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2008年11月

2008年11月24日 (月)

他の小学校の学習発表会「ああ豊川海軍工廠」

11月15日、自転車で20分ほどの豊川市内の小学校におじゃましました。

この学校の学習発表会で、歴代の6年生がずっと同じ脚本で、

豊川海軍工廠の爆撃のことを扱った劇をやっていると聞いたからです。

それはぜひ見たいと思い、

その小学校の保護者に混じって、体育館でその劇を見ました。

30分近い大作でした。

セリフの中に、工廠の爆撃で娘を失った年老いた母親が、

現代まで生き延びて、中学生にむかって、

「あの子が生き延びていてくれたら、きっと私にもあなたたたちのような孫がいたでしょう」と言います。

ちょっとその時に脚本の書かれた時代がだいぶ前だぞと感じました。

帰宅して調べたところ、豊川市制50周年事業ふるさと子ども劇場として、

平成5年11月に初めて「ああ豊川海軍工廠」が演じられたようです。

それから15年。15年前のものと知って、納得しました。

そして15年続いていることはすごいと思います。

戦争を忘れない。戦争を起こさない。

世界ではまだまだ戦争が続いている中、日本はこうやって戦争を思い出しストップをかけていると思います。   

    

劇の設定を平成5年で通していくのか、

新しい時代に設定して脚本を変えていくのか課題ですが、

継続してほしいと思いました。

劇は録画しました。またどこかで生かしたいです。

   

この学校の校区に、かつて探して訪れた海軍工廠犠牲者のお墓「諏訪墓地」があります。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/10/post-0158.html

海軍工廠の劇をやるにふさわしい小学校なのです。

11月19日の「クイズ雑学王」より/PAで斜めに駐車させる理由

数多(あまた)あるクイズ番組の中で、

「クイズ雑学王」を選んで見ています。

番組のスタートは難読漢字の読みを答えるクイズです。

先週はこんな漢字が出ました。

    

晃晃と・・・・・・「きらきらと」

取り零す・・・・「とりこぼす」

刻刻・・・・・・・「ギザギザ」

設えた・・・・・・「しつらえた」

態と・・・・・・・・「わざと」

蜷局・・・・・・・「とぐろ」

躊躇う・・・・・・「ためらう」

歪・・・・・・・・・「いびつ」

噤む・・・・・・・「つぐむ」

影護い・・・・・「うしろめたい」

    

特に最後の「影護い」は難しい。「後めたい」でもいいんですよね。

   

なるほどと思ったクイズ。

Q:すき焼きを生卵につけて食べる元々の目的は?

答:具材を冷ますため。

熱した肉をそのまま食べてやけどしたした人がいたそうです。

当時、肉も卵も貴重なものでした。高級感ある料理にするためにもやったそうです。

   

Q:高速道路のパーキングエリアで斜めに駐車させる目的とは?

答:逆走するのを防ぐため。

今まであまり考えたことがありませんでしたが、こうやって質問されて私も答えが浮かびました。

問われて初めて子どもは考える。授業の原則ですが、今回の私もそうでした。

    

Q:高校生に人気のノートは誰のノートを研究して出来た?

答え:東大合格者

東大合格者のノートはきれいに書かれていることから生まれたノート。

ドット入り罫線のノートでした。

全く知らなかったので、実際に買ってきて見てみました。

     20080918_10kokuyo 20080918_02

   

   

   

   

   

コクヨと文藝春秋の共同企画。確かにこれは使いやすそう。

今日から教材研究用のノートにしよう。 

    

全国市長会会長の秋田弁

昨日、秋田弁のお話「八郎」のことを書きました。

最近秋田弁を聞いたことを思い出しました。

定額給付金のニュースに関して、

全国市長会の会長が話をしているところがテレビニュースで報じられていました。

その会長の話に訛(なま)りを感じました。

どこの市長さんだろうと思ってみたら、

秋田市長の佐竹敬久さんでした。

「八郎」の練習だったためか、どこかで聞いたことがある訛りだと思いました。

     

佐竹市長さんにとって秋田弁には思いがあるようです。

次のサイトに書かれていました。

http://www.satake-norihisa.net/index01_mg200505.html

(前略)思い起こせば、昭和三十年前後の私の小学校時代には、

共通語教育というものが重視されました。

秋田弁、すなわち方言は「悪い言葉」として定義づけられ、

学校内で口にすれば赤いリボンを胸の所に虫ピンで刺され、

リボンが十ケになれば反省文を二百字などという、

今思えば滑稽なことがあったように記憶しています。

(中略)公の席で秋田弁を思いっきり使ってみたい思いに駆られていたところ・・・

(中略)秋田を元気にするためには、

内にこもらず秋田弁を立派な民俗観光資源くらいにとらえ、

郷土に自信を持つことが必要なのではないでしょうか。 
    

確かにあの全国市長会会長のコメントは秋田弁でした。

全国放送の公の場で秋田弁で話しました。

やったね、佐竹市長。

2008年11月22日 (土)

学習発表会の晩はエビスビール/八郎

今日は学習発表会でした。3年生のプログラム。

歌唱「天まで駆けるよ」

リコーダー演奏「エーデルワイス」

合奏「パフ」

シュプレヒコール劇「八郎」

「八郎」・・・子どもたちは親を前に緊張したようで、

前日の大きな声が出ず。残念。

こんなもんじゃないと親御さんたちに言いたい気持ちもありましたが、

でも本番に声が出ないのは教師の指導不足。何かが足りないんだよな。

この連休で考える。

終ったあとの子どもたちのすがすがしい顔。頑張った顔でした。

子どもたちは頑張ったんだ。教師側に何か足りない。

    

最近はいつも「ストロング7」350mlでしたが、

今晩は奮発して?「エビスビール」500ml。

とりあえず自分にご褒美。お疲れ。

   

「八郎」について

     

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この本の滝平二郎さんの絵は本当にいいですね。

学年通信のカットに何度か拝借してしまいました。

劇をするにあたり、秋田弁のイントネーションを知るために次の本を参考にしました。

CDブック  声に出して読みたい方言  -「方言の湯」に浸かろう (CDブック) CDブック 声に出して読みたい方言 -「方言の湯」に浸かろう (CDブック)
齋藤 孝

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この本の中に「八郎」があり、CDで秋田弁の「八郎」を聞くことができました。

秋田弁。ぺらぺらしゃべられたらわからない言葉です。

でも声に出すとうつりますね。ついふだんの生活で秋田弁が出てしまいます。

次のサイトの語りもいいです。

あったかくなります。

http://www.voiceblog.jp/katsu7485/431189.html

お薦めの「里山百年図鑑」

学級文庫に今日入れた本はなかなかいい。

「里山百年図鑑」(松岡達英著/小学館)

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松岡 達英

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教室で飼っている赤いアカザのイラストが載っていました。

説明を読んでいた子が「日本しかいない魚だ」と驚いていました。

そのことがすごくうれしいようでした。なるほど。

体長は10㎝になるらしい。

今の教室のアカザはまだ稚魚。4㎝ほど。大きくなるのが楽しみ。

アカザのイラストの向こうに大きなナマズが泳ぐイラスト。

私「ナマズ、教室で飼いたいなあ」

子ども「俺、買ってくるよ」

私「買って来ちゃあ、面白くない」

子ども「そうそう、捕まえてくるのがいいんだよ」

私「どれくらいナマズは大きくなるのかな。え~と60㎝だ」

子ども「水槽がこまっちゃうね」

子どもたちとこの本を囲んでこんな会話をしました。

巨大なナマズが泳ぐ姿を夢見てました。

    

田んぼに通い続けてきた3年1組。

今までやってきたことを後押ししてくれるような本でした。

冬は野鳥観察がいいと、この本にはありました。

2校前の勤務校は野鳥観察の盛んな学校でした。

その時のわずかな体験を生かして、野鳥観察に進んでみようかな。

    

お薦めの本です。

2008年11月20日 (木)

スーパーマーケットの下見

社会科でスーパーマーケットの見学を計画しています。

11月27日の予定。

それに先立って今のところ4回下見に行きました。

見学のための下見というよりも、

社会科教師の好奇心で出かけているところがあります。

   

開店前のスーパーマーケットがどうなっているか?

興味あると思いませんか?

10時開店に向けて6時から準備している人たちもいるそうです。

6時から見学に来たいと申し込んだが、事情で受け入れられず。

しかし8時からならいいですと言われ、出向きました。

   

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いつもとは違った風景eye

お客さんが歩く通路には商品の入った箱がたくさん置かれていました。

たくさんのお店の人がせわしく動いて準備をしていました。

こんなよそ者がうろうろしていちゃじゃまだpunchsweat01と思いきや、

挨拶してくれるし、いろいろ教えてくれましたheart04

後でわかりましたが、事前に会議で、

「今度学校の先生が朝から来る。地元の小学校の先生だから、歓迎しよう」

と店長がおっしょったとのこと。

感謝crying(つづく)

    

カマキリの卵嚢づくりを目撃

今日はまた新しいことを見ることができました。

教室で飼っていたカマキリ。

お腹が大きかったから、

上等なハリガネムシがいるぞと子どもたちは思っていました。

夕方、帰りがけに虫かごをのぞいた子が驚きの声。

卵を産んでいる!

   

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子どもたちが下校した後、職員室に虫かごを移動。

職員会議中も机上に虫かごを置いて、観察。

お尻から泡を出して卵嚢(らんのう)を作っていました。

虫かご内での卵嚢作りでしたが、

ちゃんと見慣れた卵嚢になっているのが不思議でした。

色は白。

この後、完成した卵嚢にお尻をつけていましたが、

産卵管を入れているかどうかわかりませんでした。

観察終了。学校から帰る頃には卵嚢は茶色に変化していました。

明日の朝はどうなっているでしょうか?

    

2008年11月19日 (水)

11月が花期の皇帝ダリア

最近気になっていた植物。

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通勤路でも3か所あります。

踏切近くの家、T小学校裏の道路沿いの家、そして勤務校の前。

上の写真は今朝勤務校前で撮ったもの。

背が高く、薄紫の花が目立つため、

最近になって急に目に止まるようになりました。

何という植物なのだろう・・・・。

そう思っていたのは私だけでなく、今朝同僚の先生と3人で話題になりました。

あれは何という植物なのだろう。

授業後調べようと決めて実行。

     

その名は「皇帝ダリア」

和名は木立ダリア

英名はTree Dhalia

キク科多年草/花期は11月・・こんな寒くなってから咲くんだあ。

草丈は3~5メートル。木のような草です。

   

さあ、気になっていたことがわかったので、仕事、仕事!

2008年11月18日 (火)

サカキ/サルトリイバラ

今日も田んぼへの自然観察。

さすがに虫が少なくなりました。

どこかにいるはずですが、今回は1時間だったので、

あまり見つけられませんでした。

見つけられない体験は今らしくて、それはそれでいいと思いました。

   

いろいろな実を見つけました。

先に話題にしたノブドウがありました。

虫こぶということで、中に虫がいるかなと思って切断して、

虫眼鏡で調べましたが・・・・わかりませんでした。

他にこんな実を見つけました。

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数珠玉のような実をつけたこの枝は、サカキ。

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これはサルトリイバラというつる性低木だそうです。

イバラと名のつくだけあって、とげがあって痛かった。

   

こういう実を楽しむのも今かな。

次回は隠れ潜んでいる虫を、爬虫類を見つけたい。

それらの生き物にとっては迷惑なこととは思いますが。

2008年11月16日 (日)

ノブドウと虫こぶ

金曜日に、指導員の先生に来ていただいての全体研の授業。

社会科でやりました。

疲れました。でもやり遂げたという気持ちがあります。

少々の自信をもらえて、さあまた頑張ろうという気持ちになれました。

特に11月前半はこの授業のことがずっと頭にありました。

ブログもちょっと停滞していました。

またブログの投稿が増えることでしょう。おつき合いください。

     

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金曜日に子どもがこんな実があったと言って持ってきました。

青、紫などの色とりどりの実のついた枝。

これはちょっと前に、いつもの田んぼに行って、

私も見かけて写真に撮っていた実(上の写真)。

一つの枝にさまざまな色の実がなるなんて面白い。

調べました。

これはノブドウの実でした。

    

そしてさまざまな色になる理由がすごい。

これはタマバエという虫の幼虫が実に寄生したことで、

実が変色してこんな色になるそうです。

実も大きくなるそうです。

こういうのを「虫こぶ」と言います。

次のサイトに虫こぶは次のように説明されていました。

http://www.jugemusha.com/jumoku-n-MUSI.htm

虫こぶはとは「虫えい」とも呼ばれ、ダニ、アブラムシ、タマバエの幼虫など、さまざまな虫が、植物に寄生することでできる部分を言う。

多くはこぶ状になるため、虫こぶと呼ばれている。

虫こぶは、寄生した虫が出す刺激に反応し、植物の一部が異常成長してできるものである

    

ノブドウの場合は、寄生されて色づき、大きな実になるというわけです。

虫が寄生しているためノブドウは食べられません。

    

「虫こぶ」の世界も面白そうです。

最近の写真

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