ウリキンウワバ 萎れた傘の下に隠れて食事をして蛹になる幼虫
今日は令和6年10月29日。
ハリガネムシを見つけて捕らえたり,
久々にミノムシを見たのは,
10月20日でした。
東三河ふるさと公園でのことでしたが,
その時に,機嫌の悪そうな,
むすっとしたイメージの蛾に出合っています。
全く動かず,じっとしていました。
なんかむすっとした蛾だと思いませんか。
調べたところ,ウリキンウワバという蛾でした。
最近,知らない生き物に出合うと、生態を調べます。
そうすると、かなりの確率で,面白いです。
今回も当たりです。
幼虫が結構グロテスクな形をしています。
この動画でどうでしょう。
旨みとコク 身近な生物観察 キュウリの葉を食べるウリキンウワバの幼虫
この幼虫,大きくなると、特異なことをします。
ここから引用します。
この幼虫の食害方法はちょっと変わっていて、小さな幼虫は葉裏から
食害しますが、成熟して大きくなると突如、葉柄近くの太い葉脈2,3
本を囓って傷付けます。葉はその傷口から萎れて傘のように垂れます。
知人が病気ではないかと疑った状態ですが、この中で幼虫は数日間
葉を食べて蛹になります。(中略)
若齢幼虫は体も小さいので目立ちません。食害量も少ないので葉の食
痕も目立ちません。ところが大きくなると目立って鳥などの天敵に見
つかってしまうかも知れません。萎れて傘になった葉の中にいれば鳥
にも気づかれないでしょう。我々も気づきません。害虫たちは、天敵
から様々な方法で身を守っています。それにしてもこのウリキンウワ
バの傘はお見事です。しかし、感嘆ばかりしてはおられません。キュ
ウリを立派に作るなら、ウリキンウワバの策略にくれぐれも騙される
ことなかれ、でしょう。
萎れた傘の写真です。
幼虫はこの傘の下で、食害しています。
動画にも、この萎れた傘が映っていました。
この動画です。
YouTube: 【おりんの家庭菜園】#7きゅうりに新たな刺客(ウリキンウワバの幼虫)が迫る【ウリハムシよりも厄介かもしれない】
1分20秒から、萎れた傘が登場。
その下を見ると,大きな幼虫がいました。
昆虫は,学校にも行っていないのに,
こういう巧みな方法を身につけるんですよね。
不思議です。
やっぱり生態は面白い。
親戚の叔父さんのところで、夏にきゅうりを作ります。
その時に,萎れた傘がないか、探してみよう。
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