古い民具:赤ちゃんの籠?
今日は令和5年8月30日。
古い民具調べ。今日も頑張ろう。
今回はこれ。
これは何?
思い浮かぶのは、赤ちゃんを寝かせていた籠でしょ。
でも本当にそうだろうか。
今で言うクーファンだと思ったのですが、
クーファンには必ず付いているものがありません。
取っ手です。
持ち運びできないと不便だよなあと思いました。
でも昔は、家族の誰もが忙しくて、
みんなは外で働いていて、
赤ちゃんは家に寝かせたままかな。
赤ちゃんを連れてお出かけなんかしなかったかな。
そんなことも思いました。
ネットで調べて、衝撃の籠に出合いました。
やっぱり赤ちゃんは、家において置かれて、
みんなは外で働いていたそうです。
赤ちゃんは、籠に入れられていました。
その籠は、勤務校のような籠ではなく、
円筒形をしていました。
そこに赤ちゃんは、身動きができないように、
詰めて入れられていました。
このサイトの写真を並べます。
赤ちゃんは自力で籠から出られないようになっています。
文章を引用します。
「身動きとれなくて、かわいそうですね」と言うと、「今だったら、
虐待だなんて、言われるかもなあ」と、おじいさん。「でも、外仕事
はたくさんあるし、真夏なんかは背負ったら暑くて、もっとかわいそ
うでしょう。家の中だって、イロリがあったり、土間に落ちたりした
ら危ない。かわいそうでも、こうしておくしかなかったんだよなあ」
と言いました。
なるほどです。
「つぐら」と呼ばれるこの籠が、赤ちゃんを入れておく籠なら、
学校にある籠はどうなのだろう。
やっぱり赤ちゃんを寝かせる籠なのか、
それとも違う使い道があるのか。
これも、Facebook「昔の道具-民具たち」で、
皆さんに聞いてみたいです。
昨日は、木桶について聞きましたが、
もうびっくりするくらいの情報が届きました。
今回はどうでしょうか。
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