目くそ鼻くそを笑う
学年の廊下にある市内図書館からの本の箱に3冊おまけを入れたいです。
「わざわざことわざ ことわざ事典」(1)~(3)です。
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ことわざ一つ一つをわかりやすく、かつうんちく深い説明がいい。
2巻の中にある「目くそ鼻くそを笑う」に注目しました。
私の好きなことわざの一つ。
読んだ時の調子もいいし、滑稽だし、小学校に勤めていると目の前でよく見かける?光景です。
「そういうのを”目くそ鼻くそを笑う”と言うんだぞ」
と言います。すぐに理解できる子はそうはいないので、その後説明を加えます。
本にはこう書いてありました。
意味は、
自分の欠点には気がつかず、他人のことをけいべつして笑うことをいう。(64p)
同じような意味のことわざがあるそうです。
おなじ意味のことわざに、「猿の尻笑い」がある。
サルが、自分の尻が赤いのに気がつかず、ほかのサルの尻が赤いのを笑った。
また「ヤスデがクサガメを笑う」もあるよ。
ヤスデもクサガメ(カメムシのべつ名)も、くさい虫だ。
それなのに、ヤスデがカメムシに、「お前はくさい虫だなあ」とあざけって笑うことだ。(65p)
さらにうんちく編で、目くそと鼻くそはほとんど同じ物だと書いてありました。
目は、いつも結膜から出される粘液と、涙腺からでるなみだの膜によって守られている。
目にはいったゴミは、すぐになみだの膜につかまえられる。
そして、人がまばたきをすると、新しいなみだの膜ができて、
古いなみだは、ゴミや粘液といっしょに、目がしらにおくられる。
そこでかわいたゴミが、目くそになるんだ。
目から鼻へは、ほそい管がとおっている。
かわかなかった古いなみだは、目がしらからその管をとおって鼻にいく。
そして、鼻の穴の粘膜についたゴミや、粘液といっしょになって、鼻くそになるんだ。(65p)
涙が目から鼻へ。
これは、感動して涙した時に体験します。
目からだけでなく鼻からも涙(鼻水?)が出てきてしまいます。
このようなことが書いてある本。面白そうでしょ。
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