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2020年3月21日 (土)

「近松よろず始末処」② 難読漢字6

  

今日は令和2年3月21日。

  

前記事に引き続き、

「近松よろず始末処」(築山桂著/ポプラ社)

より。

  

 

見慣れない漢字がいくつも登場しました。

舞台が江戸時代のためでしょう。

  

破落戸

 

読みは「ごろつき」でした。

「ならずもの」とも読めるそうですが、

この本では「ごろつき」とふり仮名がふられていました。

何度も出てきましたが、最初に登場した時だけふり仮名あり。

そこを見逃していて、何と読むのだろうと思って調べました。

ちなみに初登場は次の文でした。

 

そのままのたれ死にしていれば、よくある哀れな破落戸の一生だ

った。

(8p)

  

   

 

訝る

  

そんなことを訝る暇もなかった。

(214p)

読みは「いぶか・る」

意味は「疑わしく思う」引用:コトバンク

この字、次のようにも使われていました。

  

一瞬、怪訝そうな顏をした番頭は・・・

(59P)

  

「怪訝」は「けげん」

これもあまり使わなくなった言い回しです。

  

   

  

諍い

  

近松とは諍いを起こしたくない。

(249P)

  

読みは「いさか・い」です。

意味を見ると、「言い争い。言い合い。また、けんか。」引用:コトバンク

ごんべんが付いているだけに、言い争いですね。

 

 

怯む

  

虎彦は思わず怯んだが・・・

(263P)

  

読みは「ひる・む」

意味は「おじけづいてしりごみする。気後れする。」

引用:コトバンク

  

  

嬲る

     

遊ぶ半分で嬲られ・・・

(258P)

 

この字は、初登場でもふり仮名が付いていなくて困りました。

読みは「なぶ・る」でした。

意味は「弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、

もてあそんだりする。/からかってばかにする。愚弄する。」

引用:コトバンク

  

  

 

躱す

  

とっさに身を躱す。

(287P)

  

これも読めませんでした。

調べたら、読みは「かわ・す」

意味は「ぶつからないように身を翻して避ける。」引用:コトバンク

  

  

漢字の勉強にもなった本でした。

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