三重で・その2/下絵のうちから掲示
5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。2番目の投稿。
三重県の三輪辰男先生
実践報告のテーマ「造形コミュニケーション能力を育てる」
図工の専科。1~5学年の図工を担当している。
講演ではなく実践報告。
学校の方針で、図工教材はオリジナルでやるとのこと。
いろいろな図工の授業の様子を写真で見せてもらう。文章で表わすのは難しい。
1年生での実践。「いろイロいろ水けんきゅうじょ」「色水をつくって、それから」
ペットボトルに水を入れる。フタの裏に絵具をつける。
フタを閉めてゆすると色水ができる。
最初は単色。しだいに子どもたちは混色をしたがる。
できた色水を他の子と交換し合い、スポイトで水滴を紙面に落として模様をつくる。
作品のタイトルは、見る者のイメージを喚起する。
絵を制作していく時に「どう見られているか」を意識する。
制作の途中で壁にはって、友だちに意見をもらう。
?年生での実践「成長する□(しかく)」
1辺10cmの正方形の色画用紙。
切り取ったところを、正方形の辺を中心に180度ひっくり返していく。
それを繰り返していくことで、面白い作品ができる。
以上です。やっぱり教師はアイディアは必要だと思いました。
どうしたらいいか考えて、マンネリを廃して、アイディアで打開していくのは大事。
「何かいい方法がある」と前向きでおることができる。
昨年度、絵画や版画をやった時に、
下絵の段階からどんどん掲示していきました。
翌週まで子どもたちは、自分のを含めて他の子の下絵を見て過ごしました。
途中経過を見せ合う、自分の作品を1週間見ることは効果があると思います。
他の子の作品を参考にすることができるし、自分の絵の評価も得られる時があります。
なにより自分の作品を客観的に見れます。
次の図工ではどう描こうか、掲示された絵を見て少しは考えられると思います。
図工の時間になって、しまってあった作品を手渡された時に、
「こんな作品をつくたんだっけ?」と思うこともあり。これじゃあね。
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