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2017年7月29日 (土)

「うつヌケ」からの引用/日記で客観視・うつは心のガン・ほめ言葉は反芻(はんすう)

  

今日は7月29日。

  

最近読破した「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

(田中圭一著/角川書店)から引用します。

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この本を知ったのは、やっぱりテレビでした。

4月22日放映の「世界一受けたい授業」で紹介されていました。

読んでみたいと思っていたら、本屋で見かけ買いました。

  

引用します。マンガなので、引用が少々難しかったです。

  

うつあるある

脳が落ち着きを失い活字が読めなくなる (86p)

  

「ボク(田中)の時もそうでしたけど、

うつが治ってくる

仕事がうまくいく

自分を好きになる

さらにうつが治る

 

このスパイラルを実感できると

ホント心が軽くなりますよね。

「そう!私たちは『自己愛』を嫌う傾向が強いですけれど、

うつヌケの要点は、いかに『健康的なナルシズムを取り戻すか』

だと思います。自己愛は悪いことじゃないんです」 (89p)

※自分をきらいになるな。自分を好きになれ。この本の大きなテーマです。   

  

  

(精神科医ゆうきゆうさんの話)

「物事を高い位置から客観視するクセがつくといいんですよ」

「そのためには日記を書くのが近道ですね」

「ただし、漫然と書いていてはダメです」

 

客観的事実「何が起こったか」・・準備不足で商談に失敗した

主観的感想「それを自分はどう感じたか」・・もう会社にいられないと思った

このふたつを1:1の比率で書くんです。

  

記録を取ってあとから読み返せば・・・・

1ヶ月後

「商談に失敗したくらいで会社にいられないなんて、

んなことあるかよ1ヶ月前のオレ!!」

 

「こんなふうに時間を置くことで、

悩みがさほど大きなものではないと実感できるんです」  (102p)

※なるほど。でも渦中に書くのはきついけどね。

  

うつは心の風邪。

ちがう!

うつは心のガンだ!!  (147p)

  

うつはほうっておくと死に至る病です。

「自殺」とは心のガンの症状のひとつで

それによる死は「その人の心の寿命だった」と考えるべきなのです。

そう考えないと残された家族や周囲の人が

命を救えなかったことで自分を責めるから

  

うつが風邪のようなものだと認識されてしまうと

(上司から)「風邪で休む?ふざけるな!!

はってでも出てこい!!」

でもガンならば

(上司から)「なにやってんだ!?すぐに入院しろ!!」 (152p)

  

まとめその1

なぜ人はうつになるの?

「自分をきらいになるから これは真理だと思うの!」

「私さえこの場からいなくなればいいんだ・・・・」

もしこの言葉を自分じゃなく他人に対して言ったら・・

「あなたさえこの場からいなくなれば!!」

人間関係が破綻しますよね。

「本当だわ 他人を傷つけるのはダメで

自分を傷つけるのはOKなんて絶対にありえない」

「自分も”他人”と同じなの!!」

「他人に気を使うのと同じくらい自分にも気を使ってあげて!!」

(157p)

  

まとめその2

うつになってしまったらどうすればいい?

 

自分を否定するものから遠ざかり・・・

「つらい仕事」「きつい人間関係」

自分を肯定してくれるものに近づこう・・・

「あなたが必要!とされている仕事」  (159p)

  

「自分を肯定するものが身近にない人だってたくさんいますよ。

そんな人はどうすれば?」

小さな達成感を得られる「なにか」を見つけよう。

プラモデル製作

山登りのような大自然に身を置く

自分をたよってくれるペット

「ささいなことでもいいので必要とされている

役に立っているという実感できる瞬間をもとう!!」 (160p)

※「小さな達成感が得られる”なにか”」「役に立っていること」を増やす。

今までもやってきたけど、増やしていきたい。

  

  

ボクなんて日々の中で少しでもほめられたりすると

(田中さんは)心の中で何回も何回も反芻(はんすう)します。

これはものすごく効きました。  (160p)

※似たことをやってきたなあ。

お褒めのコメントはコピーして日記帳に貼っています。

   

  

うつは「なる」ものじゃなくて

誰の心の中にも「眠っている」ものだと思うんです。

色々な原因で心が弱るとそいつらが出てくる。

ストレスだったり気温差・気圧差だったり。

ここまでうつの正体が見えてきているんだから

こいつらと上手につきあうことも考えよう! (161p)

※気温差だって原因になる!

  

以上です。

1学期もピンチがありましたが、どうにか切り抜けました。

切り抜けた自分をほめたい。

奥さんがアキレス腱を切って、家事がぐんと増え、

それどころではなくなった!?ことがよかったのかな。

参考になることが得られた本でした。

「うつ病」が徐々に世間に認知されるようになってきたなあ。

自分が発病して16年ほど経つのかな。当時とは明らかに世間はちがう。

  

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