自分の毛で繭(ドーム)を作る虫/アカスジシロコケガ
今日は令和6年5月29日。今日も「即今着手」
Facebookに登録していますが、私はブログ中心なので、
Facebookは、見るというか、眺めるくらいの感じの
お付き合いです。
あれもこれも見て、発信をするのは無理です。
でも、時には、何だこれ!と注目することがあります。
一昨日ありました。
「近所のKさん」の投稿された写真に注目です。
転載します。
壁にできた網目に囲まれた蛹です。
いかにも蛾の蛹ですが、奇妙な網目です。
この網目はどんな役に立っているのか。
簡単に壊れてしまうのでは。
まずは何の蛹か?
このような形の蛹は、コケガという蛾の仲間のものだそうです。
参考:昆虫ブログ むし探検広場 ネットのドームに守られて羽化を待っています
コケガはこのような毛によるドームを作って、
その中で蛹になるようです。
可能性として、アカスジシロコケガが高いと書いてありました。
アカスジシロコケガ。
そのドーム作りに迫ったサイトがありました。
そうか、ドームというよりも繭が正しいのかな。
でも、見かけは繭にしてはスケスケなので、
ドームの方がいいのかなと思います。
したがって、以下、ドームでいきます。
幼虫は自分の毛を口で咥えて、プチッと引っこ抜き、
クチクチと押し付けて、ドームを作ったと表現しています。
貴重な写真をサイトから転載します。
毛を咥えて抜こうとしているところ↓
ドームに自分の毛を押し付けているところ。
見てみたいですね、こんなシーン。
このブログの方は、動画も撮っています。
毛を抜いて、口に咥えて、ドームに押しつけるシーンを
見ることができます。
この動画を見る限り、ドームを完成させるまでには、
数時間かかるのではと思いました。
このドームは、どのような役目があるのでしょう。
あまりにも華奢(きゃしゃ)だと思います。
ちょっと大きな生き物だったら、簡単に壊してしまいそうです。
この幼虫の毛には毒があるのでしょうか。
風人の虫部屋 真っ白な翅に赤いラインが際立つ『アカスジシロコケガ』
このサイトに答えがありました。
幼虫の毛にも、成虫にも毒はないそうです。
そうなると、ますます頼りないドームだと思います。
寄生蜂にやられないようにガードしていると
書いてあるサイトがありました。↓
ムシをデザインしたのはダレ? スキあり! アカスジシロコケガ 繭
このサイトには、ドームの毛のアップがありました。
毛はささくれていて、意外に侵入は難しそうです。
しかし、ドームを作るのに時間がかかるので、
その間に寄生蜂や寄生バエにやられてしまう可能性があります。
自然は厳しいです。
そうだ、まだ成虫の写真を載せていませんでした。
上記の「いもむしうんちは雨の音」の写真を転載します。
最後に「コケガ」という名前について。
幼虫の食草?は地衣類だそうです。
今度はこのサイトを参考にします。
ここで、樹皮のコケを食べる幼虫の写真があります。
葉っぱを食べる幼虫が多い中、珍しい幼虫のようです。
いい写真なので、転載します。
決定的に書いてあるサイトはありませんでしたが、
自分の中では決めています。
コケを食べる幼虫だから、コケガという名前がついたのでしょう。
違ったら、また書きます。
情報がある方は教えてください。
山に行けば、苔の多い場所はあります。
今度はよく観察してみようかな。
これだけ調べたので、
どこかで、幼虫を見たいし、ドームを見たいし、
成虫も見たいです。
コメント