大台ケ原山森林鉄道その5/橋と線路が残っていた
今日は令和元年11月9日。
今日も頑張って道草しよう!
一昨日の投稿に引き続き、
10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ
大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。
前回で紹介した大杉谷森林鉄道のインクラインは
地図で表わすとここです。☟
インクラインで高い場所につながった森林鉄道は、
再び山奥に向かって延長します。☟
☝ 深い谷を目の前にします。
そこまでの行程で、当時をしのばせる光景に出合いました。
☝ これはすごい。橋があって、レールが残っていました。
それもカーブ。
☝ 線路の幅は3cmほどしかなくて、狭いです。
その狭さのために、脱線事故も多かったそうです。
カーブを曲がる貨車の映像が流れました。
☝ 時速数kmでゆっくりゆっくり通過したそうです。
橋本博さんの語りです。聞き書きします。
橋本:この辺、大杉谷を含めて紀伊半島南部は、
かつては”木の国”と言われていたんですね。
それだけ木材資源、森林資源が豊富にあったと
いうことなんですけども。
昔、まだ技術が未熟な時代に、寝食を忘れて
汗とか油にまみれて辛苦を重ねた時代があったんです。
そういう苦し時代があったからこそ、
今があるんですね。今の林業があるんです。
だからこそ、こういったところに足を運んで、
先人たちに敬意を表すというか、
目を閉じて見るんですよ。
そうするとかつての賑わいがね、はっきりと力強く
よみがえってくるんですよ。
機関車の音とか、チェーンソーの音とか、
斧の音とかが。それがたまらないんですよ。
☝ 私もこの場所に行って、想像してみたいです。
森林鉄道跡の探索は、当然登山に近いので興味津々です。
山中に入って、この風景に出合ったら、感激するだろうなあ。
つづく
コメント