今日は令和7年6月24日。
クロアゲハと思っていたアゲハチョウが、
6月23日の時間目の最中に、羽化しました。
狭い教室の中に、私と虫好きの6年生の男の子がいたのに、
同じ教室の中にある虫かごの中での羽化を見逃しました。
とても悔しい。残念。
羽化したアゲハの写真は後で載せます。
まずはここに至るまでのことを書きます。
勤務校の北側の森に、ウルシじゃないかと思うような木がありました。
調べたらカラスザンショウでした。
アゲハの仲間が好む木だと知りました。
幼虫を発見したのは、6月2日のこと。
そのことを書いたのは、この記事です。
ここでも道草 「カラスザンショウ」にアゲハの幼虫発見(2025年6月2日投稿)
3匹の大中小の幼虫を発見。
それがクロアゲハの幼虫だとその時には予想しました。
まだ飼育したことがないクロアゲハ。
教室での飼育が始まりました。
残念ながら、大中小のうち、中は不慮の事故に遭って
お亡くなりになりました。
虫かごの蓋の下敷きになってしまいました。
まさかそんなところにいると思わず蓋をした私の過失です。
大中小の小は、虫かごの掃除をした時に、
食草のカラスザンショウの葉っぱと共に、
外に一時避難させていたのですが、
掃除が済んでもとに戻そうとしたら行方不明。
いくら探しても見つからず。
残りは大の幼虫だけになってしまいました。
その大の幼虫が蛹になってくれたのは嬉しかったです。
他の2匹に申し訳ないことをしたので、
この大の幼虫は羽化させたいと思っていました。
蛹になっているのを発見したのは6月9日(月)の朝。
出勤して気がつきました。
土日の間に蛹になったと思います。

蛹の真下に、蛹になった時に脱いだであろう皮が落ちています。
蛹に近づいてアップ写真。


お馴染みのナミアゲハの蛹よりも大きくてごっついです。
羽化が楽しみになりました。
クロアゲハが羽化したのは、6月23日(月)の3時間目でした。
虫好きの男の子と、私が土曜日に見つけてきたミノムシを、
カッターを使って解体していました。
それに夢中になっていたのがいけませんでした。
気がつけば、虫かごの中に大きな黒い影。
クロアゲハが羽化していました。大きなアゲハです。

この写真で、クロアゲハだと思っていたこのチョウが、
モンキアゲハだとわかりました。
調べると、あの白いマダラは、若い時には白ですが、
時が経つと黄色になり、「モンキ」(紋黄?)となるのです。
アゲハチョウの中でも3本の指に入る大きさだそうです。
羽化して間もないので、あまり動きません。
これ幸いにと、この美しいくも大きなモンキアゲハの写真を
撮りまくりました。
写真に、蛇のおもちゃが出てきます。
4時間目の4年の男の子が、虫かご内のモンキアゲハを驚かせてやろうと、
蛇のおもちゃを虫かご内に入れたら、モンキアゲハが乗り移ってしまいました。
仕方なく、蛇のおもちゃにつかまらせた状態での撮影となります。


顔のアップ。


動画を1本。
YouTube: 2025年6月23日 羽化したばかりのモンキアゲハ 口の動作確認中かな








次の写真が今回の一番お気に入りですね。

この肉体美。
精悍な頭部。
6本の足が出ている胸。
足の根本が太くて頑丈そう。
そしてこれまた大きな腹部。
見惚(みと)れちゃいますね。
4時間目以後、教室内は私とモンキアゲハ。
モンキアゲハが飛べるようになったら、
窓から外に飛ばそうと思っていました。
写真撮影が済んでからは、窓は全開にしておきました。
午後11時半頃に羽化しているのを発見。
そして午後2時頃、教室内で少し飛びました。
いよいよお別れです。
午後2時過ぎに、窓のところに持って行って、
飛ぶのを待ちました。
飛び立ちました。
バタバタと音が聞こえそうに大きく翅を動かして、
飛んでいってしまいました。
生で見られた子どもは幸運でした。