余寒(よかん)/冴返る(さえかえる)
今日は3月30日。
昨日(29日)は戸外は暖かく、室内は冷えた日でした。
サクラの開花もどんどん進みました。
30日朝の豊川市三明寺の景色です。
最近すっかりお気に入りの三重塔。
右手奥はおそらくウスズミザクラ。
手前がソメイヨシノ。
日曜日にはまた寒くなるそうです。
サクラが咲いてきたので、まさに【花冷え】です。
他にも春先の寒さを表現する言葉を探しました。
【余寒(よかん)】
ちょっと時期的に遅いのでしょうか。
国語辞典には「立春後の寒さ。寒が明けてもなお残る寒さ」とありました。
「残暑」の反対語と言われると、イメージが浮かびます。
次のサイトに恰好がいい言葉がありました。
【冴返る(さえかえる)】です。引用します。
「冴える」とは、光や色、寒気などが澄みとおることで、
特に寒気や冷気などの厳しい寒さについて使われるため、
冬の季語になっています。
一方、「冴返る」とは、春になっていったん緩んだ寒気がぶり返すことで、
こちらは立春以降に詠まれる春の季語です。
春先に暖かい日が数日続いて気を許したところへ、
再び真冬並みの寒さが戻ってくることを表現したものです。
「冴」という字の形、音が個人的に好きなのでしょう。
「冴返る」・・・恰好のいい言葉です。
なかなか暖かくなりませんが、冴返った寒さと言葉を楽しみながら、
本格的な春を待とうと思います。
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