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2019年11月16日 (土)

教育先進国と日本の違い③若年学習のみと生涯学習

今日は令和元年11月16日。

  

前投稿に続いて

11月14日放映の「羽鳥慎一モーニングショー」より。

 

玉川徹さんと玉川大学大学院田坂広志名誉教授との対談です。

  

玉川:第3のポイントですけど、これはどうなりますか。

田坂:3番目はですね、あえていえば、若年学習から生涯学習ですね。

Rimg2201  

  生涯学習という言葉は最近よく使われますけども、これをかなり

  本気でやらないと非常に危ないと(思います)。

  というのは、人生100年時代と言われるのは、

  ありがたいことですけれども、問題は、一つの企業で

  最初の人生が一つの区切りを迎える。そのあとですね、

  単に最初の第一の人生で身につけたことだけでは、

  全く通用しない社会がやってくるわけですね。

玉川:これから科学技術も加速度的に進歩していくとよく言われていて、

  ということは、世の中が今以上のスピードでどんどん変わって

  いくっていうことですね、これから。ということは、働き出して

  からでも、どんどん新しい知識、新しい技能、新しい考え方を

  学ばないと、要するに世の中についていけないということ

  なんですかね。

田坂:まったくその通りですね。今までの日本というのは、どちらかと

  いうと22~24歳くらいまで大学もしくは大学院で勉強すれば、

  あとは社会に出てとにかく働きなさい、単線的だったわけですね。

  教育先進国というのは、社会に出て何度でも大学に戻って勉強して

Rimg2202   

  自分の能力を高めて、また社会に戻っていくということを

  やるわけです。今の日本は残念ながら、例えば会社で

  働いている最中に、ちょっと休職して、大学で勉強してきます

  といっても、まず元の会社に戻ることがなかなか難しい。

  浦島太郎みたいになってしまう例が多い。

  ところが、教育先進国というのはそれを堂々と認めている。

 

ここでこのグラフが提示されました。  

Rimg2206  

「大学入学者のうち25歳以上の割合」です。

赤字は教育先進国の北欧。

日本は? 実はこの段階では、日本は表示されていませんでした。

どれくらいだと思いますか?

  

  

田坂:日本の大学のキャンパスは、世界から見ると少し変わって

  いるのは、ほとんど若者だけ。でも世界のキャンパス

  いうのは、結構、いろいろな年齢層が学んでいますね。

  そういう社会を作らないと、日本という国は、教育後進国と

  いうところから脱することは難しいと思いますね。

  

ここで先ほどのグラフが再び示され、日本の数字が示されました。

Rimg2207  

0%ではなかったです。1.9%。そんなことはないとは言えない

数字です。

  

田坂:仲間で集まって、みんなで知恵を出し合って、新しい問題を

  発見して、その解決に向かって、世界中にあるいろいろな知識を

  持ってきて活用するようなアクティブな知識の能力を

  身につけなければならない。そうするとですね、今までの

  大学の教育みたいなものでは全く太刀打ちできない、

  その意味でもですね、新しい生涯学習の在り方、

  どういう教育をするかということも、また大きな課題になってくると

  思いますね。

  

  

以上で対談の映像は終了。

スタジオで玉川さんが発言します。

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玉川:教育が後進国で、その国が先進国であり続けられるわけがないと

  私は思うんですけど。どうですか、VTRを見て?

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3人の方の意見も印象に残りました。

次の記事で書きます。  

   

  

 

  

 

  

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