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2022年8月20日 (土)

「となりのトトロ」/分厚い「纏向遺跡」

   

今日は令和4年8月20日。

  

テレビで、3週連続でジブリ作品を放映してくれています。

昨晩は映画「となりのトトロ」(1988年)を、

奥さんと一緒に観ました。

先週は映画「天空の城ラピュタ」(1986年)を、

娘もいれて3人で観ました。

11月に、地元愛知県にジブリパークがオープンします。

いつかそこに行った時に楽しめるように、

ジブリ作品を見ておかなくっちゃという気持ちです。

2本とも、ずっと昔に観ましたが、大方忘れていました。

でもあらためていいアニメ映画だなあと思いました。

  

社会科教師として、「となりのトトロ」の

このシーンに注目しました。

Rimg1368

メイたちのお父さんが仕事をしているシーン。

並んでいる本の上に、

分厚い「纏向(まきむく)遺跡」と書かれた本が積まれています。

纏向遺跡なんて、新しい研究をしているんだ。

でも、映画の舞台は昭和30年代とのこと。

その頃に、纏向遺跡は、発見されているのか?

そんな疑問です。

  

1988年の映画です。

とっくに、そのことに注目している人がいるはずと思って、

調べました。

喉郷雑記 トトロと纏向遺跡(2014年)

「こうごうざっき」と読むようです。

ここに詳しく書いてありました。

あの分厚い本の正体にまで触れています。

 

これは昭和51年(1976)桜井市教育委員会が刊行した桜井市纏向遺跡

の発掘調査報告書で、B5判・2分冊・箱付き・幅約15cmの堂々た

る体裁の(復刻版報告書を除くと)当時としては最も分厚い報告書でし

た。(中略)

『纏向』は当時の定価が2万円くらいしました。(今でも古書店では1

万円くらいで売っています)私も大学生の頃は、欲しいけど、高根の花

でした。同書の刊行時期と「トトロ」の時代設定(昭和30年代)とは合

っていません。しかし、宮崎監督があえてこの本を映画に登場させた

のは、その堂々たる風格と高級感が「大学の研究者が読むのにふさわ

しい本だ」と思わせたからではないでしょうか。

  

なるほどです。

8年前の文章を読んで、勉強になりました。

  

3週連続の、来週は、映画「耳をすませば」(1995年)です。

何もなければ、観るつもりです。


  

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