« 2018年1月5日 | メイン | 2018年1月8日 »

2018年1月7日

2018年1月 7日 (日)

校長先生の通信より4/正月の歌

 

今日は1月7日。

  

勤務校の校長先生の通信を紹介します。

今回もいい勉強ができました。 

Epson800 そうか、クリスマスの歌はあるのに、

正月の歌があまりない。言われてみたらそうだ。

なるほど。

「正月」「新しい年」「新年」といった文字の入った曲は・・・

思い浮かびません。

  

あらたしき 年のはじめ初春の 今日降る雪の いや重け吉事

(あらたしき としのはじめの はつはるの けふふるゆきの いやしけよごと)

意味「新しい年のはじめの初春の今日、降っている雪のように

良いことが重なりますように

  

大伴家持の歌は、意味を見るといいなと思いますが、

歌だけ見るとよくわからないところがあり、すっきりしません。

「いや重け吉事」です。

調べました。

ここが参考になりました↓

くらすらん 万葉集 新しき年の始めの初春の 品詞分解と訳

  

引用します

「いや」:接頭語 いやいや ますます  ※副詞とする説もある

「重け(しけ)」:動詞カ行四段活用「重く(しく)」の命令形 重なる(かさなる)

「吉事(よごと)」:名詞 よいこと めでたいこと   

  

だから、「いや重け」で「もっと積もれ!」なんですね。


「重」を「しげ」「しげし」と読むのは、名前で見られます。

名前以外では見ることがありません。

この読みは、今回のような「重」の使い方の名残なのでしょうか。

そんな疑問が残りました。

  

 

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

いいですね。

こんなのがあります↓ 8分35秒にしてみてください。


YouTube: おはなしのくにクラシック [国語 小3~6] 16: 短歌|NHK for School おはなしのくにクラシック

1987年に発行された短歌集「サラダ記念日」の中の1句。

当時話題になった本です。知ってますよ。当時を。

今や教材ですね。

小学生にこの機微が伝わるかな?

「真っ白のままに、しておけるのか」・・・ずっと真っ白で!

 

今日は1月7日。

  

前投稿に引き続き「ウォーズ・オブ・ジャパン

(磯田道史:監修/宮永忠将:文/大河原一樹他:画/偕成社)より。

  

たくさんの戦争が紹介された最後のページは、

絵が何も描かれていない白いページです。

左上に「平成時代 2015年~」「真っ白な未来」とだけ

書かれています。 

Rimg1638  

見開き右側のページには、磯田道史さんの文章があります。

「あとがきにかえて」で書いてある文章がよかったです。

一部引用します。(と言っても4分の3程引用します)

  

戦争を防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。

まず、自分の仲間と、あっちの仲間を心のなかで

強くわけへだてをするのを、おたがいに、ちょっとずつ、

やめねばなりません。

自分たちは正しくすばらしくて、

あっちの人たちは悪くて劣っている、という考えは、

昔から、争いのもとになってきました。

「自分の仲間がぜったいただしい。あっちの人たちなら

殺したっていいや。そんなことするなら戦争だ」という

恐ろしい心のスイッチをおたがいが入れないようにすることが

大切ではないでしょうか。

ほうっておけば、人間は、にくしみが、にくしみをよんで、

どんどん、残酷なことを平気でするようになります。

「おたがいに、相手のしあわせを考えてあげる」世の中に、

もっていくことが大切です。

  

そんなのは無理という人がいるかもしれませんが、

子ども孫へと、少しずつ、そう願う人の数をふやしていくことです。

  

でも、相手が、ほんとうに、ひどいことをしてきたら、

どうするのか。

ここが、むずかしいところです。

いつも話し合いや、はたらきかけをして、相手に、

ひどいことをさせないような工夫をしつづけなければ、いけません。

いのるだけでは、平和はきません。

戦争を知り、世界を知り、けんめいに、はたらきかけて、

戦争がおこらないしくみづくりをしなくては、

戦争はなくなりもしませんし、さけられもしません。

それはとても、苦しくて大変なことです。

でも、しなくてはいけません。

  

この国は、原子爆弾を落とされ、日本じゅうの町も焼かれました。

ぼくたちも近くの国の人々も戦争がいやになりました。

それもあって、しばらく戦争はおきませんでした。

それで、ここは白いページのままです。

しかし、これからはわかりません。

歴史には、まさか、ということが、いつもおきます。

この最後のページに、将来、残酷な絵が描かれるのか。

平和がつづき、このページを、真っ白のままに、

しておけるのか。

  

未来は、ほんとうに、ほんとうに、

ぼくたちの心にかかっているんです。

(171p)

  

磯田さんの子どもたちへのメッセージです。

特にこの部分。

戦争を知り、世界を知り、けんめいに、はたらきかけて、

 戦争がおこらないしくみづくりをしなくては、

 戦争はなくなりもしませんし、さけられもしません。

 それはとても、苦しくて大変なことです。

 でも、しなくてはいけません。」

  

番組で磯田さんが力を込めて話すことがよくあります。

早口でまくしたてます。

その映像が浮かぶ文章です。説得力があります。

今の戦いは、一度にたくさんの人を殺すことができます。

多くの人の人生を、あっけなく奪ってしまう可能性があります。

さらには互いに多くの犠牲者を短時間に出してしまう可能性があります。

語り継ぐ生存者さえ、人が存在していたという証さえ消滅させてしまう

とんでもない戦争・・・戦争とも言えないかもしれません。

相手を消滅させてしまうのだから。戦う前に当事者がいなくなってしまう。

昔以上に、戦争のスイッチを押してはいけない状況だと思います。

 

  

この本を借りたのは、「もっとおおきなたいほうを」の

二見正直さんがイラストで参加していると聞いたからです。

最近の二見さんに関する記事↓

ここでも道草 新しい絵本との出会い「泥かぶら」「くろねこのニャンデ」(2017年12月7日投稿)

もちろん二見さんのイラストも楽しみましたが、

その他にもいい勉強ができた本でした。

高価な本なので、なかなか個人では手が出ません。

学校の図書館にあるといい本です。係の先生にお薦めしよう。

「士農工商」「四民平等」はもう教科書に載っていないんだ

今日は1月7日。

  

ウォーズ・オブ・ジャパン」(磯田道史:監修/宮永忠将:文/大河原一樹他:画

/偕成社)を図書館で借りて読みました。

81exigukmbl Amazon

旧石器時代から太平洋戦争まで、

日本が体験してきた多くの戦いの様子が描かれた本です。

絵がいいです。

鳥羽・伏見の戦い」「田原坂の戦い」など、

戦いのことは知っていたけど、

戦場の様子が絵で表されていて、新鮮な気持ちで勉強できました。

一の谷の戦い」の絵も、見開きにしっかり書き込まれていて、

一つ一つの絵を見て、そこにつけられた説明を読んでいくのが楽しかったです。

 

たとえば、崖の途中で、馬を背負った武将の絵がありました。

小さな絵です。高さ12mm。

そこには次のような説明がありました。

源氏軍の畠山重忠は

 おびえる馬を自分でかついで

 崖をおりたといわれています」(50p)

そうそうそういう話があった。

海辺を見ると、熊谷直実が扇を持って馬上にいる絵。

少し大きくて15mmの絵。

その絵の横に説明はなかったのですが、

そのページの下欄には熊谷直実と平敦盛との逸話が書いてありました。

これも有名な話。

どうなんだろう?

小学校6年生にこの本の面白さが伝わるかな?

ちょっと難しいのでは。

大人が横について補足説明をしながら見るとベストかもしれません。

戦いの絵を教室にプロジェクターで大きく映して、

いろいろ一緒に発見して教師が説明したり、

子どもたちが調べていくきっかけにしたらいいかな。

  

Amazonのカスタマーレビューに次のような指摘がありました。

・素人でも分かるような古い考証、誤った内容がある。

 ⇒例①:『士農工商』が身分制度として紹介されている

 ⇒例②:『零戦二一型』のルビが「にじゅういちがた」 

2015年3月9日

  

何が古い考証、誤った内容なのかわからなかったので調べました。

例①については次のサイトを参考にしました。

※参考:東京書籍 教科書・図書教材 よくある質問Q&A Q5 これまでよく使われていた「士農工商」や「四民平等」といった記述がなくなったことについて,理由を教えてください。 

サイトの写真を載せます。まずは「士農工商」に関する記述。

Photo  

続いて、「四民平等」に関する記述です。

Photo_2

なんと!東京書籍の教科書では平成12年度から「士農工商」、

平成17年度から「四民平等」は使っていないとのこと。

びっくり。

社会科教師として勉強不足が恥ずかしい。

  

例②の「にじゅういちがた」は「にいいちがた」が正しい。

※参考:枻(えい)出版社 最も有名な零戦【中島第5357号】の数奇な運命

予想外の勉強ができました。

(つづく)

 

みんなでテレビ番組を読み物に変換することができるといい

  

今日は1月7日。

 

雑談力 ストーリーで人を楽しませる」(百田尚樹著/PHP新書)を

拾い読みしています。

  

引用します。

  

「ネタをどう仕込むか」

座談の名手と呼ばれる人がいます。

何人かで喋っている時に、常に周囲を引き付けてやまない人物です。

そういう人は例外なく雑談が上手い。

皆が感心する蘊蓄に富んだ話題から、

何気ない日常の出来事まで、とにかく話が上手いので、

皆が聞き入ってしまうのです。

座談の名手に共通するのは、とにかくものをよく知っていることです。

そういう人はよく本を読んでいます。

でも本をまったく読まない人でも座談の名手はいます。

そういう人は、他人の話をよく聞いています。

人から聞いた話で面白い情報を即座に取り入れる能力の高い人です。

彼らに共通しているのは、話を聞く時に、

ただ一方的な聞き役になるのではなく、

積極的な聞き役になっていることです。

そういう人は話を聞いている最中にもよく質問をします。

いってみれば、単に話を聞いているのではなく、学んでいるのです。

そうして聞いた(学んだ)話は記憶の中にしっかりと残ります。111p)  

  

ふむふむ、なるほどと思って読みました。

質問をしながら話を聞くことは、心がけてきたことなので、

これからもやっていきたいと思いました。

この文章の続きで、テレビのことに話題が及びます。

考えさせられたところです。

  

続きを引用します。

  

よくテレビで観た話をする人がいますが、

たいてい薄っぺらくて聞いていられません。

なぜなら知識が断片的で、しかもところどころ間違って

覚えていることも多く、ちょっと質問すると、

「わからない」という答えが返ってくるからです。

テレビは一方的に情報を送り込んでくるメディアです。

もちろんそういう情報をうまく処理して、

自分の中に再構成できる人もいますが、

たいていの人は頭の中に断片的な情報しか残せません。

一方的な情報は、受け手に立ち止まって考える時間を

与えてくれないからです。

本や会話だと、立ち止まって、あるいは後ろに戻ることも可能です。112p)  

 

 

テレビを教育に活かそうとずっと思ってきている自分には、

辛い文章です。でも、「知識が断片的」「間違って覚えている」

「質問に答えられない」などは、身をもって体験しています。

やはり、テレビは流れて消えていってしまうものです。

頭に留まりにくいです。

録画してあったとしても、見直すことに時間と労力が必要です。

どうしたらいいか。

やっぱりテレビ番組を、読み物に変換する必要があると思います。

百田さんの言う「再構成」をするのです。

このブログでも試行錯誤やってきたように、

番組の聞き書きをしたり、必要なことは調べて付け加えたりして、

読み物にしたほうが、テレビ番組からの学びが活きると思います。

その際には、番組の写真も必要だと思います。

見直すには動画ではなくても、写真でもかなりできるからです。

他の人が私と同じように聞き書きをしています。たくさんいます。

流れて消えてしまうものを留めておきたいという自然な行動だと思います。

こんな番組視聴後の読み物づくりが普及したらいいなと思います。

  

 

聞き書きは大変な仕事です。

みんなでやればいいのです。結果的に分担になるようにしたらいいのです。

私が聞き書きして仕上げた読み物は、他の人も簡単に利用できる。

その代わり、他の人が仕上げた読み物は、私も利用できる。

そうなればいいと思います。

今までこのブログでやってきたことは、無駄ではないのです。

実際に、番組を見直すのに役立っています。最近ではこれ↓

ここでも道草 授業で「きのこ雲の下で何が起きていたのか」を見せる(2017年12月17日投稿)

以前、聞き書きしてまとめた文章が役立ちました。

   

百田さんの112pの文章は、テレビ利用を考えるいいきっかけになりそうです。

最近の写真

  • Img_7958
  • Img_7957
  • Img_7956
  • Img_9442
  • Img_9441
  • Img_9440
  • Img_9439
  • Img_9438
  • Img_9227
  • Img_9226
  • Img_9224
  • Img_9223

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉