新説:霊長類はヘビを遺伝子レベルで怖がる
今日は令和7年1月24日。
1月5日放映の「ダーウィンが来た!お正月特集
ヘビのひみつ徹底解明!」は勉強になりました。
人間はヘビをなぜ怖がるのか。
そこに迫っている大学教授がいます。
聞き書きします。
【名古屋大学 川合伸幸教授】
もともと誰しもがヘビを怖がる
そういう仕組みになっている
(中略)
私たちの進化の過程で
サルの頃から私たちを捕食するものは
ヘビだけだったからです。
私たちはヘビへの対抗手段として
ヘビを早く見つける
そういう脳の仕組みと
目の仕組みを持っている。
【ナレーター】
人の祖先が木の上で暮らしていた天敵はヘビ。
隠れて待ち伏せるヘビを早く見つけるための
脳の仕組みが変化し、それを今も受け継いでいると言います。
通常、私たちの脳は、見たものが何なのか認識してから、
それが怖いかどうか判断します。
でもヘビの場合は、ヘビと認識する前に
すぐに恐ろしい存在として見つけ出してしまうんです。
ヘビを見て、反射的に怖いと思うのは、
進化の過程でヘビから身を守るために
手に入れた能力だったなんて、驚きですね。
ヘビを怖がるのは、祖先から引き継いだ人間の能力だったのです。
名古屋大学の川合伸幸教授の説は、
次の動画でも話題になっています。
YouTube: 【絵で見るギリシャ神話と蛇】蛇退治神話が世界中に多すぎる!?そして蛇は医学や商業の象徴にもなる!?一体なぜ??山田五郎が徹底解説【新春恒例干支シリーズ・巳年後編】
山田五郎先生が語っています。
これも聞き書きします。
【山田五郎さん】
怖い動物、他にもいるじゃん。
もっと怖い動物いるじゃん。
なぜヘビばっかり怖がられるのか。
やっぱり一つは、どこにでもいるからっていうのが
あると思うんだよ。
怖い動物でも、例えばライオンとかサイとかって、
いる場所、限られるんじゃん。
(中略)
それに対して、ヘビはどこにでもいるじゃん。
どこでもいるというのが、まず一つだね。
毒を持っているヘビもいる。
(中略)
それと神出鬼没。
(中略)
姿、形、動きが不気味。
いろんな理由が考えられるんだけど、
去年、名古屋大学の大学院の情報学研究科
川合伸幸教授のチームが、新説を出しているんですよ。
大前提として、霊長類はヘビを怖がるってのが
あるんだって。
いろいろなものがある中で、ヘビをいち早く見つけるんだって。
それじゃあ、その識別ポイントは何をもって
ヘビを見つけているかを猿で調査したんだって。
結果はウロコだってことがわかったんだよ。
(中略)
いずれにせよ、霊長類は遺伝子レベルでヘビを
恐れるようにできているらしいんだよ。
霊長類はヘビを遺伝子レベルで怖がる。
これって、昨年11月に出た新説だったのですね。
この説に乗っかって、通級教室で実験をしています。
次の記事で書きます。
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