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2020年12月5日

2020年12月 5日 (土)

「孤塁」②「あとがき」から著者の取材方法を知る

   

今日は令和2年12月5日。

  

前記事に引き続き、

「孤塁」(吉田千亜著/岩波書店)より引用します。

  

今回はあ「あとがき」から引用します。

  

2018年10月から双葉消防本部に通い、原発事故当時の活動をし、

現在も活動を続けている66人から話を伺った。当時活動していた1

25名のうち約半数は、原発批難にともなう家族との兼ね合いや、定

年などの理由で退職されている。

双葉消防本部(楢葉町)、浪江消防書(浪江町)、富岡消防署(富岡

町)、楢葉分署(楢葉町)、川内出張所(川内村)、葛尾出張所(葛

尾村)の会議室や食堂、事務所内で、一人1時間半から長い人では4

時間以上、各人1回~3回ほど、当時の聞き続けてきた。その証言を

時系列に並べ、背景を添えた。多くのことを話していただいたのに、

ここに書ききれなかったことはたくさんある。

なかには、当時を思い出したくない人もいただろう。実際に、取材は

どうしても受けられない、という方も数人いて、当時活動していた職

員全員というわけではない。もう9年と思う人もいるだろう。しかし、

「まだ」9年である。一人一人がさまざまな思いや苦悩を抱えるなか

でそれを聞かせてもらい、文字にすることは、常に「伝えたい」「残

さなくてはならない」という思いと、「申し訳ない」「恐れ多い」と

いう思いの繰り返しだった。事実と証言だからこそ、取捨し、まとめ

るということに対し、自責の念に苛(さいな)まれる。一人一人にそ

れぞれの思いがあることは、強調しておきたい。また、私は、事故を

起こした原発から供給される電気を使い続けてきた関東の人間であり、

そして「原発」を知らず知らずのうちに容認したこの時代の人間であ

る。そして、癒えていない傷をこじあけてしまう取材者である。

(203~204p)

   

この本のできた過程を知ることができた「あとがき」です。

この「あとがき」は9ページあるのですが、

9ページすべてに、著者の思いのこもったものでした。

  

  

「あとがき」の文章から、この本の作られたいきさつが見えたとこ

ろで、再び前の方に戻って引用していきます。

  

3月12日のこと。

  

浪江消防署の畠山清一は、自らもタイベックを着て半径10キロ圏

内から逃げ遅れた住民がいないかを確認するため、昼すぎに双葉中

学校の体育館へと向かう。

そこにいた住民はさらに遠くへと非難し、誰もいなかった。

ほっとした矢先、突如、1時間に1回程度の「ピッ」だったポケッ

ト線量計が、1~3秒に1回、今までとは違うスピードで鳴り始め

た。明らかに原発で何かが起き、ここまで放射線が飛んできている

ことを知らせている。

「まだ死になくない・・・」

畑山は率直にそう思った。景色は何も変わらないのに、音だけが、

身の危険を知らせていた。

(45p)

「景色は何も変わらない」

目に見えない危険は、怖い。

  

つづく

                            

「孤塁」①2月に福島県に行ったことが理解の助けになった

   

今日は令和2年12月5日。

  

この本を読みました。

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「孤塁」(吉田千亜著/岩波書店)

 

読むきっかけになったのは、新聞記事でした。☟

ここでも道草 吉岡逸夫さんの本等3冊、図書館に予約しました(2020年11月15日投稿)

  

今年2月に福島県に行きました。

ここでも道草 2020福島報告(1)国道288号線を東進/田村市(2020年2月24日投稿)

その時に出向いた大熊町、富岡町、郡山市、田村市が

この本の中に出てきました。

行かなかったけど、双葉町、川内村の町村名は目にしました。

この旅行の体験が、この本の理解の助けになりました。

それとともに、私は知識不足であの場所に行ったんだなと思いました。

知識不足なのに、地元の人たちに話を聞いていました。

赤面です。

2011年3月11日に始まる大変さをあらためて知りました。

  

  

この本は図書館で借りた本。

明日には返す本です。

できるだけ引用したい。

この本を読み返すのではなく、

このブログを読み返すことで、この本のことを思い出せるように。

忘れたくない本です。

  

3月11日のことです。

  

富岡駅周辺も津波で無残な光景が広がっていた。志賀隆充は、四人の

職員のうち一人を津波が見える地点に配置し、「津波が見えたら笛を

吹け」と指示した。消防士一年目の秋元康志(25・富岡町消防署警

防第一係)もこの捜索に加わった。

大津波警報はまだ解除されていなかった。瓦礫は数メートルの高さに

なるところもあった。駅から直線距離で四〇〇メートルほど手前の宮

嶋歯科医院までしか車では行けず、そこから徒歩で捜索に入った。

「声をあげてください!」

「音を鳴らしてください!」

と声をかけ、「みんな、静まれ」とサイレントタイムを作る。慎重に

歩を進めた。「助かる命をなんとか助けたい」という思いがあった。

志賀は、これまでの消防生活も常に「自分の家族を助けに行くのと同

じ」という思いで活動してきたのだ。

津波を知らせる笛が何度も鳴る。そのたびに三人はいったん捜索を中

断し、高い場所へと逃げた。

富岡駅の前までたどり着き、「誰かいますか!」と呼びかけると、風

か地響きか、音が聞こえた。唸り声?人の声っぽいな、と思い、胸の

高さほどあるプラットホームにのぼると、目の前の瓦礫の中に、灰色

の人形(ひとがた)が見えた。腕に電線がからまっている。「うぅ」

という声の主は、その人だった。

志賀は電線を外し、もう一人の職員とホームへ持ち上げようとしたそ

の時だった。「ピーッ」と笛が鳴った。津波が来る。咄嗟に、二人は

その灰色の身体の首根っこをつかみ、ホームの渡り廊下を目指して全

力で走り、階段を駆け上がった。その直後、渡り廊下の下を、どーっ

という音とともに、津波が通り過ぎていった。「うそだろう」。志賀

は、この時もそう思った。すべてが悪夢のような時間だった。

「おんちゃん、泥飲んで、苦しいね」

と声をかけながら泥を落とすと、胸から警察バッチと手帳が出てきた。

瓦礫の中から大きな板を見つけ、それを担架代わりにした。無線で車

が入れる宮崎歯科医院前まで救急車を要請し、瓦礫の山の中を慎重に

運んだ。

(23~24p)

  

サイレントタイムは大事な時間です。

それで発見された警察官。

きっと警察官の責務を一生懸命にやられた方だと想像します。

助かってよかった。

  

  

次の投稿につづく

   

日めくりより/電話は右の耳で聞いたほうがいい

   

今日は令和2年12月5日。

  

勤務校での検診で、右耳の聴覚を調べてもらった時に、

高音が聴き取れないことがわかりました。

何となく感じていましたが、

やっぱり耳に衰えがきたかと思いました。

 

職員室に生徒がやってきて、

入り口で「〇〇先生、おられますか」と言うのですが、

「え、何先生?」と聴き取れないことがありましたが、

他の先生は聴き取れていたのです。

高音が聴き取れていないために、

このようなことがあったのかと合点がいきました。

  

 

ふと自分が電話で話している時に気がついたのは、

左手で受話器を持って、左耳に受話器を当てているなと。

右耳が衰えてきたのなら、

これでいいんだなとその時に思いました。

 

  

 

ところが・・・・

  

つい先日、病院で聴覚検査をしました。

あらかじめ「右耳が悪いですよ」と検査の人に申告しました。

悪いことに自信がありました。

しかし、検査の結果、

「ちゃんと聴こえていましたよ」と言われました。

え、そうなんだ。

  

さらに日めくりで、次のようなのがありました。

  

日めくり「雑学王」(TRY-X)より。

  

電話は右の耳で聞いたほうがよい理由は?

Epson557   

右耳はまだ大丈夫だと思うこと。

衰えたと思えば、さらに衰えは進む。

電話はできるだけ受話器を右耳にあてること。

(習慣になっているから難しいかな)

 

そんなことを思いました。

   

動画によって定着をめざす/奈良時代編

  

今日は令和2年12月5日。

  

カズレーザーさんもこのような動画を発信していたのですね。


YouTube: 【ラップのリズムで】カズレーザー授業★口ずさみたい歴史用語「墾田永年私財法」【中1】

租調庸の説明で、

「庸」はよくわかんない「よう」と言っています。  

1  

中学校のテストや、高校受験に向けてなら、

こうやって覚えればいいのかなと思いました。

  

  

11月29日放映の「情熱大陸」で

教育YouTuberの葉一(はいち)さんが紹介されていました。

全く知らない人でしたが、

中学生は知っているのだろうか。


YouTube: 【社会】  歴史-14  奈良時代① ・ 基本編


YouTube: 【社会】  歴史-15  奈良時代② ・ 人々のくらし編

初めて見てみました。

やっぱり気になったのは社会科です。

カズレーザーさんと同じ奈良時代を見てみました。

穴埋め式で進めていくんだと思いました。

   

中学校で社会科の授業を受けて、

それに加えてこのような動画を見ることで、

定着していくのでしょう。

家で無言で問題集を解いていくだけでなく、

この変化のある覚え方がいいのだろうなあ。

  

ちなみに葉一さんの「庸」の説明も簡単でした。

  

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