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2024年10月22日 (火)

東三河ふるさと公園でハリガネムシが泳いでいた

   

今日は令和6年10月22日。

   

ハリガネムシを子どもたちに見せたい。

そしてハリガネムシの生態を教えたい。

その特異な生態を。

  

昨年度もそう思いましたが、叶いませんでした。

見かける時には、見かけるのに、

教材として使おうと思うと、なかなか入手できません。

「大きなカマキリなんて、そこらで見るじゃん」と

言われても、簡単ではありませんでした。

  

そこで、先々日、Facebookで助けを求めました。

今手に入れたいのは、ハリガネムシが寄生したハラビロカマキリ。

そしてカマキリの卵嚢。

そう書いて発信しました。

 

声がかかりました。

私が中学生だった時の、理科の先生。

豊川市の東三河ふるさと公園で、

カマキリを見かけたという情報を届けてくれました。

 

そうか、あそこなら、山の中だし、

水もあるなと思い当たりました。

さっそく昨日(10月21日)に行くことにしました。

仕事を終えて、勤務校を出発したのは、午後2時ごろ。

  

久々の東三河ふるさと公園。

平日の午後ですが、駐車場はまあまあの台数。

飼育箱を持って歩き出しました。

歩き出して思いましたが、

いかにも何か採取してやろうという姿は、

こういう公園では、肩身が狭いなと思いました。

でも「草1本持ち帰るな」みたいな看板がないからいいでしょう。

欲しいのはハリガネムシ。

許してくれるでしょう。

  

「管理棟前の水路に、ハリガネムシがいましたよ」

この情報を元に、まずは管理棟前の水路に。

昔の記憶と違って、管理棟前の水路には、

一部しか水がなく、水は流れずにと水溜まり状態でした。

  

でもね、すぐに見つけたのです。

クネクネ泳ぐハリガネムシを。

ほぼ1分間撮影。


YouTube: 2024年10月20日 東三河ふるさと公園管理棟前 泳ぐハリガネムシ

この後、水中に手を突っ込んで、ハリガネムシをつかみ上げました。

そして飼育箱の中に入れました。

何年振りの感触。

気持ちいいものではありませんね。

でもこのドキドキ感が楽しい。

「爪の先から人間に入ってくるよ」という都市伝説。

信じちゃいないけど、そんなことをしそうな不気味さが

ハリガネムシにはあります。

ここでも道草 カマキリの実験、ついに成功(2008年10月3日投稿)

ここで私は初めて、ハリガネムシを触っていますね。

    

近くにカマキリがいないか探しました。

いました。

Img_8463

いました。

このカマキリが出たばかりのハリガネムシだと思います。

ふるさと公園にやってきて、ものの数分で、

ハリガネムシを手に入れることができました。

  

水路の写真。

Img_8465

 

ひからびたハリガネムシ。

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幸先良いスタート。

さらにいないか探しました。

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山に囲まれ、水路を水が流れています。

好条件。教えていただき感謝です。

この流れの元は、池でした。

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川として山から出てきた水は、この池で一回溜まり、

水路を流れていきます。

いかにも、水を求めたハラビロカマキリがいそうな雰囲気。

目を凝らして、よっく探しました。

  

おや、あれはカマキリでは。

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近くの水中にハリガネムシがいないか探しました。

1匹いましたが、ぐったりしていました。

もう昔に出たハリガネムシでしょうか。

このカマキリから出たハリガネムシは、

もうすでにパートナーを求めて、遠くに行ってしまったのかも。


  

とにかく、お陰様で1匹、ハリガネムシを手に入れることができました。

よかった。

今日から、子どもたちに見せて、できたら触らせて、

ハリガネムシの数奇な生態を教えたいですね。

BOOKBAND 泳げないカマキリを入水自殺させる「ハリガネムシ」の生態とは?

このサイトの絵を転載。

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