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2008年12月

2008年12月 8日 (月)

教室で越冬する予定のミノムシ

11月26日に、3年1組の子が、他のクラスの子にもらったと言って、

ミノムシを持ってきました。

(相変わらず、生き物が集まってくる教室です)

なかなか美しい蓑です。

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それ以後、この蓑は教室の中でぶら下がっています。

教室で越冬することになりそうです。

ちなみにミノムシはミノガの幼虫。

このミノガの成虫は不思議な生態をしています。

オスは羽化しますが、口がないために食べ物が食べられません。

ひたすらメスを探して飛び回ります。

メスは何と成虫になっても羽根も手足もなく目のような感覚器もありません。

メスは蓑の中の蛹内にとどまります。

メスの発するフェロモンに誘われてオスはそこにやってきて交尾。

交尾後オスは死亡。

メスは産卵後死亡。

生殖のためだけの成虫なのです。

いろいろな生き物がいます。

2008年12月 7日 (日)

「トンデモない生き物たち」本当にトンデモない

ハリガネムシに寄生されたカマキリやバッタは、

ハリガネムシによってコントロールされ、

自ら水の中に入って自殺を図る。

カマキリらが水に入ると、ハリガネムシは体外に抜け出て水の中で暮らす。

以前こんなことを書きました。

このことが載っている本を探していましたが、見つけました。

   

トンデモない生き物たち―南極の魚はなぜ凍らないのか!? トンデモない生き物たち―南極の魚はなぜ凍らないのか!?
白石 拓

宝島社 2006-05
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この本にしっかり書いてありました。

さらに寄生虫による自殺誘導現象は他にもたくさんあるそうです。

   

アリに寄生したある寄生虫の幼虫。

この寄生虫は、ヒツジの体内で成長するために、寄生虫の幼虫が感染したアリは、

羊の食事時である早朝か夕方に、草にしっかりしがみついて動かずにいるように仕向ける。

アリを草といっしょにヒツジに食べさせて、ヒツジに移動するためだ。

   

さらに    

海鳥を宿主とするある寄生虫の幼虫は魚の脳の中にいて、

魚を海面上で目立つようにバタバタ泳がせる。

宿主とは寄生虫が寄生対象とする生物のこと。

海鳥はすぐに魚を見つけて食べてしまう。

    

寄生されて自殺をする生き物について書かれてあったのは2ページ。

この本はほぼ190ページの本。

生き物に関する興味深い話が満載の本。お薦めです。

モンシロチョウの幼虫青虫がキャベツをかじると、

青虫の唾液とキャベツの物質が反応してある揮発性物質が生じます。

これがアオムシコマユバチを呼び寄せ、

アオムシコマユバチは青虫に卵を産みつけるわけです。

キャベツは、自分を食べる青虫を退治するために、

青虫の天敵をおびき寄せるのです。

キャベツにも意思があるのです。驚きでした。

こんな話がたくさん載っている本です。

    

やるぞ!「エノキの根元をたんけんしよう」

校区内にエノキがたくさんあるところがあると教頭先生に聞いていました。

教頭先生は校区在住の先生で、とにかく詳しい。

昨日は場所を教えてもらいました。

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豊川の川岸にありました。

竹藪の中に囲まれて立派なエノキが立っていました。

写真では一本ですが、川岸にこのようなエノキの森がしばらく続きます。

竹藪の中を苦労して入り込み、エノキの下にたどり着きました。

(とにかくあちこちに棘のある植物があります。でもこういうところにもぐりこむのは基本的に楽しい)

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これが下から見上げたエノキです。

何をやりたいか?

ゴマダラチョウや万が一オオムラサキの幼虫がいないか調べたかったのです。

落ち葉の下に幼虫がかくれて越冬している可能性があるのです。

短い時間でしたが、落ち葉を調べてみました。

残念。見つかりませんでしたが、何かいそうだという気配はありました。

今度は子どもたちとやってきて、じっくり探してみたいです。

調べてみたら、いいHPがありました。

「エノキの根元をたんけんしよう」

何といい魅力的なタイトルでしょう。

http://www.ecoweb-jp.org/enoki.html

   

今度の火曜日は、田んぼではなくこのエノキの探検にしよう。    

2008年12月 6日 (土)

愛知駅伝で大発見

今日、第3回愛知駅伝というのがありました。

テレビ放映されました。

正式名は「第3回愛知県市町村対抗駅伝競走大会」です。

愛知万博の会場だったところを舞台に、市町村対抗の駅伝です。

今回は勤務校の子どもも参加したため、じっくり見ました。

   

一番は岡崎市でした。

岡崎市が3区からトップになり、ラストの9区までトップを守りました。

一緒に見ていた奥さんが面白いことを見つけました。

トップを走る岡崎市の選手のユニフォームにローマ字で「OKAZAKI」と書いてありました。

これを「OK  AZ   AK   I  」と分解します。

次のように並べかえます。

「KO  ZA  KA  I 」→「こざかい」→「小坂井」

愛知県には小坂井町があります。

実は私が住んでいる町です。

ずっと岡崎市の選手がトップで走っていて、

テレビに映っている時間が長かったから気がついたのでしょう。

それと小坂井町の住人だったことも気がついた理由でしょう。

大発見でした。みんな知っているかな?

コレラの流行が日本人の清潔志向のきっかけに

回虫やサナダ虫のことをブログに書いた時に、

藤田紘一郎さんという方を教えてもらいました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/09/post-d311.html

本を読んでみました。

清潔はビョーキだ (朝日文庫) 清潔はビョーキだ (朝日文庫)
藤田 紘一郎

朝日新聞社 2001-01
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日本人の清潔志向は異常である。

寄生虫が体内からいなくなってから、花粉症が多くなった。

そんな話が載っていました。

社会科教師としては、日本人が清潔志向に走った事件に興味を持ちました。

    

コレラの流行でした。

日本に2回コレラが侵入して流行しました。

1回目は1822年。2回目は1858年でした。

2回目は日本に来たアメリカ軍艦ミシシッピー号の乗組員がコレラに感染していて、

日本に大流行を起こしました。

長崎から感染が始まり、日本各地に広がり、犠牲者は26万人に上りました。

日本が鎖国から開国に移る時代にコレラが流行しました。

明治の新政府は、欧米の先進国と肩を並べるために、

コレラのような伝染病が流行しない清潔な国づくりを目指しました。

これがきっかけでした。

(さらに第2次世界大戦後に日本人を清潔志向にさせる出来事がありました。

ここでは割愛)

    

不平等条約の下、外国から来た船の検疫の権利は不十分なものでした。

そのためにコレラのような病原菌が日本に入ってきてしまったのです。

   

開国の歴史を伝染病の側面から教えるのも大事だなと思いました。

犠牲者26万人のためにも。    

やっぱり「あきらめない」が重要なキーワード

ムッシュさんのブログで紹介されていた本を読みました。

仕事が夢と感動であふれる5つの物語 (講演CD付)

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福島正伸

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ムッシュさんの引用された文章も心に残りましたが、

次の文も良かったです。

    

あきらめない姿勢は、まわりの人々に伝播していきます。

はじめは反対する人がいたとしても、次第にこちらに関心を持ってくれるようになっていくでしょう。

中には強力な支援者になってくれる人も出てくるかもしれません。

たとえ、自分の夢を理解してくれない人がいたとしても、相手を非難したり、不満を言ったりする必要はありません。

なぜなら、夢をあきらめない自分の姿勢によって、将来のよき支援者に変わってしまう可能性があるからです。

まわりの人々は、そもそも皆、自分の支援者なのかもしれません。

みんな、待っていてくれるのです。こちらがあきらめない姿勢を見せるまで。

    

「あきらめない」

この気持ちは大事だとあらためて思った本です。

講演CDも良かった。

すごい人は、小さなことで勝負する。

2008年12月 4日 (木)

「わしズム」・・・占守島の戦闘のマンガ

占守(シュムシュ)島での戦闘については以前書きました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/11/post-6f4a.html

この戦闘について書いた本が手に入ったのでさっそく読んでみました。

わしズム〈夏季 Vol.15〉 わしズム〈夏季 Vol.15〉
小林 よしのり

幻冬舎 2005-07
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「わしズム Vol.15」(平成17年7月25日)です。

小林よしのりさんが、占守島の戦闘をマンガで表現していました。

占守島の位置が判明。

千島列島の北端でした。

北は13キロほどでカムチャッカ半島でした。

日本人はここまで来ていたんですね。

占守島で壮絶な戦闘を行った戦車第十一連隊を率いていたのが、

「戦車隊の神様」と呼ばれていた池田末男大佐。

池田大佐の最期もえがかれていました。

そして大佐を取り巻く部下たちの死も。

こういう人たちがいたことは忘れてはいけないことだよなと思います。

    

占守島の戦闘は、日本側の戦死者三百数十名に対して、

旧ソ連軍は海上で三千、地上で四千の戦死者を出したとのこと。

(先の投稿の戦死者数と違っています)

ここで足止めをくった旧ソ連軍は千島列島は占領しましたが、

北海道の占領には間に合わなかったそうです。

北海道の分割占領は阻止されたわけです。

   

戦争を忘れずに記憶しておくことが、再び戦争を行わないことにつながります。

このブログにも記憶、記録しました。

2008年12月 3日 (水)

800本目の投稿・・・ムラサキシキブに出会う

秋の実を調べると、ムラサキシキブの写真がよく出てきます。

美しい紫色のかわいい実。

出会ってみたいなと思っていました。

   

先の火曜日。いつものように子どもたちを連れて田んぼへ。

かくれてしまった虫たちを探すのが指令。

子どもたちも私も、小川の底に手を突っ込んだり、

落ち葉をひっくり返したり、

朽ち木を壊してみたり・・・でも虫は見つかりませんでした。

こうやって、この季節、虫は隠れてしまうことを実感するのもいいでしょう。

虫がいないことを毎週実感すれば、

春先になって、虫が動き出すその瞬間を目撃できるかもしれません。

     

1年間、田んぼに出向く意味がそこにあると思います。

子どもたちはそれでもちゃんと楽しみを見つけます。

女の子に頼まれて、男の子たちが沢に下りて、

カラスウリを採っていました。

「命がけだった」と男の子たち。楽しそうでした。

多くの子が、服にひっつき虫をたくさんつけていました。

「センダングサがたくさんついちゃった」と植物名で言っていました。

アメリカセンダングサと区別して使いこなしていました。偉い。

   

この日の私の最大の収穫はムラサキシキブ。

田んぼの片隅でついに発見。

本物はさらに輝く紫色で美しい!

本当に何でもある田んぼです。

写真は下に。Pc020012

   

    

    

2008年12月 1日 (月)

平成20年度センダンの実

紅葉にはさまれて、たくさんの実をつけているセンダンの木に気がつきました。

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あれども見えず。

学校一番の大木の変化に気がついていませんでした。

さらに実に近づきます。

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さらに実をアップにして撮りました。

昨日日曜日に撮った写真の中で、一番のお気に入り。

この写真、研究紀要に使ってほしいなあ。

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どこか、片隅にでも。

   

冷たい風が吹く中の撮影でしたが、紅葉もセンダンの実も良かった。

身近にいいものがある。

写真の宿題をもらったおかげで気がつきました。

   

※おっと次が800本目の投稿。

平成20年度校庭の紅葉

上の先生に頼まれて、校庭の紅葉の写真を撮ることになりました。

来年度秋の研究紀要に使いたいからと。

いつもデジカメを持ち歩いて撮影しているので、目をつけられました?

でもこういう仕事は楽しい。

昨日日曜日、風が強いのが難でしたが、晴れていたので撮影。

モミジだけではだめで、学校だとわかるものを入れなくてはなりません。

何枚か紹介。

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この宿題をもらったおかげで、センダンの実がたくさん生っていることに気がつきました。

その写真は次の投稿で。

最後に下から見上げた紅葉。

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