の太陽系探査に新たな歴史を刻んだとのこと。

 

まずは「ウルティマトゥーレ」がどんな形をしている天体なのだろうと

写真を見て興味をもちました。

さっそく調べました。

いいサイトがありました。

月探査情報ステーション ウルティマ・トゥーレ (Ultima Thule)とは?

ここには知りたいことがいっぱい書いてありました。

  

一部引用します。

 

海王星より先の太陽系空間には、冥王星のような比較的小さな

(といっても、大きさが数十〜数百キロメートルくらいの)天体が

多数存在する領域があるのではないか、

という考え方が提唱されました。

最初にこの考え方を述べたのは科学者エッジワースで、

1957年には太陽系科学に先駆的な役割を果たした

ジェラルド・カイパーがこの考え方を述べます。

このような「仮想的な」領域は、カイパーの名前をとって

「カイパーベルト」と呼ばれるようになりました。

(中略)

現在カイパーベルト天体は20個以上見つかっており、

そのいくつかは準惑星に属するのではないかと考えられています。

実際、カイパーベルト天体である「マケマケ」「ハウメア」は

すでに準惑星に分類されています。

そして、ニューホライズンズが史上はじめて、

このカイパーベルト天体を直接探査することになります。 

(中略)

ウルティマ・トゥーレ (Ultima Thule)は、

2014年に発見されたカイパーベルト天体です。

2014年6月26日、ニューホライズンズのチームが

ハッブル宇宙望遠鏡を使ってこの天体を発見しました。

仮符号「2014 MU69」と名付けられたこの天体には、

後に一般公募により、「私たちが知る世界を越えたところ」

という意味の愛称「ウルティマ・トゥーレ」がつけられました。

ニューホライズンズのチームは、2015年後の冥王星への

最接近(フライバイ)後に、カイパーベルト天体を

探査することを計画していました。

いくつかの候補天体の中から、ニューホライズンズの

残りの燃料などで到達可能であることなどから、

このウルティマ・トゥーレが目標として選ばれたのです。

(中略)

2017年7月に行われた観測により、

ウルティマ・トゥーレは極めて奇妙な形をしていることが

わかりました。現在のところ、この天体は鉄アレイのような、

2つの天体がくっついたような形、あるいは場合によっては

2つの天体からなる「連星系」を成している可能性が考えられています。

また、ウルティマ・トゥーレの表面はかなり赤いこともわかってきています。

しかし、地上からの観測ではここまでが限界です。

なにしろ、ウルティマ・トゥーレがいる位置では、

太陽光の強さは地球のわずか0.05パーセントしかありません。

つまり、これだけの光しか反射しないわけですから、

地球からみても極めて暗い天体であり、

その表面がどのようになっているのか、何でできているのか、

といった詳しいことを知るすべはありません。

  

  

  

実際に「ウルティマ・トゥーレ」がどのような形をしているのかは、

現在は不明です。

NASAも鉄アレイ型と長い楕円形型の2種類、

想像図を公開しているようです。

ともに月探査情報ステーション(先ほどとは違う記事)

より転載。

Photo

Photo_2

  

暗くて見えないからこそ、直接そこまで行って

観測する必要があるわけです。

今回、どんなことがわかるか楽しみです。

ニュースを見逃さないようにしたいです。

 

つづく

2019年1月 1日 (火)

2回目の胃カメラ(鼻カメラ)/8年後に10000本投稿

 

今日は1月1日。

 

2019年が始まりました。

  

昨年は5556本目から6025本目まで投稿しました。

6025-5556=469

469+1=470

合計470本の投稿数の1年でした。

これからも500本ペースで投稿すると、

1年後6500本

2年後7000本

・・・

7年後9500本

8年後10000本!

まだまだ死にたくないですね。

多ければいいというものではないと思いますが、

10000本投稿したらどんな状況になるか

体験したいです。  

  

  

昨年末に人間ドッグの結果が届きました。

胃に突起があるということで、精密検査の要請。

胃カメラを飲む必要が出てきました。

 

さっそく近くの病院に行って予約を取り、

胃カメラで検査を受けてきました。

胃カメラは2回目です。

1回目は2013年9月でした。

ここでも道草 台風接近/「花カメラ」ではなく「鼻カメラ」(2013年9月16日投稿)

  

違う病院ですが、胃カメラは今回も鼻から入れました。

「鼻カメラ」です。

前回と同じ手順かと思いきや、少し違いました。

最初に胃カメラが通過する箇所の

出血をしにくくする液を、

両方の鼻の穴に入れました。

口にも滴り落ちてきて、味を感じました。

うまいものではありません。

3分ほど待ちました。

 

入れるのは右の鼻の穴と決めて、

そちらに麻酔のゼリーを入れました。

さらに試しのチューブを鼻の穴に入れました。

この状態で5分ほど待ちました。

やっぱり口の中にも滴り落ちてきましたが、

よりおいしくない味でした。

ここまでは椅子に座っていましたが、

いよいよベットに横たわりました。

 

鼻から胃カメラが挿入されました。

モニターを見ていてくださいというので、

ずっと自分の胃袋までの様子を見ていました。

「肩の力をぬいて、楽にしていてください」

と言われましたが、なかなかそうはいきません。

食道や胃の中をカメラが移動する時には、

ついつい力が入ってしまいます。

  

胃の中の水を吸ったり、逆に吸い取ったりしていました。

胃カメラにはそのような能力もあるのですね。

突起は見つかりました。

2013年に見たものを同じでした。

今回も良性か悪性か検査するために、

突起を一部切断して採取しました。

「良性だと思いますよ」

とお医者さんは言ってくれました。

その言葉を信じたい。

  

その他の胃については、お医者さんはほめてくれました。

「襞(ひだ)もしっかりできていて、きれいな胃です」

「ピロリ菌もいませんね」

2013年にもいないと言われたピロリ菌。

その後も大丈夫のようでした。よかった。

20130702133658 メディカルイラスト図鑑

  

今回の検査中、検査室にはBGMが流れていました。

確か「情熱大陸」のオープニング曲でしたね。


YouTube: 情熱大陸2007 × 葉加瀬太郎

BGMはいいなと思いました。くつろげます。

 

  

検査結果は1月12日以降です。

2人の1人は癌になる可能性ありの世の中。

良性であってほしい。10000本投稿をしたい。

  

2018年12月31日 (月)

あの言葉はガンジーの言葉が基でした

 今日は12月31日。

  

今年もいよいよ大詰め。

今日もいろいろ動きたい。

  

昨日の「副題」に関する記事の続き。

新しく副題とした

明日迄の命の気持ちで、人生を!/

不老不死の気持ちで、知識の習得を!」に関して、

出典先のブログ運営者、慶喜さんからコメントが届きました。

ここでも道草 副題の割愛、そして新しい副題の登場(2018年12月29日投稿) 

  

そのコメントによると、今回引用させていただいた言葉は、

「ガンジーの言葉を私なりに理解し記載」されたそうです。

  

ガンジーの言葉だったのですね。

調べました。

  

明日死ぬと思って生きよ。不老不死だと思って学べ。

Live as if you were to die tomorrow.

Learn as if you were to live forever.

               マハトマ・ガンジー

引用:名言コツコツ

この言葉もいいけど、出合った縁を大事にしたいです。

(英語もなかなかいい)

副題は慶喜さんの言葉でいきます。

 

Mahatma289158_1920 pixabay

2018年12月30日 (日)

「警官の血」より/刑事柴田三郎 「谷中暮色」が見たい

今日は12月30日。

  

前投稿の続き。

警官の血」を読んだことで、

ますます映画「谷中暮色(やなかぼしょく)

(2009年公開)が見たくなりました。

※参考:ここでも道草 昭和32年7月 東京都天王寺五重塔炎上(2018年12月15日投稿)

↑ ここで予告編を見ることができました。

 

ここに映画「谷中暮色」のサイトがありました。↓

Deep in the Valley「谷中暮色」

Photo_2  

さらに別の紹介映像を見ることができました。↓

「谷中暮色」TRAILER

Photo_3  

いつかこの映画を見たいです。

天王寺五重塔炎上のことがもっとわかりそうです。

何か情報をおもちの方は教えてください。

  

 

今日返す「警察官の血」(佐々木譲著/新潮社)より

もう少し引用します。

  

捜査二課の刑事、柴田三郎が気になりました。

 

車の急停車の音がした。

振り返ると、目黒署の警察車だった。

ふたりの私服の男たちがすぐに降りてきた。

和也も名前を知っている、刑事課の捜査員たちだ。

年上の巡査部長が、柴田三郎、

その部下の巡査が、稻垣影だった。

 

柴田が、角刈りの男に近づいて訊いた。

「何をやってるんだ?」

柴田は、腫れぼったい目をした、風采の上がらぬ男だった。

こわもてでもないし、切れ者という雰囲気も感じさせない。

服装は、スーパーマーケットの衣料品売り場で揃えたように見える。

若い女ならば、からかいの対象にしかねない中年男だった。

 

角刈りの男は、その柴田が近づくのを見て、

露骨に嘲(あざけ)りの笑みを見せた。柴田が事情を問うと、

男はいましがたと同様、せせら笑うような表情で言い分をロにした。

(下巻 186p)

 

柴田三郎刑事の姿は馬鹿にされやすいものだったようで、

実際に、暴力団の角刈りの男は、

柴田刑事を見て嘲りの笑みを見せました。

これが11月のこと。

しかし、よく年の2月。

その柴田刑事が、嘲りの笑みを見せた角刈りの男を含めた

詐欺グループを一斉検挙してしまいます。

  

柴田たちは、大澤弁護士と渡辺工業の過去を洗い、

一見合法的に土地建物を乗っ取られた被害者に接触して、

いくつかの乗っ取り事件の全容を把握した。

そのうえで、浅見進との一件では、

詐欺と恐喝、威力業務妨害、それに公正証書原本不実記載、

同行使が成立すると突き止めたのだ。

四ヵ月にわたる内偵捜査の結果、十分な証拠をもとに

渡辺工業社長や難波篤司(角刈りの男)らの逮捕状を請求、

下りたところで、この日の逮捕劇となった。

その話を聞かされて、和也は柴田の捜査員としての能力に驚嘆した。

このように複雑で、法律の隙間を縫ったような犯罪を、

見事に刑事事件として立件してしまったのだ。

並の想像力や粘りでできることではないし、

並の頭で可能だったこととも思えなかった。

風采で損をしているひとだ、とも思った。

しかし、彼はコロンボ·タイプの刑事なのだとも言える。

警視庁の捜査員は、必ずしも石原裕次郎のプロダクションの

俳優たちに似ている必要はないのだ。

 

三日後、大澤泰樹弁護士が逮捕された。

このとき和也は、大澤弁護士が柴田と稲垣の

ふたりの捜査員にはさまれて目黒署に入ってくるところを目撃した。

 

柴田と目が合った。柴田は、例のとおりの、

どこか眠そうな目のままだった。退屈そうにも見えた。

 

和也が敬意をこめて気をつけの姿勢を取ると、

柴田は一瞬だけ口元をゆるめた。

ふいに、捜査二課、という言葉が思い浮かんだ。

これまで将来の配属先として考えたことはなかったが、

柴田のように仕事ができるならば、選択肢のひとつになる。

自分の適性を考えても、合っている方面かもしれない。

(下巻 205p)

  

いいですね、柴田三郎刑事。

格好いいじゃないですか。

風采で損をしていても、仕事ができる人は、

やっぱり格好がいいと思います。

頭の良さと粘り。特に粘りを見習いたい。

たとえ最初は嘲りの笑みをされても、

いちいち怒らない。

勝負は仕事。

  

「警察官の血」の中で、柴田三郎刑事が登場するのは、

下巻の186~205pの中の、さらに一部ですが、

私には印象に残った登場人物でした。

 

 

「警官の血」より/炎上する天王寺五重塔の記述

今日は12月30日。  

  

昨日も「警官の血」(佐々木譲著/新潮社)のことを書きました。

今日はこの本を図書館に返す予定。

一部引用しておきます。

  

天王寺駐在所で、天王寺五重塔の異変を感じた場面。

 

深夜、清二は目を覚ました。

切迫した声を聞いたような気がした。

女の声もまじっていたようだった。

枕元の時計を見ると、午前二時三十五分だ 。

清二はしばらく耳をすましたが、

声は続かない。

清二はもう一度目をつぶった。

  

次に目を覚ましたのは、午前三時三十分である。

枕元の目ざまし時計で、その時刻を確認した。

しばらくは、布団の中で耳をすました。

何かがばちばちと割れるような音がする。

それも、さほど遠くではなかった。

音は少しずつ大きくなってゆくようだった。

 

身体を起こして、もう一度耳をすました。

横で多津も身体を起こした。

清二は、子供たちを起こさぬよう、小声で多津に訊いた。

「聞こえるか?」

「うん」と多津はささやくように答えた。「何か、壊してる?」

「なんだろう」

多津が、あっと小さく声を上げた。

「どうした?」

「匂う。何か燃えてる」

そう言われた直後に、自分も匂いを感じた。近所で何かが燃えている。

外で、こんどははっきりと何かが壊れるような音がした。

清二は立ち上がって窓辺に近寄った。

カーテンを開けて、西側を見ると、

すぐ目の前で白煙が上がっている。

ちょうど天王寺の五重の塔がある場所だ。

「火事だ」と、清二はふつうの声音で言った。「起きろ」

「起きて」と多津は子供たちの肩を揺すった。「早く火事だから」

子供たちふたりが、目をしょぼつかせながら身体を起こした。

(上巻198~199p)

 

Wikipedia 谷中五重塔放火心中事件によると、

火の手は7月6日午前3時45分ごろに上がったそうです。

 

燃え上がっていく様子を書いた場面を引用します。

  

(清二は)駐在所を飛び出して、五重の塔を確かめた。

五重の塔は、駐在所と敷地が隣り合わせだ。

ひとの胸ほどの高さに、コンクリートの塀がめぐらされている。

門扉は通常施錠されていて、

一般のひとが中に入ることはできなかった。

つまり、ここに住み着いている者もいない。

それは昨日の午後にも確認していた。しかし。

ふと深夜に聞こえた声を思い出した。あれはもしかして。

塔の一層目はぐるりに濡れ縁がある。

その一層目の手前、雨戸に隙間ができており、

その奥から白い煙が噴き出していた。

煙の奥で、赤い炎がちらちらしている。

門扉の内側に消火器があるはずだった。

清二はコンクリート塀に近づいた。その刹那だ。

雨戸の一枚が外側に倒れてきた。

中からどっと炎が噴き出してくる。

雨戸が倒れて酸素が吹き込まれたせいか、

内側の火勢が激しいものになった。

  

清二は駐在所にとって返し、谷中署に電話を入れた。

「天王寺駐在所、安城です。天王寺の五重の塔が燃えています」

電話口に出た巡査が聞き返してきた。

「五重の塔? あれは現住建造物か?」

「いえ。でも、文化財です。応援求めます」

「失火か。放火か」

「わかりません。まだ見当がつきません」

「火事の程度は?」

「燃え盛っています。消防への連絡もお願いできますか」

「わかった。天王寺駐在所が目印でいいんだな?」

「はい。すぐ横で燃えているんです」

多津が、子供たちふたりを連れて、執務室に降りてきた。

清二は言った。

「貴重品だけ持ち出せ。延焼するかもしれん」

「もうリュックを背負ってる」

多津も、昭和二十年の下町大空襲を体験した身だ。

こういうときの心構えはできている。

(上巻199~201p)

  

昭和32年の7月6日の出来事。

空襲体験者の動きは、今に人たちとは違うだろうな。

  

一階から火が燃えあがていく様子を書いた場面です。  

  

「五重の塔が火事だ」

その叫びは、いよいよ切迫したものになっていた。

炎は成長し、一層目と二層目とのあいだの天井を突き破って、

二層目に達しようとしている。

(中略)

放水が始まった直後、四人の外勤巡査が谷中署から駆けつけた。

そのときには、炎はすでに三層目に舌をかけていた。

野次馬の数は、いまや五百人はいるだろうかと見える。

天王寺町の住人のおよそ半分ぐらいは、

この場に集まっているのではないかと見えた。

さらに五分後、あらたに11台の消防車が到着した。

そのときには、炎は五重の塔の三層目から四層目にまで達していた。

塔にまつわりつくように白い煙が上がり、

その白煙はすぐに上空で冷えて黒煙と変わっていた。

しかしどうやら、駐在所への延焼は免れたようだ。

(上巻202~203p)

  

昭和32年7月6日の出来事です。

1957年だからおよそ62年前の出来事。

この文章を読んで、62年前の出来事を想像しました。

そして運よく現場に立つことができたら、

この文章を見ながら再び想像したいです。

 

↓ 消失前の天王寺五重塔

Ph_sendagi26 東京都教育委員会HP

 

【濡れ縁】=雨戸の敷居の外側に設けられた雨ざらしの縁側。

 ※引用:コトバンク

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