2015年1月17日 (土)

小さな達成感を連チャンで味わおう

  

今日は1月17日。

  

久々「海馬~脳は疲れない~」(池谷裕二・糸井重里著/新潮文庫)から引用します。  

  

問題をひとつずつ解くこと(中略)

糸井 忙しい時って、解決すべきことが山ほどあるじゃないですか。

    山ほどある問題の中からひとつずつ潰していくから、忙しいと、

    解決していくものごとの数が増えると思うんですよ。

    解決するたびに小さな達成感が、連チャンでごほうびとして与えられる。

    もう、じゃんじゃん来いって高揚感がありますよ。

    その逆に、問題を抱えこんで何も解決しないと、これはもう泣きますよ。

    「問題を背負うタイプ」の人だと、ぜんぶの問題をまとめて背負ってる。

    装重量いくらみたいな感じで、まとめて悩んでいたりするんです。

    そういう時の手伝い方って、

    「解決すべき問題を、ひとつずつ紙に書いてみようよ」というかたちで、

    ひとつずつにしていくんです。

    これ、自分でもよくやるんですけどね。

    「ものすごく複雑なんです。もうダメです」みたいに言っていたことも、

    10個ぐらいの個別の問題を順に解けばいいだけなんですよね。

    いっぺんに解決しようとしたら、手もつけられない。

    それが1個ずつだと、ひとつずつ解決のよろこびがプレゼントされていくんですよね。

    (中略)

    「まず、やってみろよ」っていうことって、ほんとうに大事。(285~286p)

  

  

最近、仕事をしていると、上の文章がよく頭に浮かんできます。

仕事を小さく小分けにして、小さな達成感を

たくさん味わおうという気持ちで仕事をしています。

やっぱり幸せと思うことをたくさん経験したい。

ふと「多幸感」という言葉が浮かんだので、

上の気持ちを「多幸感」に置きかえて頭の中で使っていました。

うまく仕事が片付いていくと「多幸感を味わっている」みたいに思っていました。

ふと、本当にそうか?と思って、「多幸感」を調べてみました。

  

そしたら、全然違いました。

  

【多幸感】=(麻薬などによる)過度の幸福感。陶酔感。

  

  

調べて良かった。間違った使い方を頭の中でしていました。

今日が20年目/おばさんが亡くなる

 

1月17日。

  

もうあの日から20年かと思います。

阪神淡路大震災があった1995年5時46分のことはよく覚えています。

揺れました。

奥さんが寝ている傍らにあったタンスを倒れないようにおさえました。

ニュースを見ても、震源地はなかなか定まりませんでした。

いろいろな誤情報の後に、正しい震源地が報道されたことを覚えています。

勤務していた学校は、3校前の中学校でした。

娘はこの年の5月に生まれています。もうじき20歳です。

もう20年なんですね。

  

   

  

  

亡くなった母親のお姉さんにあたる「豊橋のおばさん」のことを最近よく書いてきました。

12月のはじめに久々に会いに行って話したこと。

12月末に脳内出血で倒れ意識不明になり、ずっと生死をさまよってきたこと。

1月9日に一度は呼吸困難に落ち入り、医者からは覚悟してくださいと言われたこと。

  

しかし、おばさんは頑張りました。

生き延びて、安定していました。

復活して、再び話ができるのではと思えるほどでした。

「手を握って」「手を振って」と声をかけると、そうしてくれたおばさん。

意識がないようでも聞こえているんだと驚かされました。

  

おばさんの息子(同い年)と、おばさんは全て話を聞いていて、

復活した後に「葬式の話をしてたでしょ」と怒られるかもねと話していました。

  

そんな愉快な出来事をすごく期待していましたが、

残念ながら叶いませんでした。

昨日1月16日の午前11時過ぎに「豊橋のおばさん」は息をひきとりました。

前の晩、学校帰りにお見舞いに行って顔を見たのが最後となりました。

  

生まれたときからお世話になっているおばさん。87歳。

1ヶ月あまり前に、元気に話したばかりだけに、

なかなか実感できない死でした。

明日が通夜。明後日が葬式。

豊橋のおばさんとのことを思い出す日々が続きます。

 

  

月日がいつの間にか流れました。

みんな年をとりいずれ亡くなっていくことを、あらためて感じました。

2015年1月14日 (水)

10月8日/1月2日~1月14日の雲

  

今日は1月14日。

今朝の雲は良かった。その雲も含めて、雲の写真を並べます。

  

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2014年6月8日撮影。出勤時に撮りました。

年末に写真を整理していたら、まだブログに載せていない雲の写真が見つかりました。

なかなかいい模様でした。

  

  

今からは2015年の写真です。

 

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1月2日撮影。うっすら積もった雪を撮りたくて出かけたときのもの。

  

  

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1月7日の朝の雲。これはこれでいいなと思っていましたが、

1週間後の今朝の写真は、この2枚を上回りました。

  

  

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これも1月7日の朝。勤務校からの撮影です。

雲の中を、飛行機が走り去ったあとのように思えます。

しばらくしたら、こうなっていました↓

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またまた1月7日の撮影↓

Rimg0067

Rimg0071  

勤務校の得意のベランダからの撮影。

最近は朝の写真が多いので、これな貴重です。

  

  

それでは今朝の写真を並べます。

 

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Rimg0104  

良かったなあ。何枚も撮影しました。

その一部です。

  

 

雲を眺めていただけましたか?

 

2015年1月12日 (月)

レビューから教えてもらったこと2.「ICT でなければできないこと」を考えよう、勉強しよう

  

今日は1月12日。

  

前投稿の続きです。

   

Amazonのアマゾン太郎さんのカスタマーレビューから引用します。

  

ICT 導入にともない外部業者が多くの教材アプリを持ち込んでくると思いますが、

単に「ICT でなくてもできること、なかんずく、

従来方法のほうが大きな効果を得られたであろうことを

ICT でやってみた」だけになってはいませんか。

「コンピュータを教える授業」はすでにコンピュータ室でおこなっています。

これから普通教室に導入されるICT 授業は、

コンピュータの使い方を教える授業ではありません。

「ICT だからこそ効果を上げられた」、「ICT でなければ得られなかった」ことは、

自分の頭で考えなければなかなか出てきません。

業者は「売らんがため」にバラ色のことしか説明しません。

日ごろ生徒に 「考えなさい」と言っているあなた、ぜひ考えてください。

すでにハウツーのような書籍やムックが多数出ており (このサイトで見てください)、

先行自治体における事例紹介もされています。

一つひとつの事例について、批判的な目を持って考えてください。

「それが必要 か」、「それは ICT でおこなわなければならないことなのか」、

「かえって従来方法のほうが生徒に混乱を与えないのではないか」など。

そこから、「ICT であってはじめて得られる効果」を持つ授業を導き出してください。

  

 

いい視点を与えてくれます。

このようなレビューが、Amazonのカスタマーレビューとしてだけ留まっているのは、

非常にもったいないと感じた文章です。

ただタブレット端末を受け入れるだけではなく、

考えましょう、そのためには勉強しましょうと言っています。

その通りだと思います。 

  

 

私は PC の常用歴が 20 年あるうえにプログラミングをしますので、

大変にいろいろなアイデアを持っています。

しかし、その面から見ると、ほとんどの教師は一般人と変わらないと言わざるを得ません。

はじめてまともに触ったコンピュータの類がスマホであったという人も少なくないのです。

そういった人は、PC で何ができるのか、可能性/限界がまったく理解できていません。

「ict 教育|授業」で類書の検索をし、内容から教員と思われる読者による書評を

ざっと読んでみたのですが、それをたいへん強く感じました。

上述「ICT でなければできないこと」、「ICT だから得られること」などを探すために、

教師には、思い切って、教育という側面からいったん離れて、

幅広くコンピュータの勉強をすることをお勧めします。 

 

  

  

教育という側面からいったん離れて、幅広くコンピュータの勉強!

なかなか厳しい要求ですが、

「ICT でなければできないこと」、「ICT だから得られること」などを

自分で探すためには、必要なことなのでしょう。
  

  
以上、カスタマーレビューを引っ張り出してきました。
  

本もAmazonで注文しました。(勉強しなくっちゃね)

このカスタマーレビューが書いてあった本ではなく、

この本です↓ 

619nimi7x5l 「ICTを活用した学び合い授業アイデアBOOK」

(愛知県岡崎市立葵中学校授業研究部著/明治図書)
  
  

  

  

同じ県内の中学校の実践。わからなければ見に行ける。


レビューから教えてもらったこと1.どのOSであるかは大事ではない

  

今日は1月12日。

  

教育とタブレット端末関連の本をインターネットで探していて、いい文章に出会いました。
 

  
Amazonの「つなぐ・かかわる授業づくり: タブレット端末を活かす実践52事例

(Gakken ICT Books)」(学研教育出版)のカスタマーレビューです。
 

「アマゾン太郎」さんの昨年12月27日のレビューです。
 

ここです↓

amazon つなぐ・かかわる授業づくり: タブレット端末を活かす実践52事例

    

引用します。

 

  

私 の自治体では、今 2014 年度までに自治体立のすべての小中学校の

すべての普通教室に1. 電子黒板、2. 書画カメラ、3. 教師用ラップトップ PC、

および 4.「生徒おおむね 4 人あたり 1 台」のタブレット PC が導入されました。


生徒用タブレット端末については、今後、「みなし一人一台」を経て、

完全一人一台に移行予定です。決定の経緯を正確に知るものではありませんが、

多くの教師がラップトップで Microsoft Windows (と Microsoft Office) を

長年使用してきたことを考慮したためか、「生徒おおむね 4 人あたり 1 台」の

タブレット端末の OS は Microsoft Windows 8 となりました。

学校という場において混乱のもとを作ることはありえないため、一人一台においても、

このまま Windows OS になるものと予想します。

一般に他の自治体においても、同種の理由に加え、

学校用副教材に対するところの確実なサポートという点から考え、

生徒用タブレッ ト端末は Android となることはなく、

Windows か iPad (iOS) のいずれかになることと思われます。

 

 

アマゾン太郎さんは、まずはタブレットが導入された時のOSについて述べています。

自分も、結局?Windowsかなと思っています。

堺市もそうであるし、CMでよく見かけるというのも理由になっていると思います。

  

  

教室用設備の全部、および「一人一台」時代のタブレット端末の費用の一部について、

また、一人一台となったとき、技術上、ほとんどの学校において

現状の無線ネット ワークやサーバ設備の大幅な増強が必要であり、

それらの費用については税金から拠出されるため、ICT 教育の結果は

実りあるものにしないと税金の無駄遣いのそしりは免れないことと思います。

現に、いち早く ICT 教育を導入した近隣の某国においては、

その教育効果に大いに疑問が投げかけられています。

  

  

近隣の某国というのが、昨日投稿したように韓国を指します。

韓国の実践は貴重な教訓だと思います。学ぶべきことです。

  

  

上記導入 (生徒へのタブレット導入) においても、それに先立ち、

学校ごとに教員に対する研修がおこなわれました。

若い教師の場合は、私用の携帯電話がほぼ間違いなくスマートフォンであるものの、

そのほぼ 100% の OS が Android か iOS のいずれかであるために

多少の混乱はあるかと思われましたが、

これまでラップトップやデスクトップの PC で使用してきたものが

Windows であることが多いため、そのあたりの致命的な混乱はなかったように思います。

どちらかといえば、そういったディジタル・ディバイド的な問 題は、

主問題を前にしては問題にならないと思います。

言うまでもなく最も大切なことは、これらをいかに教育効果に結び付けていくかです。

  

  

そうそう、Windowsであろうが、Androidであろうが、iOSであろうが、

業者には大いに大事なことですが、教員にはそれほど関係ないと思います。

教員にとって大事なのは「いかに教育効果に結びつけていくか」です。

この発想は、このレビューで確認させてもらいました。
 
  

先にツールがあって、それをどう利用するかと考えるのは、

本末転倒なことと昨日も書きました。

でも現実は、2020年に子どもたちが一人一台タブレットを使うことになります。

タブレットに可能性はあるのです。上手に使いたいです。
  

アマゾン太郎さんのレビューは続きます。      (次の投稿へ)


  

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3学期中にやりたいこと・・・タブレットのブログを公開したい

  

今日は1月12日。

  

先週始まった3学期。

この短い3学期中にやってみたいことはいくつかあります。

そのひとつの話。

  

勤務している市の小中学校の情報主任者会の中に、

今年度は提案して「タブレット部会」を作ってもらいました。

私を入れて8人のメンバーです。

何をやる部会かと言うと、タブレット端末に関する情報を流すブログの作成です。

ブログの名前は「毎日タブレット」としました。

8人で投稿していきます。

  

市の先生たちに「毎日タブレット」を見てもらって、

タブレット端末を購入して、授業や生活の中で使ってもらおうと考えました。

ブログなら、タブレット端末に映して、そこから映像を簡単に見せることができます。

  

ところがストップがかかってしまいました。

公開してはいけないと言われてしまいました。

ブログという形式がダメでした。

不特定多数の人の目に触れることがいけないようです。

市のセンターサーバーに入れて閲覧してもらえばいいと言われましたが、

それでは、タブレット端末に映る利点が生かせません。

「毎日タブレット」はパスワードを使って見るように言われ、

そのパスワードは、タブレット部会の8人のみが知る状態が条件の、

半公開ブログとなりました。

  

昨年5月27日からスタートした「毎日タブレット」

こうなったら内容勝負。

内容を積み上げていき、内容を充実させて、

それを見てもらって公開にこぎつけたいと思いました。

それが、1月11日現在で133本の投稿となりました。

  

そろそろ勝負したいと思います。

こんな内容ですが、公開してもいいでしょうか?と問いたい。

  

OKがもえらえるまでは、もちろん公開できませんが、

ブログ「毎日タブレット」133本投稿タイトル一覧を添付します。

こんな内容ですが、どう思いますか?h26.5.27~H27.1.11.docxをダウンロード

2015年1月11日 (日)

おばさん、きっと全ての話を聞いているよ

  

今日は1月11日。

  

平成20年に亡くなった母親の姉であるおばさんが今、生死をさまよっています。

昨年末に脳内出血で倒れました。

  

12月の初めに、父親と挨拶に行ったばかりのおばさんです。

※参考:ここでも道草 「稲荷寿司でシュー」は好評でした(2014年12月7日投稿)

 

 

お医者さんは、もう助かる可能性は低いという診断。

おばさんはベットに横たわり、意識がないようでした。

でも一生懸命呼吸をしていました。

「手を握って」と声をかけると、握り返してくれました。

伝わっているのです。不思議なことです。

意識がないように見えるのに聞こえているのです。

でも日が経って、握る力がだんだんなくなり、今年に入って握らなくなったそうです。

  

9日の日中に勤務校に電話があり、呼吸困難になったと連絡がありました。

年休をもらって病院に駆けつけました。

おばさんは、酸素吸入器をつけて、荒い息をしていました。

お医者さんも、「今日で息を引き取る可能性が高い」との診断。

ついにお別れかと、覚悟しました。

しかし、おばさんは頑張りました。

今も生き延びています。

昨晩、今晩と見舞いに行ってきました。

晩につきっきりで見守っている同い年のいとこ(おばさんの息子)と話をしてきました。

  

「ここで話していることは、(母親は)みんな聞いているじゃないかなあ」

「治って、葬式の話をしてたでしょと怒られるかもしれん」

と、いとこは笑いながら言っていました。

  

おばさんが復帰してそんな話を明るくできたらいいなと、切に思いました。

それくらいおばさんの呼吸は安定してきたのです。

でもまだ意識はないように見えます。

出血は止まったとはいえ、脳の中はどうなっているのだろう?

やっぱり全部話は聞こえているのでしょうか。

それに対して反応できない状態なのでしょうか?

隣町にいながら、なかなか話をする機会がなかったいとこと、いろいろな話ができました。

これもおばさんの導きかな。

それと、毎日飲んでいたビールも、金・土・日と飲んでいません。

なにかあったらすぐに飛んで行けるようにです。

最近、こんなに飲まなかったことはないです。

これまたおばさんの導きでしょう。肝臓を大事にしなよと言われているような・・・。

  

  

 

 

自宅の仏壇では、日々母親に応援を求めています。   

今もおばさんは、病室で頑張って呼吸しているんだろうなあ。

頑張ってよ!

  

  

デジタル授業の先進国、韓国の教訓

  

今日は1月11日。

  

昨年の「クローズアップ現代」(9月8日放映)で、

教育とタブレットに関する内容が扱われたようです。

  
私は見逃しましたが、NHKが番組の内容を全文載せてくれています。

とてもありがたいことです。

ここで読めます↓

NHK ONLINE クローズアップ現代

  

その中で注目したのは、デジタル授業の先進国、韓国の報告です。
  

4年前からICT教育普及に多額の予算を投じてきた韓国。

2015年までに1人1台のタブレット端末導入を目指してきました。

しかし、モデル校では、顕著な効果は出ていないようです。
  
 

教師の声
 

「タブレットだと、わかったつもりになっているだけで頭に何も入ってないでしょう。」
 

「確かに子どもは授業が楽しかったと言うかもしれませんが、

内容は身についていない。それがICTの限界です。」 
   
 

タブレット端末に依存しすぎると能動的に学ぶ姿勢が失われると指摘する専門家もいます。
 

「資料を検索すると早く結果が得られますよね。
 

でもそれは誰かの力で得られたもので、自分のものではありません。
 

他の人が解決したものを借りると、問題解決能力が落ちてしまうのです。」
 

  
子どもたちの読書量も落ちたそうです。
  
 

そうした批判を受け、2013年、政府は144校あったICT教育実践モデル校の

すべてで見直しに踏み切ったそうです。
 

それまで小学校では、タブレット端末を全学年のほとんどの授業で使っていましたが、
 

3・4年生の理科と社会に限定したそうです。
  
  
 

  

先進国の経験は貴重です。教訓です。

これからの私たちの実践に生かしていきたいです。
 

日本は、2020年を目指して、1人1台体制にしていくようです。
 

私の退職する直前。体験できるわけです。
 

実践したいという意欲が高まります。
 

  
  
日本でよく行われている一斉授業では、タブレット端末は向いていないとのこと。

「学ぶ時のスタイルが変わっていかないと、本当の意味でのICTの活用はない」

という先生の発言がありました。
 

本当は授業のスタイルが先で、

ツールであるタブレット端末が後なのが本当だと思います。

ツールに合わせた授業を考えるのはおかしいと思います。

でも、読み書きに困難のある学習障害児にとって有効なタブレット端末。

そんな障害児は、学級に一人はいると言われています。
 

そこにタブレット端末が入ってくる可能性は、意外と大きいと思います。
 

そうなると、授業にタブレット端末は入ってくると思います。
  
 

タブレット端末がある教室で、どんな授業をしていくのか。
 

本末転倒かもしれませんが、考えないといけないことだと思います。

2015年1月10日 (土)

「Newton別冊」からワーキングメモリの説明

  

今日は1月10日。

  

前投稿のつづき。

 

Newton別冊 能力のしくみ―記憶力,直観力,発想力,天才脳など

(ニュートンプレス)からの引用を続けます。

  

 

ワーキングメモリについて86~87pに書いてありました。

  

「前頭連合野は行動や感情をコントロールしている」

はさみをさがしにとなりの部屋に行ったとき、

何をさがしに来たのか忘れてしまった経験はないだろうか。

これには、「ワーキングメモリ(作業記憶)」とよばれている前頭前野の機能が関係している。

ワーキングメモリは、短期記憶の一種である。

だが、ほかの短期記憶にはない、重要な特徴がある。

それは、「行動のために使われる記憶である」ということである。

先ほどの例でいえば、「はさみをさがす」という行動を行うために、

「はさみ」についての記憶をワーキングメモリに入れておいて、

となりの部屋でその記憶を使ってさがすのだ。

このとき、声に出して「はさみ、はさみ・・・・」と連呼しつづければ忘れることはない。

ワーキングメモリとは、声に出すかわりに、

脳の中で暗唱しつづけるような機能である。(86~87p)  

  

「行動のために使われる記憶」という説明はわかりやすいです。

「脳の中で暗唱しつづけるような機能」はイマイチすっきりしない説明です。

どういうこと?

  

  

前頭連合野は、

目や耳などから得られる身のまわりの状況や体の内部環境(現在についての情報)、

将来の予定(未来についての情報)、記憶や知識(過去についての情報)などに

アクセスすることが可能である。 

そうしたぼう大な情報の中から、

自分にとって意味のある情報だけを選んで(これを「選択的注意」という)、

それを一時的に保持しておく(ワーキングメモリ)。

そして、その情報をもとに、行動や感情を適切に調節する。

前頭連合野とは、ワーキングメモリを中心とした脳全体を制御する

コントロールセンターなのである。(87p)

Epson344  

この図も頭の整理に役立ちます。

  

「選択的注意」というのが、ワーキングメモリの働きではなく、

前頭連合野内のほかの部分の機能のようです。

「選択的注意」にはホルモンの一つ「ノルアドレナリン」が重要な役割を果たしているようです。

引用します。 

  

「選択的注意とノルアドレナリン」

前頭連合野を含む大脳皮質などには、

ノルアドレナリンを神経伝達物質として放出するニューロンが、

脳幹から投射している。(ニューロン=神経細胞)

Epson542  

サル前頭連合野46野でノルアドレナリンのはたらきをさまたげると、

選択的注意の機能が低下することが報告されている。

選択的注意の異常は、ADHD・うつ病・パニック障害(不安神経症)に

関連していると考えられる。(87p)

  

 

「ADHD」の説明も引用します。

  

「ADHD(注意欠陥多動性障害)」

主に小児期にあらわれる精神疾患だが成人でも発症する。

一つのことに注意・集中することができず、落ち着きがなくなる。

考えずに衝動的に行動する。(87p)

  

ADHDは、ノルアドレナリンの分泌異常で「選択的注意機能」が働かない時に起きるし、

ドーパミンの分泌異常で「ワーキングメモリ」の機能が低下した時にも起きるようです。

なるほど。適切な判断ができないというわけですね。

ADHDについては、だいぶ見えてきました。

  

  

問題は「情動コントロール」です。

上の図でこう書かれています。

  

情動コントロール

前頭連合野は、ワーキングメモリにのった情報をもとにして、

情動をつかさどる大脳扁桃核や記憶をつかさどる海馬などの働きを

適切にコントロールする。(86p)

  

この文章の意味がイマイチよく理解できず。

  

扁桃核の役割は・・・・

扁桃体は快・不快の判断などを行っていると考えられています。

扁桃体が壊れると、自分にとって好ましいか好ましくないかが判断ができなくなってしまいます。

表情から相手の感情を読み取れなくなるそうです。

なので、本当は逃げるものに対して、平気で近づけたり、

怒っている人の近くに近づいていったりしてしまいます。

それが快なものか不快なものかを知っている役割が海馬なのだと考えます。

そうなると「情動コントロール」というのは・・・・・・う~ん、まだ十分理解できていない。

後日の宿題にしておこう。

  

  

まとめ。

ワーキングメモリは「選択的注意」機能を働かせて情報を得て、

さらに予定記憶や記憶・知識を利用して、次なる行動を決定する場所ということです。

指示は高次運動野に出され、行動に移ります。

ワーキングメモリトレーニングは、この流れがスムーズにいくように練習するわけです。

  

  

あとは「情動コントロール」の説明だなあ~。

 

寝る前に、どれだけ記憶に残せるか/前頭連合野

  

今日は1月10日です。

  

前投稿のつづき。

  

「怪人二十面相」は、江戸川乱歩さんが、子どもの頃に見た映画「怪盗ジゴマ」が、

アイデアのきっかけになったと知って、なるほどとうなずきました。

やはりアイデアは、記憶(経験)の組み合わせだと再認識しました。

  

  

Newton別冊 能力のしくみ―記憶力,直観力,発想力,天才脳など

(ニュートンプレス)からの引用を続けます。

  

「睡眠がひらめき力をあげることを示す実験」について122~123pに書かれていました。

それによると、同じ練習問題に取り組んだとしても、そのまま起きて取り組んだ人と、

一度寝て取り組んだ人では、寝て取り組んだ人のほうが、

早く問題の法則を発見して、解くことができるのだそうです。

ただし、それは寝る前に練習問題に取り組んだ時です。

寝る前に問題に取り組まず、寝てから初めて問題に取り組んでも、

睡眠をとらなかった人たちと差はなかったそうです。

寝る前に、どれだけ記憶に残せるかが大事なのです。

どうにかしたい課題があったなら、そのことを強く悩みながら眠りに入るのがいいわけです。

翌朝になにか浮かぶことを期待して。

  

  

  

そんな「ひらめき力」に関するページを見たかったのが、

本を手に入れたかった第一の理由です。

実はもう一つ、この本の魅力だったのは、

私の関心事のワーキングメモリについても書かれていたからです。

わかっているようであいまいであったワーキングメモリの確認をしようと思いました。

  

  

それではまずは、ワーキングメモリのある「前頭連合野」について引用します。

  

脳の中には、”脳の中の脳”ともいうべき、

最高次の中枢に位置すると考えられている部位がある。

それが、大脳前頭葉を占める「前頭連合野」である。(84p)

  

「前頭連合野」という言葉もあれば、「前頭前野」という言葉もあります。

どう違うんだと思っていました。

いろいろ調べての結論は、まあ同じものと考えていいということです。

脳の大きな皺によって、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉にわけられ、

その中の前頭葉の前方が前頭連合野と呼ばれます。

  

 

1848年、アメリカの工事現場監督であったフィニアス・ゲージ氏は、

事故によって前頭連合野の大部分を失ってしまった。

一命を取りとめたが、人望が厚かった彼の性格は一変して野蛮になり、

また将来への計画性をもつことができなくなってしまった。

覚醒剤や麻薬の多くも、前頭連合野の活動に影響をあたえて人格を破壊させる。

前頭連合野は、まさに”ヒトを人間たらしめる脳”であるといえるのだ。

ちなみに、ヒトの前頭連合野の大脳皮質に占める割合は約30%である。

一方、ネコの前頭連合野が大脳皮質に占める割合は2~3%しかなく、

ネズミはそもそも前頭連合野をもたない。(84p)

  

人間にとって大事な全頭連合野の中心がワーキングメモリなのです。

次につづく。  

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