「バリバラ 出生前検査」6/ネガティブなイメージのダウン症
今日は8月8日。
前々投稿のつづき。
6月13日放映の「バリバラ 出生前検査」より。
大阪大学での講義で、印象に残ったことを書きます。
胎児がダウン症だとわかったら産みますか?とけん太さんは聞きました。
ダウン症の人に質問されるなんて、なかなかつらい。
産まないと言ったら、質問者を否定していることになります。
でも「産まない」と答えた人がいました。
その答えの中でこう言っていました。
学生「けん太さんは、ダウン症だけど、しっかりこうやって、
今、毎日楽しそうに過ごされている。
というところで、ダウン症のポジティブなイメージが少しわいたんですけど、
でも実際、ネガティブなイメージの方が、
ネガティブなイメージのダウン症の人の方が、
まだ知っている中で多いんで、あまりいい印象がないな~と思います」
助手「何人ポジティブな人にあったら、(いい印象に)思えますか?」
学生「う~ん、半分以上」
この学生さんの発想もいいなと思いました。
漠然としたイメージで、ダウン症の人たちにネガティブなイメージがあります。
これを変えないといけない。
変えるには、ダウン症の人たちと交流しないと無理なこと。
教師ならやるべきか。
けん太さんのお父さんの発言で印象に残ったことも書きとめておきたいです。
「兄姉とけん太教授で、育てる時に違いを感じたか?」の質問に対する答です。
お父さん「上の2人は、知らないうちに歩けるようになるし、
知らないうちにしゃべれるようになるし、
知らないうちに何でもできるようになってくる」
「この子の場合は、もう、歩くのに時間がかかるから、一生懸命育てる。
しゃべるのも、言語教室に行ったりして、そういう意味での時間はかかりました。」
「何でこんなにできないんだ、ということもそりゃあありますし、
そうやってやっているうちに、少しずつできたのは、本当にうれしく思ったし、
育てる喜び、大きくなっていく喜びは、親としてとても感じました。」
育てた人ならではの意見だと思いました。
学生さんがいい質問をしてくれたおかげで、こんなお父さんの話が聞けてよかったです。
これで「バリバラ 出生前検査」(6月6日、13日放映)のシリーズは終了。
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