「となりのトトロ」/分厚い「纏向遺跡」
今日は令和4年8月20日。
テレビで、3週連続でジブリ作品を放映してくれています。
昨晩は映画「となりのトトロ」(1988年)を、
奥さんと一緒に観ました。
先週は映画「天空の城ラピュタ」(1986年)を、
娘もいれて3人で観ました。
11月に、地元愛知県にジブリパークがオープンします。
いつかそこに行った時に楽しめるように、
ジブリ作品を見ておかなくっちゃという気持ちです。
2本とも、ずっと昔に観ましたが、大方忘れていました。
でもあらためていいアニメ映画だなあと思いました。
社会科教師として、「となりのトトロ」の
このシーンに注目しました。
メイたちのお父さんが仕事をしているシーン。
並んでいる本の上に、
分厚い「纏向(まきむく)遺跡」と書かれた本が積まれています。
纏向遺跡なんて、新しい研究をしているんだ。
でも、映画の舞台は昭和30年代とのこと。
その頃に、纏向遺跡は、発見されているのか?
そんな疑問です。
1988年の映画です。
とっくに、そのことに注目している人がいるはずと思って、
調べました。
「こうごうざっき」と読むようです。
ここに詳しく書いてありました。
あの分厚い本の正体にまで触れています。
これは昭和51年(1976)桜井市教育委員会が刊行した桜井市纏向遺跡
の発掘調査報告書で、B5判・2分冊・箱付き・幅約15cmの堂々た
る体裁の(復刻版報告書を除くと)当時としては最も分厚い報告書でし
た。(中略)
『纏向』は当時の定価が2万円くらいしました。(今でも古書店では1
万円くらいで売っています)私も大学生の頃は、欲しいけど、高根の花
でした。同書の刊行時期と「トトロ」の時代設定(昭和30年代)とは合
っていません。しかし、宮崎監督があえてこの本を映画に登場させた
のは、その堂々たる風格と高級感が「大学の研究者が読むのにふさわ
しい本だ」と思わせたからではないでしょうか。
なるほどです。
8年前の文章を読んで、勉強になりました。
3週連続の、来週は、映画「耳をすませば」(1995年)です。
何もなければ、観るつもりです。
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