レビューから教えてもらったこと1.どのOSであるかは大事ではない
今日は1月12日。
教育とタブレット端末関連の本をインターネットで探していて、いい文章に出会いました。
Amazonの「つなぐ・かかわる授業づくり: タブレット端末を活かす実践52事例
(Gakken ICT Books)」(学研教育出版)のカスタマーレビューです。
「アマゾン太郎」さんの昨年12月27日のレビューです。
ここです↓
amazon つなぐ・かかわる授業づくり: タブレット端末を活かす実践52事例
引用します。
私 の自治体では、今 2014 年度までに自治体立のすべての小中学校の
すべての普通教室に1. 電子黒板、2. 書画カメラ、3. 教師用ラップトップ PC、
および 4.「生徒おおむね 4 人あたり 1 台」のタブレット PC が導入されました。
生徒用タブレット端末については、今後、「みなし一人一台」を経て、
完全一人一台に移行予定です。決定の経緯を正確に知るものではありませんが、
多くの教師がラップトップで Microsoft Windows (と Microsoft Office) を
長年使用してきたことを考慮したためか、「生徒おおむね 4 人あたり 1 台」の
タブレット端末の OS は Microsoft Windows 8 となりました。
学校という場において混乱のもとを作ることはありえないため、一人一台においても、
このまま Windows OS になるものと予想します。
一般に他の自治体においても、同種の理由に加え、
学校用副教材に対するところの確実なサポートという点から考え、
生徒用タブレッ ト端末は Android となることはなく、
Windows か iPad (iOS) のいずれかになることと思われます。
アマゾン太郎さんは、まずはタブレットが導入された時のOSについて述べています。
自分も、結局?Windowsかなと思っています。
堺市もそうであるし、CMでよく見かけるというのも理由になっていると思います。
教室用設備の全部、および「一人一台」時代のタブレット端末の費用の一部について、
また、一人一台となったとき、技術上、ほとんどの学校において
現状の無線ネット ワークやサーバ設備の大幅な増強が必要であり、
それらの費用については税金から拠出されるため、ICT 教育の結果は
実りあるものにしないと税金の無駄遣いのそしりは免れないことと思います。
現に、いち早く ICT 教育を導入した近隣の某国においては、
その教育効果に大いに疑問が投げかけられています。
近隣の某国というのが、昨日投稿したように韓国を指します。
韓国の実践は貴重な教訓だと思います。学ぶべきことです。
上記導入 (生徒へのタブレット導入) においても、それに先立ち、
学校ごとに教員に対する研修がおこなわれました。
若い教師の場合は、私用の携帯電話がほぼ間違いなくスマートフォンであるものの、
そのほぼ 100% の OS が Android か iOS のいずれかであるために
多少の混乱はあるかと思われましたが、
これまでラップトップやデスクトップの PC で使用してきたものが
Windows であることが多いため、そのあたりの致命的な混乱はなかったように思います。
どちらかといえば、そういったディジタル・ディバイド的な問 題は、
主問題を前にしては問題にならないと思います。
言うまでもなく最も大切なことは、これらをいかに教育効果に結び付けていくかです。
そうそう、Windowsであろうが、Androidであろうが、iOSであろうが、
業者には大いに大事なことですが、教員にはそれほど関係ないと思います。
教員にとって大事なのは「いかに教育効果に結びつけていくか」です。
この発想は、このレビューで確認させてもらいました。
先にツールがあって、それをどう利用するかと考えるのは、
本末転倒なことと昨日も書きました。
でも現実は、2020年に子どもたちが一人一台タブレットを使うことになります。
タブレットに可能性はあるのです。上手に使いたいです。
アマゾン太郎さんのレビューは続きます。 (次の投稿へ)
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