校長先生の通信より4/正月の歌
今日は1月7日。
勤務校の校長先生の通信を紹介します。
今回もいい勉強ができました。
正月の歌があまりない。言われてみたらそうだ。
なるほど。
「正月」「新しい年」「新年」といった文字の入った曲は・・・
思い浮かびません。
あらたしき 年のはじめ初春の 今日降る雪の いや重け吉事
(あらたしき としのはじめの はつはるの けふふるゆきの いやしけよごと)
意味「新しい年のはじめの初春の今日、降っている雪のように
良いことが重なりますように」
大伴家持の歌は、意味を見るといいなと思いますが、
歌だけ見るとよくわからないところがあり、すっきりしません。
「いや重け吉事」です。
調べました。
ここが参考になりました↓
引用します
「いや」:接頭語 いやいや ますます ※副詞とする説もある
「重け(しけ)」:動詞カ行四段活用「重く(しく)」の命令形 重なる(かさなる)
「吉事(よごと)」:名詞 よいこと めでたいこと
だから、「いや重け」で「もっと積もれ!」なんですね。
「重」を「しげ」「しげし」と読むのは、名前で見られます。
名前以外では見ることがありません。
この読みは、今回のような「重」の使い方の名残なのでしょうか。
そんな疑問が残りました。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
いいですね。
こんなのがあります↓ 8分35秒にしてみてください。
YouTube: おはなしのくにクラシック [国語 小3~6] 16: 短歌|NHK for School おはなしのくにクラシック
1987年に発行された短歌集「サラダ記念日」の中の1句。
当時話題になった本です。知ってますよ。当時を。
今や教材ですね。
小学生にこの機微が伝わるかな?
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