太陽系外縁天体「ウルティマトゥーレ」はどんな形?
今日は1月2日。
昨晩、12時過ぎまで起きていたせいか、
今朝は寝坊をしました。午後6時!
休みの安気さで、二度寝してしまいました。
睡眠十分。さあ動くぞ。
最初は・・・このニュース。
この写真で紹介されたニュースとは、
米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が
1日未明(日本時間同日午後)、地球から60億キロ以上離れた
太陽系外縁天体「ウルティマトゥーレ」に到達したそうです。
これまでに探査機が訪れた天体では最も遠く、
人類の太陽系探査に新たな歴史を刻んだとのこと。
まずは「ウルティマトゥーレ」がどんな形をしている天体なのだろうと
写真を見て興味をもちました。
さっそく調べました。
いいサイトがありました。
※月探査情報ステーション ウルティマ・トゥーレ (Ultima Thule)とは?
ここには知りたいことがいっぱい書いてありました。
一部引用します。
海王星より先の太陽系空間には、冥王星のような比較的小さな
(といっても、大きさが数十〜数百キロメートルくらいの)天体が
多数存在する領域があるのではないか、
という考え方が提唱されました。
最初にこの考え方を述べたのは科学者エッジワースで、
1957年には太陽系科学に先駆的な役割を果たした
ジェラルド・カイパーがこの考え方を述べます。
このような「仮想的な」領域は、カイパーの名前をとって
「カイパーベルト」と呼ばれるようになりました。
(中略)
現在カイパーベルト天体は20個以上見つかっており、
そのいくつかは準惑星に属するのではないかと考えられています。
実際、カイパーベルト天体である「マケマケ」「ハウメア」は
すでに準惑星に分類されています。
そして、ニューホライズンズが史上はじめて、
このカイパーベルト天体を直接探査することになります。
(中略)
ウルティマ・トゥーレ (Ultima Thule)は、
2014年に発見されたカイパーベルト天体です。
2014年6月26日、ニューホライズンズのチームが
ハッブル宇宙望遠鏡を使ってこの天体を発見しました。
仮符号「2014 MU69」と名付けられたこの天体には、
後に一般公募により、「私たちが知る世界を越えたところ」
という意味の愛称「ウルティマ・トゥーレ」がつけられました。
ニューホライズンズのチームは、2015年後の冥王星への
最接近(フライバイ)後に、カイパーベルト天体を
探査することを計画していました。
いくつかの候補天体の中から、ニューホライズンズの
残りの燃料などで到達可能であることなどから、
このウルティマ・トゥーレが目標として選ばれたのです。
(中略)
2017年7月に行われた観測により、
ウルティマ・トゥーレは極めて奇妙な形をしていることが
わかりました。現在のところ、この天体は鉄アレイのような、
2つの天体がくっついたような形、あるいは場合によっては
2つの天体からなる「連星系」を成している可能性が考えられています。
また、ウルティマ・トゥーレの表面はかなり赤いこともわかってきています。
しかし、地上からの観測ではここまでが限界です。
なにしろ、ウルティマ・トゥーレがいる位置では、
太陽光の強さは地球のわずか0.05パーセントしかありません。
つまり、これだけの光しか反射しないわけですから、
地球からみても極めて暗い天体であり、
その表面がどのようになっているのか、何でできているのか、
といった詳しいことを知るすべはありません。
実際に「ウルティマ・トゥーレ」がどのような形をしているのかは、
現在は不明です。
NASAも鉄アレイ型と長い楕円形型の2種類、
想像図を公開しているようです。
より転載。
暗くて見えないからこそ、直接そこまで行って
観測する必要があるわけです。
今回、どんなことがわかるか楽しみです。
ニュースを見逃さないようにしたいです。
つづく
コメント