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2020年4月21日 (火)

「実践 ことばキャンプ」⑤ 「どっちにする?」ワーク/「小さな集中」

  

今日は令和2年4月21日。

  

4月19日の続きで、

「コミュニケーション力を育てる 実践 ことばキャンプ」

(高取しづか著/主婦の友社)  より引用していきます。

  

「ことばキャンプ」の論理力を高めるワークとして、

子どもに「どっちにする?」と尋ねるものがあります。

たとえば、「夏休みには海と山、どっちに行きたい?」

「雨の日は好きですか?きらいですか?」のように尋ねます。

 

 このワークのねらいは、自分の考えのもとになる意思を育てるこ

と。子どもは「どっち?」と問われることで、自分の心の中をのぞ

き込んで、答えを見つけようとします。子どもが自分の気持ちに気

づくためのワークです。

 どうしてその答えを選んだのか、選んだ理由も聞いてみましょう。

子どもの答えがりっぱなものでは、理由を言えたことをほめてあげ

てください。たとえば、イチゴが好きなりゆうが「おいしいから」

でもいいのです。

 また、大人は、その気持ちを「そう思っているんだね」と認めま

す。認められることで、気持ちを出すことが心地よくなってくるん

です。

(43p) 

   

自分の意思を持つことができるようになり、

理由を考える習慣ができたら、

たとえば「私は海に行きたいです。いつも山に行っているから、

たまには海に行くのもいいと思ったからです」と、

論理的に言うことができるというわけです。

  

   

「ことばキャンプ」の理解力についてです。

「理解力は聞く力。」44p)と言い切っています。

  

 ゲームやテレビなどの視覚中心の文化の中で育っている子どもた

ちだからこそ、耳からだけの情報に、意識してふれさせてあげてく

ださい。積極的に「聞こう!」と、耳をそばだてるようになるため

です。

 人の話を聞けない子どもには、はじめは「小さな集中」の時間を

つくることで、集中を体得させていきます。子どもが喜んで集中し

たくなる工夫をしてみてください。

 たとえば、「話をするよ」と言ったあと、わざと小さい声で話し

てみる。すると、子どもたちは聞こうとして、耳に神経を集中しま

す。また「1回だけしか言わないからね」と宣言すると、耳をダン

ボして聞くようになります。このような「小さな集中」の時間がふ

えていくことで、子どもたちがしっかり聞くことに慣れてきます。

(44p)

  

「小さな集中」「小さな集中」繰り返し唱えて覚えたい言葉です。

 

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楽餓鬼

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