実験:子どもたちはヘビに気づき、怖れることができるか
今日は令和7年1月24日。
前記事の続き。
「霊長類はヘビを遺伝子レベルで怖がる」
これを通級教室で実験してみたいなと思いました。
ヘビのおもちゃを買いました。
それを、教室の入り口に設置したのです。
本当に遺伝子レベルで怖がるのか、
通級教室の子どもで確かめたかったのです。
1月20日。
教室の入り口には、衝立があります。
その下に、ヘビを設置してみました。
きっと驚いて、足をすくめるかなと思いましたが、
入ってくる子どもたちは、スルー。
全く気がつきませんでした。
おもちゃでも、効果があると思ったのだけど、
予想が外れました。
スルーした子どもたちと相談。
これから来る子どもたちが気づきやすいようにしたけど
どうしたらいいか。
上から垂らした方がいいという意見。
なるほど・・採用。
1月22日。
さらに今日は、ウロコがわかりやすいヘビを追加。
今日の4時間目の子どもは、初めてヘビに気がついて、
後退りをしました。怖れました。
これだけの反応は1週間で最も人間らしい反応でした。
思わず褒めました。
「あなたが一番人間らしい!いいぞ」
子どもたちの反応が悪いのは何故だろう。
しょせん、おもちゃで動かないので、
子どもたちの視野には入らないのでしょうか。
もしかしたら、本物のヘビを見た体験不足が、
ヘビを怖がらせる遺伝子を抑え込んでいるのでしょうか。
コメント