他の小学校の学習発表会「ああ豊川海軍工廠」
11月15日、自転車で20分ほどの豊川市内の小学校におじゃましました。
この学校の学習発表会で、歴代の6年生がずっと同じ脚本で、
豊川海軍工廠の爆撃のことを扱った劇をやっていると聞いたからです。
それはぜひ見たいと思い、
その小学校の保護者に混じって、体育館でその劇を見ました。
30分近い大作でした。
セリフの中に、工廠の爆撃で娘を失った年老いた母親が、
現代まで生き延びて、中学生にむかって、
「あの子が生き延びていてくれたら、きっと私にもあなたたたちのような孫がいたでしょう」と言います。
ちょっとその時に脚本の書かれた時代がだいぶ前だぞと感じました。
帰宅して調べたところ、豊川市制50周年事業ふるさと子ども劇場として、
平成5年11月に初めて「ああ豊川海軍工廠」が演じられたようです。
それから15年。15年前のものと知って、納得しました。
そして15年続いていることはすごいと思います。
戦争を忘れない。戦争を起こさない。
世界ではまだまだ戦争が続いている中、日本はこうやって戦争を思い出しストップをかけていると思います。
劇の設定を平成5年で通していくのか、
新しい時代に設定して脚本を変えていくのか課題ですが、
継続してほしいと思いました。
劇は録画しました。またどこかで生かしたいです。
この学校の校区に、かつて探して訪れた海軍工廠犠牲者のお墓「諏訪墓地」があります。
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/10/post-0158.html
海軍工廠の劇をやるにふさわしい小学校なのです。
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