鍬はなぜ秋なのか?その後
9月17日に投稿した「鍬はなぜ秋なのか?」にコメントをいただきました。
「鍬」や「鋤」の読み方に関心を持たれた方からです。
世の中には同じようなことに関心を持つ人はいるもので、そういう人がいることを知るのはうれしいことです。
その方も、なぜ鍬は秋なのか疑問に思いました。そうでしょう、そうでしょう。
9月以後、調べてみました。
「鍬」はきっと国字であると決めつけたのがいけなかったようです。(国語に詳しい人から、これは国字だ、と言われたことも先入観で入っていました)
きっと、日本人が何か意味を込めてこの「鍬」という漢字を作り出した。
そう考えたかったのでしょう。
国字を扱ったサイトとかを調べましたが、「鍬」は見つかりません。
そこで、基本に戻って、漢字辞典の親分に当たってみることにしました。
隣町の図書館に行って、調べました。
「字通」(白川静著/平凡社)にこうありました。
「鍬ー声符は秋(しゅう)」
つまり「秋」には意味はなく、「鍬」の音を表していたというわけです。
形声文字だったんだ。
これは11月23日に調べました。
ちょうど1ヶ月たった今日、コメントをいただいたのをいい機会にこのことを投稿しました。
コメント