東三河ふるさと公園でミノムシがぶら下がっていた
今日は令和6年10月23日。
ハリガネムシも生態が面白い生き物ですけど、
この虫の生態もなかなか面白いです。
10月21日に、ハリガネムシを見つけた
豊川市の東三河ふれあい公園で、
久しぶりにミノムシの巣を見かけました。
よっく見ると、葉っぱや茎、枝を使って、
上手に作っているなあと思います。
10月の中旬、この巣の中には、何がいるのか。
興味ありませんか。
そのためには、生態を知らなくてはいけません。
いい動画がありました。
ミノムシに詳しいです。
ゆっくり生物チャンネル 絶滅の危機?「ミノムシ」とは何者なのか?を解説
このサイトの写真を使いながら、説明していきたい。
ミノムシと呼ばれるミノの中にいるのが、
ミノムシと呼ばれる幼虫で、成虫になるとミノガという
蛾になります。
ミノガは世界にはたくさんの種類がいるそうです。
私が見つけたミノムシは、オオミノガのもののようです。
あちこちにあるらしいけど、私は今回、うんと久々でした。
この30年で、激減しているそうです。
その理由は、後で書きます。
害虫でもあるんですね。
ミノから上半身を出して、幼虫が葉っぱを食べるシーンは
驚きです。こんなのは見たことがないです。
他の動画で、この動くミノムシを探してみました。
動くミノムシを、生で見てみたいですね。
知識は得たので、視野の片隅でこのようなことが起こっていたら、
気がつくだろうな。
ミノの中で、メスのミノガが産卵。孵化した幼虫は、
ミノから出て、それぞれが自分でミノを作ります。
それで葉っぱを食べ、ミノの中で脱皮を繰り返し、
成長します。そして、幼虫の姿で冬を越します。
オスは、羽化してミノから脱けます。
口がない!
これは昔知って驚いた覚えがあります。
記事にしたかどうか、検索してみました。
ここでも道草 教室で越冬する予定のミノムシ(2008年2月8日投稿)
ここで驚いていました。
これが成虫?
交尾して産卵、孵化の手助けのみの機能を持つ成虫です。
これらの時期はいつ頃なのだろう。
るるぶKids. 実は絶滅危惧種!? ミノムシの季節や中身を知ってる?成虫のオスとメスの違いに驚き
ここから参考になる文章を引用。
ミノムシは初夏のころに卵から生まれ、秋までに木の葉っぱを食べな
がらどんどん大きくなり、冬はミノの中で冬眠します。
実はミノムシは秋の季語で、松尾芭蕉や正岡子規の俳句にも登場しま
す。また、清少納言の『枕草子』にもミノムシが登場することで知ら
れていて、季節の風物詩として時代を超えて愛されてきた虫なのです。
ちなみに、松尾芭蕉の句「みのむしの 音を聞きに来よ 草の庵」の
ように、みのむしが鳴くという表現をしたものが多いのですが、実際
にはミノムシは鳴きません。これは、同じように木の上に生息してお
り夏から秋にかけて「チン・チン・チン」と澄んだ音色で鳴くカネタ
タキという昆虫の鳴き声を、当時の人がミノムシの声だと勘違いした
ものだと言われています。
面白い話です。初夏の頃から孵化ですね。
より詳しく。
4月下旬から5月上旬に幼虫は蛹になります。
6月〜8月 羽化・交尾・産卵
6月〜10月 孵化・成長
10月〜翌年4月 ミノを閉じて越冬
こんな生活史です。
そうなると、私が東三河ふるさと公園で見かけたミノの中には、
ミノムシの幼虫がいて、冬眠に備えているわけです。
採取してきても、オスかメスかわからないので、
困ったものだなあ。
メスならば、羽化がみられないんだよな。
まだ動画の説明は続きます。
長くなったので、一旦記事は終了。
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