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2008年12月 7日 (日)

「トンデモない生き物たち」本当にトンデモない

ハリガネムシに寄生されたカマキリやバッタは、

ハリガネムシによってコントロールされ、

自ら水の中に入って自殺を図る。

カマキリらが水に入ると、ハリガネムシは体外に抜け出て水の中で暮らす。

以前こんなことを書きました。

このことが載っている本を探していましたが、見つけました。

   

トンデモない生き物たち―南極の魚はなぜ凍らないのか!? トンデモない生き物たち―南極の魚はなぜ凍らないのか!?
白石 拓

宝島社 2006-05
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この本にしっかり書いてありました。

さらに寄生虫による自殺誘導現象は他にもたくさんあるそうです。

   

アリに寄生したある寄生虫の幼虫。

この寄生虫は、ヒツジの体内で成長するために、寄生虫の幼虫が感染したアリは、

羊の食事時である早朝か夕方に、草にしっかりしがみついて動かずにいるように仕向ける。

アリを草といっしょにヒツジに食べさせて、ヒツジに移動するためだ。

   

さらに    

海鳥を宿主とするある寄生虫の幼虫は魚の脳の中にいて、

魚を海面上で目立つようにバタバタ泳がせる。

宿主とは寄生虫が寄生対象とする生物のこと。

海鳥はすぐに魚を見つけて食べてしまう。

    

寄生されて自殺をする生き物について書かれてあったのは2ページ。

この本はほぼ190ページの本。

生き物に関する興味深い話が満載の本。お薦めです。

モンシロチョウの幼虫青虫がキャベツをかじると、

青虫の唾液とキャベツの物質が反応してある揮発性物質が生じます。

これがアオムシコマユバチを呼び寄せ、

アオムシコマユバチは青虫に卵を産みつけるわけです。

キャベツは、自分を食べる青虫を退治するために、

青虫の天敵をおびき寄せるのです。

キャベツにも意思があるのです。驚きでした。

こんな話がたくさん載っている本です。

    

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