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2015年9月19日 (土)

ススキの話その4/「カヤ」がつく地名

  

今日は9月19日。

  

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先日載せたわが学級の掲示物です。

もちろんお月見の図です。

  

本「身近な雑草の愉快な生きかた」(ちくま文庫)から

引用します。

  

ススキの名は「すくすく育つ木」に由来する。

お月見には、ススキが飾られるが、これはススキの穂を

稲穂に見立てて、ススキのように稲がすくすくと育つように

という願いがこめられているらしい。  (226p)

  

9月27日が十五夜。迫ってきました。

いい天気だといいのですが。

上記のことを知って、できたらススキを取ってきて

お月見してはいかがでしょうか。

本からの引用を続けます。

  

これだけ重要なススキだったから、

稲を管理する田んぼがあるように、

昔は村々には必ずといっていいほど、

ススキを管理する「かや場」と呼ばれる場所があった。

東京にある茅場町の地名はその名残である。

ススキは屋根材のほか、

家畜の餌や堆肥の原料としても用いられた。 (226p)

  

  

東京に「茅場町」があるように、

地元の愛知県にもないか調べました。

  

隣の豊橋市に「茅野(かやの)新田」という地名が

あったことがわかりました。

豊川の河口左岸にあった地名で、

明治11年に青野村の一部になって地名は消えました。

しかし「茅野」という地名は、豊川河口左岸に残っていました。

  

  

 

同じく豊橋には「萱町(かやまち)」がありました。

豊橋駅の近くです。よく行く場所です。

見た覚えがある地名です。

  

名古屋市には「萱場」という地名がありました。

ナゴヤドームに近い場所です。

  

  

愛知県にもありました。

ススキなどの「カヤ」に関係したかどうかは不明です。

ちなみに今回参考にした本は

「角川日本地名大辞典 23 愛知県」(角川書店)です。

1989年3月8日発行の本です。

2校目の学校を去る時に、

保護者の方からプレゼントしていただいた本です。

当時の私は地名に凝っていたので、それを見かねて?

選んでくれたようです。

まだ発行されてまもない本でした。

嬉しかったです。そして今でも使っていますよと伝えたいです。

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