咄家は芸を持っていた
今日は10月27日。
6年生の歴史の教科書に「落語などが上演される寄席(よせ)」とあります。
そもそも「寄席」とは何?
これがわかっていませんでした。
国語辞典には
《「人寄せ席」の略》落語・講談・漫才・浪曲・奇術・音曲などの大衆芸能を興行する演芸場、
とありました。
今の寄席は、落語中心です。
昔は、落語の咄家(はなしか)が、いろいろな芸をやったようです。
そのあたりのことを、「お江戸でござる」(杉浦日向子監修/新潮文庫)より引用します。
咄家は、咄をするだけでなく、必ず他に芸があります。
「影絵」「曲独楽(きょくごま)」「百面相」、扇子から水を出す「水芸」。
手品のことは、「手妻(てづま)」といいます。
咄だけだと「素咄(すばなし)」といって、味気ないものと思われました。
余芸がなければ、一人前と認められません。
余芸の中には、大食い、早食いといったものもあり、
お客さんから「これを食べてみろ」と差し入れられて、人気がありました。(109-110p)
昔の咄家は大変だぁ。
「はなし」おもしろいですね。幼小中高と同級生だった友人が講談師になったので、講談を時折聞くようになり、講談が好きになりました。説教くさく感じるときもありますが、わかりやすくておもしろいですよ。
投稿: 自転車同好者 | 2011年10月29日 (土) 05:18
自転車同好会さん、コメントをありがとうございます。
生の講談、味わってみたいです。
説教くさく感じる時もあるとのこと、笑えます。
投稿: ここでも道草 | 2011年10月29日 (土) 06:22