校庭のトゲトゲの草木の正体「カラスザンショウ」
今日は令和7年6月3日。
勤務校の校舎北側には森があります。
そこに、これはウルシ?と思った木があります。
この木です。
ちなみに右下に少し写っているのが、
アカメガシワ。
用務員さんから、かぶれないと聞いたので、
ウルシに似ているニワウルシなのかと思いました。
しかし、写真の木には幹にも枝にもトゲがたくさんあります。
ニワウルシにはありません。
5月26日にこの木を伐採している時に、
幹に大きなシャクトリムシを発見。
その幹の部分を切り取って教室に持ってきました。
この写真のように、トゲトゲの幹に張り付いていました。
同定しようと思ったのですが、なんとかエダシャクだと思いますが、
同定には至りませんでした。
このシャクトリムシについては、
また後日書くことにして、
問題はこの木です。
この木の幹には葉痕がありました。
顔になっている葉痕です。
これって、あの本で見た覚えがあるぞ。
その本はこれです。
「ふゆめがっしょうだん」(福音館書店)です。
ここにありました!
これで、この木がなんであるか判明しました。
カラスザンショウです。
森の中に何本も生え、巨大になってきているし、
何よりあのトゲトゲ。
厄介な木なので、伐採してしまおうと思っていましたが、
待てよと思い始めました。
ミカン科サンショウ属の落葉高木。
意外にもミカン科。
アゲハの仲間の食草になっているのだそうです。
さらに、大きなシャクトリムシがいました。
葉痕も楽しい図柄であることもわかりました。
魅力的な木でした。
伐採するには勿体無いと思うようになりました。
昨日、さらに伐採したくないと思う出来事がありました。
次の記事で。
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