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2015年2月11日 (水)

2月10日 村上先生から勉強したこと/マイ教室に登場

  

今日は2月11日。

 

前投稿のつづき。  

10日の懇親会では気持ちよく飲みすぎてしまいました。

翌日の授業準備をしようと思っていましたが、

いつの間にかちゃんと布団に入って寝ていました。

  

少々二日酔い状態で授業の流れのプリントを作って、

村上公也先生の登場を待ちました。

 

2時間目。ついに村上先生が登場。

ついにこの日が来た!という思いでした。

あの村上先生が、自分の教室やってきました。本物ですよ。

いい年のベテラン教師が、こんな青二才のように感動していちゃいけない?

まあ、いいですよね。

残念ながら、受け持っている6人のうちの1年生1名の授業でした。

カタカナ学習3本を見てもらいました。

  

①リズムよくカタカナ全部が読める資料「五十音」(北原白秋)の音読。

 参考:北原白秋朗読 「五十音」

 この時に村上先生が考案した「っ箱」を跳ばせたり、

 「チョーンゴム」を引っ張らせたりしました。

 使い方はこれでいいのかと見てもらうところもありました。

 

②1年生の漢字からカタカナを抜き出す練習

 カタカナの練習兼漢字の形にも注目させるための練習。

 教室にびっしり貼った漢字カードの使い方を示したくてやりました。

 

 

 そして最も評価を聴きたかったのが3本目。

③タブレットを使ったカタカナの言葉探し

 ひらがなの場合は、やり方を以前書きました。

 ※参考:ここでも道草 ひらがなの文字を押せば発声してくれるアプリ(2014年9月27日投稿)

 そのカタカナバージョンです。

 アプリはこれ↓

 

Kamakiri_2  

たとえば、この6文字を見て、どんな言葉が思い浮かびますか?

「フロ(風呂)」「ハカ(墓)」「ハリ(針)」などが浮かびます。

浮かんだ子どもは手を挙げて、指名されたら、文字に指でタッチします。

そうするとちゃんとタブレット端末が発音してくれます。

どの文字がどんな発音をするのかが、つながります。
  

ここで「カマキリ」が浮かびました。

しかし、「キ」がありません。

諦めるか?諦める必要はありません。

  
友だちの体をタッチパネル化してしまいます。

昨日やったのは、丸いシールを貼りました。私の体にです。

おでこに貼ったり、胸に貼ったり、手に貼ったりしました。

どこでもいいのです。今回はおでこに貼りました。

その時に「ここを押したら”キって、言ってね」と頼んでおくのです。

そして発表です。

タッチパネルで「カ」「マ」と押します。

次は友だちのおでこに貼ったシールを押します。

タッチパネル化したおでこを押された友だちは、

「キ」と言います。

そしてタブレットのタッチパネルの「リ」を押します。
  

「カマキリ」の完成です。
  

子どもたちは結構続けてやっています。

体中にシールが貼られて楽しいですよ。
  

どうしても浮かばない時には、

「シャッフルしていいですか?」と聞きます。

相手がOKなら「シャッフル」ボタンを押して新しい6文字で考えます。

  
これを繰り返します。

これで、どの文字がどんな発音か耳で聴いてつながると考えます。
  

  
少人数の特別支援学級ならではありますが、

効果があると思いますが、どうでしょう。

まだ村上先生の評価は聞いていません。

  

  

村上先生には自分の授業と教室環境を見てもらいたいと思っていましたが、

村上先生は子どもたちとの交流も主眼でした。

僕の授業が早めにすんだら、そこから村上先生の授業が始まりました。

2時間目が終わって、他のメンバーも戻ってきて、

随時授業に参加していきました。

子どもたちは楽しそうに授業を受けていました。

”うんこ”のおもちゃももらい、大はしゃぎ。

漢字を使って日記を書くことにつながる授業をしてもらえました。

私の漢字カードを教材にしていただきました。

村上先生の語り方、目配せなど生で見られて参考になりました。

   

”うんこ””うんち”のおもちゃをもらった子どもたちは、

3時間目以降も何度も”うんこ””うんち”を口にしていました。

こんなに何回も言ったのは、子どもたちにとって最高記録でしょう。  

  

   

村上先生が私の学級に滞在したのは午前9時45分~11時5分。

有名な村上先生を独り占めしてしまった幸せな時間でした。

  

午後は、自動車で15分ほどのT小学校に行って、

村上先生の飛び込み授業を見ました。授業の録画もしました。

緊張と緩和状態を意識した流れで、子どもたちの集中力を高めました。

そして子どもとのやり取りをすごく楽しんでいた村上先生でした。

子どもたちも、村上先生のやることに引き込まれていきました。

そのため授業は延長。

後で村上先生は先生方に延長したことを謝っていました。

  

「現役当時は、雑務に追われて見えにくいかもしれないけど、

子どもとの授業ができる教師という仕事は

純粋にいいものだと分かる時が必ず来ます。

今の私は雑務がないので、感じることができます。

だから目の前の子どもたちとの授業が

終わりたくないという気持ちがありました」

正確ではありませんが、村上先生は上記のようなことを、

現職研修の会で言われました。そうなのですね。

・・・・・私の教室に来た時も、授業を見るつもりだったけど、

    つい自分で授業をしてしまったと言っていました。

    すぐに分かりましたよ。

    なので、私は1時間でやる予定だった内容を20分ほどで終えました。

  

雑務は辛いです。

もっと授業のことを考えていたい、いろいろ作っていたいと思いますが、

後ろ髪を引っ張る仕事が多く、なかなか授業にエネルギーを傾けられません。

でも給料をもらっています。だから生活のことを心配せずに過ごせます。

雑務を頑張らねば。

  

  

授業を録画したものは、DVD-Rにダビングして、

サークルとかで見てみたいです。

その時にまた授業について書きます。

  

  

以上、2日間で村上先生から勉強したことを書いてみました。

特別支援の担任になって、村上先生に出会って、

こうやっていい日を積み重ねていけることを幸運と思っています。

これからも勉強は続けていこう。きっといいことが起こる。

次は2月28日に京都に行きます。

  

コメント

とっても考えられた教室環境だと思いましたよ。子どもたちも可愛くて、大切にされていることがよくわかりました。子どもたちが可愛くて、元教師の血が騒ぎ、ついつい出前授業をしてしまいました。すみません。
キーワードをいうと、個別課題、一斉指導、役割分担、代わり番子、創造力と想像力、説明と表現、魂の交信です。

村上先生、コメントをありがとうございます。
先生の授業を目の当たりにできたのはとても貴重でした。
キーワードを忘れないように、実践していきたいです。
またメールをします。

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