20180825樹海を歩いてきました クニマス展示館で長居
今日は9月2日。
前投稿の続きで8月25日の登山報告です。
離れ難かったけど、ここで暮らすわけにもいかず、
三湖台から西湖民宿村へ下山。
けっこう急坂でした。
↑ ここが下りきったところ。登山口です。
目の前に公園があって、トイレを使わせてもらいました。
↑西湖民宿村
ここからしばらく歩いて、西湖コウモリ穴へ。
ここも風穴の一つ。ここで昼食を食べましたが、
風穴には入りませんでした。
今回は富岳風穴のみ。
ここでの注目は、ここに寄ったこと↓
西湖ネイチャーセンターです。
↑ その一部が「クニマス展示館」です。
調べたら2016年4月27日オープンの新しい施設。
なぜここにクニマス展示館が出来たいか?
それは2010年の出来事が深くかかわります。
このサイトがいいです↓
紺色のひと ギョギョー!「クニマス絶滅してなかった!」の何が凄いの?(2010年12月15日記事)
このサイトで読んでみてください。
一部引用します。
・クニマスは、サケ科ヒメマスとごく近い種で、
日本国内の秋田県田沢湖にしか生息していなかった。
・1940年頃まで生息していた。
・絶滅の直接の原因は、強酸性の水が湖に導入されたことによる水質悪化。
・絶滅する前に、他の水域への移殖放流も試みられたが、成功しなかった。
もう絶滅していると思ったクニマスが、
2010年に西湖で発見されたのです。
お手柄だったのは、さかなクン。
そのいきさつを、上記サイトの方はわかりやすくまとめて
くれてありました。
引用します。
なぜ絶滅したはずのクニマスとわかったか、
については記事を読んでいただければわかるのですが、
記事を参考に再現してみました。
京都大学・中坊教授「さかなクン、クニマスのイラスト描いてよ」
さかなクンさん「ギョギョー!いいですよ!」
↓
「…でもホルマリン標本じゃうまく描けませんねー」
「ヒメマスと比較して参考にすればいいじゃない」
↓
「そのアイディア、いただきです!」
「さっそく北海道や富士五湖からヒメマスのサンプルを送ってもらいましょう」
↓
「あれ…? このヒメマス、なんか黒い。痛んでるわけでもないし」
「送り元は富士五湖ですか……あっ、ここは確か、田沢湖のクニマスが移殖された場所!」
「ひぇーっ! もしかしたらクニマスが生き残ってたのかも! 先生、確認してください!」
↓
中坊教授「ギョギョギョギョー!!」
ここで「記事を読んでいただければ」とあります。
でももう8年近くも経って、記事は消滅しています。
これが残念なこと。
Web上の記事は、いつかは消える可能性が高い。
なので、大事なところは引用して、
自分のブログにとっておくのです。
上記サイトには、西湖での発見を伝えるニュース動画もありました。
こちらは消滅していません。
載せます。
YouTube: 生息確認!絶滅魚「クニマス」が山梨・西湖に(10/12/15)
その他、動画で関連するものがあったので、ここに載せます。
2010年12月のさかなクンの会見シーン。
クニマス展示館にあった案内板です。
マスコミとしては、さかなクンを取り上げていますが、
クニマス展示館にあるこれらの案内板とか、
クニマスに関する歴史年表の、西湖での発見のところに
さかなクンの名前は発見されません。なぜだろう?
2017年7月1日に田沢湖畔でオープンしたクニマス未来館。
西湖で発見されたクニマスが、そこで泳いでいるそうです。
私は、展示館でクニマスの写真を撮りました。
こんな写真より、はるかに上手に撮っている方のサイトがありました。
※Hitoshi Diary クニマス展示館と千葉治平( 2016年6月記事)
この方も、年表にさかなクンのことが書いていないことに触れています。
みんなそう思うよね。
クニマスのこと。記録できました。
2010年に(もうそんなに年月が経つんだ)、
さかなクンが騒がれたのはうっすら覚えています。
でも当時は関心がありませんでした。
今回、クニマス展示館医寄ったことで、関心は高まりました。
世の中、面白いことはいっぱいあります、きっと。
全てに関心をもつのは不可能。
その代わり、縁があったことは大切にしたいですね。
思ったより長居をして、再び青木ヶ原樹海の中を歩き始めました。
つづく
クニマスは今年の小学校高学年の読書感想文でしたね
「クニマスは生きていた」もうお読みですか?
http://www.dokusyokansoubun.jp/books.html
投稿: ただいま東部営業所 | 2018年9月 2日 (日) 16:34
全く知りませんでした。
情報をありがとうございます。
さっそく図書館に予約しました。
矢口高雄のマンガにもあるという情報あり。
クニマスがマイブームの一つになりそう。
投稿: ここでも道草 | 2018年9月 2日 (日) 16:52
こんばんは。すっかり今、私がここでも道草様のマイブームを引き継いでおります。
というより、クニマスよりも田沢湖の色のほうなんですが、興味は尽きません。脱線しまくっていますが、思ったことはとにかく記録しておきます。
それで、さかなクンがなんで、クニマス発見の表舞台に出てこないかの理由がわかったように思います。過去の新聞報道について、クニマス発見の学者、中坊氏がいまいちな気持ちを持っているからのようです。もしご存じでしたら、すみません。書いてみましたので、ご意見あればお願いします。
私は5月まで浜松に住んでいました。お近くでしたか?
投稿: K | 2022年10月 3日 (月) 21:55
こんばんは。
読んでみましたよ「さかなクン発見報道の齟齬」
中坊氏が、さかなクンの本名で書いているのは、
違和感がありますね。
中坊氏のいまいちな気持ちがわかります。
参考になりました。
いずれまたきっとマイブームになると思いますよ。
そのためには、田沢湖に行きたいですね。
私は豊川市在住です。
近所でしたね。
ただ浜松市は広大なので、
本当に近所かどうかは定かではないですね。
でも日本全体で考えたら、
間違いなく近所です。
投稿: いっぱい道草 | 2022年10月 3日 (月) 23:17