「陽動作戦」の「陽」の意外な意味
今日は1月14日。
今日も久々、空凛(ソラリン) さんのメルマガ「言葉拾い」から。
昨日届いたばかりの内容は特によかったです。
「陽」に関する内容でした。
一部引用。
■ 陽動作戦(ようどうさくせん) ■
意表をついた挑発的な行動をとって敵の注意をそらせ、
情勢判断を誤らせようとする作戦。
「陽動」(ようどう)とは、
他人の注意をそらすために、わざと目立つように、
本来の目的とは違った動きをすること。
この「陽動」ですが、字面だけ見ると、
太陽の下で正々堂々と行動するようなイメージですが・・・
そこで「陽」の意味を再チェックです。
「陽」・・太陽のあたる山の側面の意
1、太陽
2、ひなた
3、山の南側
4、うわべ、表面
5、いつわる。いつわり。
「陽」のもつイメージとは反対の“うわべ”や“いつわり”の意味がありました。
「陽言」(ようげん)“いつわっていうこと”
という語も辞書にありましたが、ほとんど目にしたことがありません。
“うわべ”や“いつわり”の意味での「陽」はほとんど使われていないようです。
引用は以上です。
「陽狂(ようきょう)」という言葉も見つけました。
「佯狂」という漢字も使われます。
意味は「狂人のふりをすること」
これも”いつわり”の意味の「陽」の使い方ですが、
「陽狂」もあまり使われません。
「陽動作戦」が今も現役で孤軍奮闘している感じです。
「陽」にはこんな意味があったのですね。
それを「陽動作戦」から、疑問に思って調べて行きついたのが素晴らしい。
こんな追体験ができるから、メルマガ「言葉拾い」が大好きです。
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