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2016年1月 5日 (火)

肢体不自由教育勉強会での学び/どのような体育をするか

  

今日は1月5日。

【ETV特集 それはホロコーストの”リハーサル”だった

             ~障害者虐殺70年目の真実~】

の聞き書きの続きは次の投稿です。今回は別の話題。

  

  

昨年12月に参加した肢体不自由教育勉強会に参加しました。

そこで配られた要項に次のように書いてありました。

  

肢体が不自由な子に体育なんて何をやればいいんだろう?

あでもできない・・・これもできない・・・。

と、首をかしげるところから始まります。

体育でスポーツ的な競技性や均整のとれた動作性を求めず、

素朴に「体を動かす」からのスタートをしてみましょう。

  

いいなあと思います。

現在担任している子どもにも、

この考え方でいきたいと思うようになりました。

今までは交流学級で行っている体育の内容に

どのように関わらせるかの発想が中心でした。

勉強会で参観させてもらった授業は、まさに「体を動かす」授業でした。

  

要項からもう少し引用します。

  

「楽しい体育の指導」

①障害に応じた種目を考える

 ・身体の動きの状況や生活経験の程度を考慮し、指導内容を精選し、

  基礎的基本的な事項に重点を置く。(学習指導要領より)

 ・「どんなスポーツを行うか?」ではなく

  児童生徒のやりたいことを「どのように行うか?」

 ・児童生徒の体の状況を把握する。

  安全な環境の中で体にかかる負荷を考慮する。

 ・場所、用具、ルールを決める。障害の実態をしっかり捉え工夫する。

  

体育の授業に限りません。

担任している子がバスケット部に入っています。

他の子とは同じことができません。

でもバスケはやりたい。どうするか?上記のことは参考になります。

次の「発想の転換」も参考になります。

  

②発想の転換

 ・転用・・・他の使い方、新しい用途は

 ・応用・・・他からのアイデアを借りたらどうか、

       他にも似たようなものはないか、まね

 ・変更・・・変えたらどうか、意味、色、動き、形

 ・拡大・・・何かを付け加える、回数を増やす、長くする、時間を増やす

 ・縮小・・・小さく、軽く、短く、圧縮、省略

 ・代用・・・他の材料、他の場所、代用品、動力

 ・再配置・・・順番を変える、要素を変える

 ・逆転・・・順番、役割、基準、勝敗、上下逆

 ・結合・・・混合する、組み合わせ、障害の有無

  

肢体不自由児の体育を考える時には、

上記のキーワードをながめながら考えると、何か思い浮かぶかも。

  

収穫のあった出張でした。

  

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