「疲れない脳をつくる生活習慣」引用2.瞑想と海馬 瞑想と扁桃体
今日は10月2日。
前投稿に引き続いて、
「疲れない脳をつくる生活習慣」
(石川善樹著/プレジデント社)より引用します。
瞑想している人は、そうでない人とくらべて、
脳の前頭前野や海馬で神経細胞の密度が増加していること、
つまりその部位が厚くなっていることが明らかになりました。
前頭前野というのは、文字通り、脳の前の方にある領域で、
思考や創造性、意思決定など、
高次の精神活動を司っている部位です。
海馬は左右の耳の奥あたりにあって、記憶にかかわっています。
したがって、瞑想によって、思考や決断力、記憶力とかかわる
脳の構造そのものが変わることがわかったのです。
(32~34p)
「海馬」は関心が高い部位です。
活発にさせたい部位です。
さらに瞑想は、脳の真ん中にある扁桃体を縮小させるという研究も
報告されています。
扁桃体は、怒りや恐怖に深く関係している部位です。
たとえば、誰かに反論されてカッとなるときなどに、
扁桃体は活性化します。
扁桃体が活発になると、体内でコルチゾールという
ストレスホルモンが発生します。
このコルチゾールが増えると人間の理性的な思考が働かなくなり、
感情が暴走しやすくなるのです。
こうした状態を科学者たちは「扁桃体ハイジャック」と呼んでいます。
怒りが怒りを呼んで、手が付けられなくなってしまうわけです。
みなさんも、カチンときたり、頭に血がのぼっていると思ったら、
「いま扁桃体にハイジャックされかかっているな」と
冷静に自分を観察してみてください。
瞑想は、この扁桃体ハイジャックを防ぐにはもってこいの
トレーニングです。
8週間の瞑想で扁桃体が縮小したという研究報告もあります。
そして実際、瞑想によって得られた感情をコントロールする能力は、
瞑想していないときでも持続することもわかってきています。
(34~35p)
ささいなことですぐに感情爆発!?してしまう子どもがいます。
瞑想から、その改善をめざすのもいいかなと思いました。
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