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2025年6月 3日 (火)

校庭のトゲトゲの草木の正体「カラスザンショウ」

    

今日は令和7年6月3日。

  

勤務校の校舎北側には森があります。

そこに、これはウルシ?と思った木があります。

Img_2235

この木です。

ちなみに右下に少し写っているのが、

アカメガシワ。

用務員さんから、かぶれないと聞いたので、

ウルシに似ているニワウルシなのかと思いました。

しかし、写真の木には幹にも枝にもトゲがたくさんあります。

ニワウルシにはありません。

  

5月26日にこの木を伐採している時に、

幹に大きなシャクトリムシを発見。

その幹の部分を切り取って教室に持ってきました。

Img_2286

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この写真のように、トゲトゲの幹に張り付いていました。

同定しようと思ったのですが、なんとかエダシャクだと思いますが、

同定には至りませんでした。

このシャクトリムシについては、

また後日書くことにして、

問題はこの木です。

  

この木の幹には葉痕がありました。

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顔になっている葉痕です。

これって、あの本で見た覚えがあるぞ。

その本はこれです。

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「ふゆめがっしょうだん」(福音館書店)です。

ここにありました!

Img_2358

  

これで、この木がなんであるか判明しました。

カラスザンショウです。

  

森の中に何本も生え、巨大になってきているし、

何よりあのトゲトゲ。

厄介な木なので、伐採してしまおうと思っていましたが、

待てよと思い始めました。

  

ミカン科サンショウ属の落葉高木。

意外にもミカン科。

アゲハの仲間の食草になっているのだそうです。

さらに、大きなシャクトリムシがいました。

葉痕も楽しい図柄であることもわかりました。

魅力的な木でした。

伐採するには勿体無いと思うようになりました。

  

昨日、さらに伐採したくないと思う出来事がありました。

次の記事で。

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