「二ホンGO!」その5/白川静の解釈 つながりのある3文字「言」「音」「闇」
今日は令和元年8月29日。
前投稿に引き続き、2010年5月20日放映の
「みんなでニホンGO!」より。
白川静さんが解き明かした漢字の成り立ちについて、
箇条書きで書き留めます。
〇「言」は、「サイ」と入れ墨をする針と考えた。☟
〇なぜ入れ墨をする針と考えたか。講師の小山鉄郎さんは、
次のように説明している。☟
〇「ウソがあったら入れ墨の刑を受けます」と誓うことが「言」だった。
〇「音」 口の中に横棒がある。それは神様の答が入っていることを表す。
お祈りをすると、神様の答が、夜中に「サイ」の中に届く。
その時のかすかな響きが「音」 ☟
〇「闇」 「闇」の門構えは神棚を表す。☟
〇神棚の中に、神様の答である「音」がある。
神の答が届くのは夜中。☟
〇だから「闇(やみ)」となる。☟
いかがでしょう。
番組の内容が伝わったでしょうか。
「言」「音」「闇」といった漢字だけを見ていても、
成り立ちはわかりません。
きっと白川静さんは、民俗学や文学などの豊富な知識から
導き出した解釈だと思います。
そうでないと、このような漢字のストーリーは浮かびません。
おかげさまで、漢字を楽しませてもらっています。
以上で「みんなでニホンGO!」の読み物化完了。
コメント