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2010年2月14日 (日)

目くそ鼻くそを笑う

学年の廊下にある市内図書館からの本の箱に3冊おまけを入れたいです。

「わざわざことわざ ことわざ事典」(1)~(3)です。

わざわざことわざ ことわざ事典〈1〉いきものの巻 わざわざことわざ ことわざ事典〈1〉いきものの巻
たかい よしかず

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ことわざ一つ一つをわかりやすく、かつうんちく深い説明がいい。

  

2巻の中にある「目くそ鼻くそを笑う」に注目しました。

私の好きなことわざの一つ。

読んだ時の調子もいいし、滑稽だし、小学校に勤めていると目の前でよく見かける?光景です。

「そういうのを”目くそ鼻くそを笑う”と言うんだぞ」

と言います。すぐに理解できる子はそうはいないので、その後説明を加えます。

   

本にはこう書いてありました。

意味は、

自分の欠点には気がつかず、他人のことをけいべつして笑うことをいう。(64p)

  

同じような意味のことわざがあるそうです。

おなじ意味のことわざに、「猿の尻笑い」がある。

サルが、自分の尻が赤いのに気がつかず、ほかのサルの尻が赤いのを笑った。

また「ヤスデがクサガメを笑う」もあるよ。

ヤスデもクサガメ(カメムシのべつ名)も、くさい虫だ。

それなのに、ヤスデがカメムシに、「お前はくさい虫だなあ」とあざけって笑うことだ。(65p)

   

さらにうんちく編で、目くそと鼻くそはほとんど同じ物だと書いてありました。

目は、いつも結膜から出される粘液と、涙腺からでるなみだの膜によって守られている。

目にはいったゴミは、すぐになみだの膜につかまえられる。

そして、人がまばたきをすると、新しいなみだの膜ができて、

古いなみだは、ゴミや粘液といっしょに、目がしらにおくられる。

そこでかわいたゴミが、目くそになるんだ。

目から鼻へは、ほそい管がとおっている

かわかなかった古いなみだは、目がしらからその管をとおって鼻にいく。

そして、鼻の穴の粘膜についたゴミや、粘液といっしょになって、鼻くそになるんだ。(65p)

   

涙が目から鼻へ。

これは、感動して涙した時に体験します。

目からだけでなく鼻からも涙(鼻水?)が出てきてしまいます。

    

このようなことが書いてある本。面白そうでしょ。   

    

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