大宮報告4/何を継続するか/スピード
今日は1月10日。
前投稿のつづき。
1月8日「教育のてつじん倶楽部 2011冬の実践講座」で勉強したことを書いていきます。
〇午前は「拡大サークル」
サークルのレポート検討会の様子を参観した。
☐K切先生のレポート検討
・レポートの冒頭にこう書いてあった。
「授業でも学級づくりでも修正しなくてはいけない時が必ずやってくる。
そうした時、まずは、何から手をつけていくか・・・。
先生方は、どうしますか・・・???」
・K切先生がやったことは、子どもを変えるのではなく、自分を変える行為。
(この発想がいい)(人は変えられないけど、自分は変えられる・・・って、聞いたよなあ)
・毎日、次の3つの行為を継続しているそうだ。
①時刻を守る ②子どもと一緒に掃除(雑巾がけ)をする ③手紙を書く(一日一通)
・③について・・・担任している子どもに順番にはがきを書いて投函する。
子どもの良さを伝える。本人だけでなく、保護者にも伝わる。はがきが届いた晩御飯の話題になると予想される。
・かつて野中信行先生の本にあった。子どものよいところを見つけては、どんどんはがきに書いて投函していく。
書こうとするから、子どものよいところが見えてくる。
・自分はかつて付箋でやった。22名と少なかったので、毎日書いて連絡ノートに貼った。
※「一人コメント」http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/02/post-d3ff.html
子どもを見る目を育てる教師修業として有意義であった。
しかし、限られた時間、学級通信等に時間をかけると不可能になる。
やればよいのはわかっていても、今の担任して言うクラスの実態に合わせて、
何に力を入れるか、時間をかけるかを選択するのが大事だと思う。
・継続できることを選択してやる。すぐに効果が出なくても、継続する。
あらためて継続の大事さを感じる。
・杉渕先生より
・K切先生は持ち上がりの3年目。
3年は教師にとって難しい。
1年目はちょっとのことをやっても子どもはすぐに伸びる。
2・3年目はさほど伸びない。
教師が自己変革しないと、子どもは伸びない。
(つまり、持ち上がりがあまりない現在は、好条件でやらせてもらっているということだなあ。
しかし、裏腹に、自己変革・修行をしていないということ?)
☐2年目のN野先生のレポート検討
・2年目?たくさんのレポートを用意し、よく勉強もされている。
自分の2年目のことを思うと雲泥の差。ビックリ。
でも印刷数が少なくて、そのレポートはいただけなかった。
・杉渕先生から
・向山型で行くか、西郷竹彦さんの文芸論で行くか?
その選択ではなくて、「自分が何をやりたいか。どういう子を育てたいか。そこからスタートする」
・教師は固い。
教わると、そのやり方でやらねばならないと思ってしまう。
教わったら、自分の中に何を取り入れ何をはじくか、
自分でちゃんと見極めなくてはいけない。
・教えてもらっただけではだめ、自分を磨かなくては。
ブランドで着飾っても、中身がたいしたことがないのではだめ。
(この言葉も肝に銘じたい。知っているだけではだめで、自然に使いこなせる実力を身につけたい)
☐K橋先生のレポート
・杉渕先生から
・自分らしさ・・・人にはいろいろなタイプがある。自分らしさを出した方がいい。
・教師のタイプの問題ではなく、原点は「自分が何をやりたいか。どういう子を育てたいか」
(それに向けて自分らしさを出して努力しろということだろう)
・教師が変わればクラスが変わるのが当然。Jリーグ、監督が変わればチームが変わるように。
☐N野先生のレポート検討
・レポートのタイトルは「スピードこそ心構えを創る突破口」
・なぜスピードを上げるのかを考えさせてくれるレポート。
・こう書いてあった。
「取りかかりのスピードを上げていくことは、
学習への心構えを創ることになるからだ。
素早く取りかかるには、
先を見通して準備をしておかなくてはならない。
スピードこそ心構えを創る突破口になる」
・指導の結果、クラスのみんながスピードを上げることができると・・・
こう書いてあった。
「全員がサッと学習に入れると心地よい。
待たせる行動がなくなり、人の時間を奪わなくなる。
クラスの雰囲氣が変わってくる。
活性化するとともに、集中力もついてくる。
スピードUPで心構えができた集団は、一気に加速していく。
スピードこそ、全員を育てる突破口だ。」
・その他レポートからの引用。
「素早さは思いやり」
「やり直しはさせる。
できるのにやってないことは流さない。
流すと、負の教化をしたことになる。
学級づくりの柱になるスピードでは妥協しない。」
・12月26日の俵原先生の言われた「取りかかりと止める時のスピード」の2種を考えたい。
学校も社会も、時間がきたら次のことをやらなくてはならない。
取りかかりとともに、時間がきたらそれまでやっていたことを切りにすることも
子どもたちに身につけさせたい。教師は意識して話をしたい。
・それも周りに迷惑をかけないこと、つまり「素早さは思いやり」につながる。
・杉渕先生のクラスを授業参観した人の感想。
最後の時間の体育がすんで、10分で帰りのあいさつをしていたとのこと。
自分のクラスでは無理。教室に戻ってくるのが遅い。その結果他の子に迷惑がかかっている。
改善すべき点だ。
・杉渕先生が「速いことは気持ちがいいこと」と言っていた。このシンプルな言葉に説得力あり。
コメント