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2014年3月 9日 (日)

村上先生週間3/3月8日の講座/子どもをその気にさせることこそ教師の仕事

  

今日は3月9日。

  

3月3日(月)に今週は「村上先生週間」として、

キミヤーズの教材・教具」(クリエイツかもがわ)を再読しようと書きました。

しかし実行が伴わず、昨日は京都に行って講座に参加してきました。

そのまま「村上先生週間」というタイトルで、昨日の講座のことを書いていこうと思います。

   

第6回になるキミヤーズ塾に初めて参加しました。

会場はここ↓

Rimg9801

Rimg9802  

京都府立医科大学の看護学学舎でした。

京都までは娘と一緒に自動車で行きました。

娘は1日京都散策で、私は講座参加です。

  

では、大事なことを書き留めておきたいと思います。

書く事で、そして後日再読することで、自分の血や肉になるように願って。

  

  

〇最初は神戸大学の赤木和重先生のお話

 なぜ「私たちは、プリント学習根絶にこだわるか」というテーマ。理由は次の4点。

・つまらない【陳腐化】こだわりで継続してできる子はいる

・先生との対話がない【一方通行化】

・友達とのつながりがない【個別化】

・かしこくなりにくい【低学力化】

 子どもも先生も「わからないまま」教え、「わからないまま」答える。プリントが主人公になる。

〇「わかっていることの復習」でプリントを使うならいい。

〇特に特別支援学級ではプリント学習中心になりやすい。

〇プリント学習以外に、どんな教え方があるのか?それを少しでも今日の講座で紹介する。

  

〇勉強ができる子ではなくて、勉強が好きな子を育てるのが村上公也先生の願い。

  

  

  

村上先生の登場。

 TOBの言葉の説明・・・Think Outside the Box  規定概念にとらわれずに考えること

 ※調べたら、本当にあった。大事な考え方。やると面白い考え方。

 しかし村上先生はTOBをこうも言いました。「と(T)ってもお(O)もしろいべ(B)んきょう」

〇昨年末に還暦祝いをしてもらったそうです。早期退職をされて、退職して5年とのこと。

〇指導のポイント

・ガチな支持語はダメ(命令口調は×) 

 ※う~ん、ブロークンレコードで、命令口調を使っている(汗)

・子どもに対する敬意を忘れない。

・子どもたちのモチベーションを重視する。

※これが村上先生らしさだと思う。昨年11月の講座で学習した最も大事なこと。

※参考:11月24日の講座(2013年11月30日投稿)

・子どもの特性を前提に教材内容、教具を考える。

・前置き、説明は、できるだけしなくてもいい方法を考える。

・操作だけを練習しない。操作ができても教材の内容を理解しているとは限らない。

・・・因数分解ができても、因数分解の意味を言えない大人が多い

  

  

  

〇ここで実習。「VTRの授業にダメ出しをしよう」次の内容でした。

・授業のVTRを見る。スタッフが演じた算数の授業。

・まずは一人で、授業でダメなところを出し合う。

・4人組のグループでダメなところを出し合う。できれば改善点も話し合う。

・出た意見をスケッチブックにまとめる。  この流れをVTR2本で行う。

〇最後に村上先生の解説

・積木がいくつあるかを調べるときに、1・2・3・4と数えているが、

 それが念仏のようになっている。数唱になっている。ひと目でいくつと言えなくてはならない。

・百玉そろばんは前時代的なもの!

※昨年度は多用していた百玉そろばん。

 TOSSも薦めている百玉そろばんをこうまで言った人は初めて。

 しかし、百玉そろばんを使っていて、本当に子どもの力になっているのかと疑問に

 思っていたことは事実。本当にいいものなのかと考える機会である。

  

  

〇続いて村上先生の講座

 プリント学習・・・ついついやってしまう。

 できそうなプリントをやらせて教師は満足していないか?

 何を育てようとしているのか、教師が把握していないといけない。

〇数字の面白さ 「零(れい)」は、全くない状態とは限らない。ほとんどないような意味がある。

※「零細」で使われた「零」は「わずか」という意味。「零点」「零勝」の「零」は全くないの意味。

※「ゼロ」は全くない状態。

〇再び指導のポイント

・子どもの自主性・自発性を徹底的に引き出す。

・子どもたちのモチベーションを重視する。子どもをその気にさせることこそ教師の仕事。

・具体的に教具を考える(リアリティ)。

・ガチな指示語はダメ(命令口調は×)。

・子どもに対する敬意を忘れない。

・子どもワクワク、指導者もワクワク。

・創造性がカギに(アート)。できるだけ機知に富んだ授業を行う。

・りっぱな指導計画をつくればいい授業ができるとはかぎらない。

・楽しくなければ自発性や自主性は育たない。

・知的好奇心を刺激する楽しいがなければ、主体的な学習は期待できない。

・「将来のために辛いこと苦しいことを我慢させる学習」は将来の保証ができるのか?

 意欲や希望はどうなる?

ここで午前の部が終了。(次の投稿につづく)

  

 








コメント

 キミヤーズ塾にも来ていただいたのですね。ありがとうございました。
 私がやってきた実践は,現場の先生も,学会の学者さんも関心をもっていただいており,各地の研修講師をしたり,特殊教育学会,発達心理学会などで話題提供として発表させてもらっています。最近,全国で講演する機会が増えて,北は北海道,南は沖縄まで範囲が急に広がってきました。愛知県でも名古屋市や岡崎市でここ数年で計3回は講演をしています。また,お会いできる日を楽しみにしています。

愛知にまた来てください。
豊川市で呼んでくれるといいのになあと思っています。
次の機会を見逃さずに参加したいと思っています。

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