「おれは一万石 塩の道」読破 縁を紡ぐ
今日は令和3年12月22日。
この本を読みました。
「おれは一万石 塩の道」(千野隆司著/双葉文庫)
「おれは一万石」シリーズの2冊目。
この年末年始は、このシリーズを読んでみようと思い、
図書館に数冊予約しました。
「先の八月二十五日、家治様が亡くなられた。そこで後ろ盾をなく
された田沼意次さまも、二日後には老中職を降ろされた。いよいよ
時代が変わる」
まず口を開いたのは、正国だ。一同は神妙に頷(うなず)いている。
(25p)
「おれは一万石」の1冊目で、危篤だった徳川家治が亡くなった。
次に老中になったのは松平定信です。
「おれは一万石」シリーズは、松平定信の治世を舞台にしていくようです。
どんな世の中だったのでしょう。
当時の武士や町人、百姓はどんなことを考えていたのだろう。
「おれは一万石」シリーズを読むことで、想像してみたいです。
「桜井屋へは、その方が話をつけたのか」
「ははっ。堤普請の帰路に出会いましてございます」
「小さな縁でも紡いだことは、よしといたそう。人との付き合いとは、
そうしたところから始まるものだ」
(219~220p)
縁の大事さを書いたところだと思います。
縁を紡ぐ。いい言葉だと思いました。
コメント