「実践 ことばキャンプ」⑥ 応答力をトレーニングするには・・・
今日は令和2年4月21日。
前記事に引き続き、
「コミュニケーション力を育てる 実践 ことばキャンプ」
(高取しづか著/主婦の友社) より引用していきます。
「ことばキャンプ」の応答力についてです。
「声や動作で人の話にこたえる力が応答力です。」(48p)
としています。応答力を鍛えるのに勧めているのが
「ごっこ遊び」です。
かみ合った受けこたえの練習になるのが、ごっこ遊び。お店屋さ
んごっこ、先生ごっこをたくさんしましょう。ポイントは、子ども
に質問したり、いろいろな無理難題をふっかけること。たとえば、
駅員さん役になった子どもに、目的地までの時間を聞いたり「電車
をすぐ止めてください!」などと言ってみて、子どもはどう反応す
るでしょうか。絶好の応答力のトレーニングになりますよ。
(48p)
実践のヒントになるような文章です。
こちらの無理難題に、どう切り返すか。
漫才や落語の勉強も効果的かもしれません。
漫才のボケとツッコミをたくさん知っておくことが、
人生のいろいろな場面で役に立つように思います。
「ホンマでっかTV」でのやりとりもとても参考になると思います。
録画しておいて、ここで明石家さんまさんは何と言ったでしょう?
なんて尋ねるのもいいかもしれません。
以上、上記の文章で思い浮かんだことを書きました。
応答力を鍛えるワークとして、
大人にインタビューすることを提案しています。
質問例をいくつか挙げています。
①子どものころ、どんなことをして遊びましたか?
②子どものころ、どんな食べ物が好きでしたか?
それはなぜですか?
③子どものころ、怒られたことはありましたか?
それはどういうことでしたか? (後略)
(50p)
ポイント:その他の質問としては、かわいいと思う動物、好きなタ
レント、きらいなタレント、好きなお店、行きたいとこ
ろ、子ども時代になりたかった職業など。
質問に対しては「パス」もありです。人には「聞かれた
くないこと」があるということを知ることも大事なこと
です。
アドバイス:インタビューが終わったら、話し手が答えてくれた内
容をまとめて、報告してもらいます。報告させると、ほ
んとうに内容がわかっているかどうかの確認になります。
ふだんなにげなくしている会話ですが、「インタビューのワーク」
と銘打つことで、あらためて聞き手と話し手の両方を意識して行う
ことができます。
相手に興味を持って質問すること、相手の言うことに集中して聞
きのがさないようにすること、内容を的確につかんで、わからなか
ったらもう一度聴き直すことなど、対話するために必要な力をトレ
ーニングしましょう。
子どもが聞き手になるときには、「話し手の時間を大事」にして
一生懸命聞くように伝えてください。聞き手はうなずいたり、相づ
ちを打つ対応力が必要です。また、話し手の話にそった質問をする
ように促してください。(最後まで一生懸命に聞く/話している途
中で質問する時には『質問していいですか?』と断ってから聞く)
インタビューされる側の大人は、どうぞ子どものころを思い出し
ながら、正直に答えてあげてください。子どもは大人が子どもだっ
たころの話が大好きです。ふだんは完璧だと思っていた大人が、「
ずっと昔は自分と同じ子どもだったんだ!」と安心すると同時に、
ぐっと身近に思えることでしょう。そして、人と人とがわかり合う
ためにするコミュニケーションが楽しいものに思えるはずです。心
を込めて話しましょう。
(51p)
インタビューもいいですね。
でも今どきはマイクではなくて・・・・
コメント